
ソウル仁川国際空港にある温浴・仮眠施設である SPA at Home(スパアットホーム)に行って見ましたので、お伝えします。
場所

場所は仁川空港のターミナル1にあります。ターミナル2にも同じ名前の施設があり、そちらの方が広く、新しいようです。

ターミナル1の地下にあります。夕方前と言う事もあり、人通りが少ないのですが、とりわけ同施設があるところは人通りが少ないところであります。まあ、深夜となると同施設めがけてくる人が多くなるのでそうでもないでしょうが。
料金
料金は以下のとおりです。
| シャワーと入浴のみ | 全日 | 2時間 | 11,000ウォン |
|---|---|---|---|
| サウナと仮眠 | 8-20 | 6時間 | 22,000ウォン |
| 12時間 | 28,000ウォン | ||
| 20-8 | 6時間 | 28,000ウォン | |
| 12時間 | 38,000ウォン | ||
| 超過料金 | 1時間 | 500ウォン | |
大きく分けると2種類あり、シャワーと入浴のみとそれにプラスでサウナと仮眠があります。サウナと仮眠は昼時間帯と夜間時間帯で料金が変わります。
ウォンは日本円の10分の1ぐらいのレートなので、シャワーと入浴のみでは1,100円程度、夜間泊まる代わりにサウナと仮眠を12時間利用した場合は約3,800円となります。
シャワーだけなら成田空港にあるようなユニット・シャワーブースの方が荷物を六花に入れたりも不要なのでかえって楽な気もするので、同施設はやはり仮眠室で横になるのがここではメインかもしれません。
ユニット・シャワーブースと言うものが日本独特ではありますが。
施設

シャワーについては、シャワーのみだけでなく数人が入られる大浴槽があるので体の疲れをとることはできます。以前来た時はiPhone Proのカメラみたく丸い浴槽が3つあったのですが、記憶にあまりないのですが、減っていた気もします。
ロッカーには当然、施錠が出来るので、リュック程度であれば収納は可能であります。
ブラシや整髪料等も充実しているのでわざわざ取り出す必要もなく便利であります。ただ、六花エリアと言うか脱衣エリアには長く腰掛けられるところはないのでシャワーのみの利用の場合は本当に着替えと汗を流してスッキリすると言う程度になります。

仮眠エリアのアクセスにはゲートがあり、ロッカーキーを翳してアクセスできます。シャワーのみプランの利用者とサウナ・仮眠プランの利用者をここで選別してるわけであります。

仮眠エリアについてはサウナと仮眠の料金プランを選択した人のみが利用できます。同プランでは当然、先述のサウナと浴槽も利用できます。ここは男女兼用となります。専用の館内着で利用となります。このほかに男女別のより深く眠れる暗いエリアもありますが、それほど広くないようです。
暑くも寒くもない感じで、何も掛けず3時間ぐらいぐっすり眠ってしまいました。
今回は夕方前に利用しましたが、ガラガラでした。深夜はそうはいかないので利用できないケースもあるかもしれません。


サウナは同エリアにあり、低温サウナ(40℃)と高温サウナ(69℃)があります。ただ、水風呂はないので、シャワーエリアに戻り、汗を流すこととなりそうです。サウナと水風呂を複数サイクル利用する使い方よりは長く1回入る感じでした。今回は眠くて利用しませんでした。

自動販売機がありました。ソフトドリンクは販売しているようでした。一方で、左側はバスアメニティ(歯ブラシや使い捨てシェーバー)などを販売していたもののようですが、そちらはカウンターで買うようです。
同施設の変遷
SPA at Homeは2025年5月にオープンしており、数か月の改装前の2025年3月まではSPA on Airという名称でした。個人的にはSPA on Airも6年くらい前にヨーロッパからの長距離フライトの後に利用した記憶があります。
その時と構成はほぼ変わらない感じであり、シャワーや浴槽はほぼ変わっていない感じです。
そのさらに前はSPA on Airと言う名前だったかは定かではありませんが、いわゆるスーパー銭湯とまでは行きませんが、上野や新橋にあるようなサウナに似た施設であり、水風呂と大浴槽と洗い場(シャワーブース)があった気がします。たしかアカスリもあったと思います。
その時代から随分、変遷したとも言えます。水道代や光熱費等が嵩張る割に仮眠ができないと言うクレームがあったのか不明ですが、オリジナルのチムジルバンよりは外国人の乗り継ぎ需要に合わせた方がよいのか、現在のスタイルに落ち着いているのもしれません。
最後に
今回は仁川空港のターミナル1にあるSPA at Homeを利用してみました。仁川空港が開港した頃から同じ場所でサウナがありましたが、時代とともにスタイルや運営会社(名称も)が変化していますが、ニーズはあるようです。
仁川空港がハブ空港として巨大化し、為替レート等でアジアを旅行する人が増えれば、ますますニーズは増えそうであります。単にホテル代を安上がりに済ますだけでなく、チムジルバンという韓国ローカルの文化をもっと楽しめれば良いのですが。