ANA株主優待券は現在、ピンク、緑、青が流通し、そして、最新の黄色の優待が出回り始めました。色別の有効期間などをまとめてみました。
ANA株主優待券とは
ANA株主優待券の正式名は株主優待番号ご案内書と言い、ANAホールディングスの株式を3月末、9月末時点で100株以上所有している株主に発行しています。
3月末時点で保有の場合は5月中旬に、9月末時点で保有の場合は11月中旬に、それぞれ発送されます。
有効期限
有効期限は発送された時期別に以下のとおりです。
5月中旬発送→有効期限 6月1日から翌年5月31日
11月中旬発送→有効期限 12月1日から翌年11月30日
いずれも発送された翌月から1年間の有効となっています。期限が来ればただの紙屑になり、チケットショップなどでは5月末と11月末に投げ売りがされているケースもあります。過去のように航空需要が旺盛であった時代でも1枚1,000円程度で売られていましたが、500円台まで落ちることも想定されます。
2021年11月最終の週末は27日(土)と28日(日)であり、これらの日に当月末で期限切れとなる優待券を購入し、そのまま空港に行くと超直前の購入でもお得にフライトできそうです。特に株主優待運賃は積算率75%であり、沖縄県各空港以外の目的地ではプレミアムポイント2倍キャンペーンが適用されるので、投げ売りをたくさん買い、同二日間に飛びまくる人も出てくることも想定されます。
株主優待割引運賃
国内線だけではありますが、株主優待券が最も威力を発揮するのが株主優待割引運賃であります。フルフェアな運賃の半額と二次流通で数千円で株主優待券を調達しても有り余るメリットがあります。
しかも、搭乗日当日でも購入が可能であり、フライトの変更も手数料がかからないという急な弾丸トラベルの切り札であります。
マイレージ積算率は75%と割引運賃なみですが、フレキシビリティを考えると優れた運賃であります。
また、プレミアムクラスにおいても株主優待割引運賃があり、こちらも搭乗日当日購入可能、変更手数料なしでフライト変更可能であり、マイレージ積算率は125%となっており、ダイヤモンド修業を早く終わらす切り札でもあります。
最近は株主優待割引運賃も有名になったのか直前でフライトを確保しようとすると結構、株主優待運賃が満席となっています。
以前は早期割引運賃で乗る人が多かったのですが、コロナ禍で早割では見通しが立てられないため、直前でも安い株主優待割引運賃に熱視線と言ったところかもしれません。
色別の有効期限一覧
ピンク色の優待券
有効期限 2020年6月1日~2021年5月31日
延長期間 2021年6月1日~2021年11月30日
延長されてきましたが、2021年11月末でその有効期限を迎えます。あと一週間では投げ売りもありそうです。
緑色の優待券
有効期限 2020年12月1日~2021年11月30日 2022年5月31日
こちらは有効期間が延長されています。半年間延長されています。
青色の優待券
有効期限 2021年6月1日~2022年5月31日
こちらはあと半年有効期限がありますが、緑色の優待券が延長となっていることから、さらに半年の延長の案内があることでしょう。
それがなければ脱コロナという事かもしれません。
最新の優待券
有効期限 2021年12月1日~2022年11月30日
新しい黄色が再び誕生であり、輪廻転生と言ったところです。有効期限が長いから買いと言うわけではなく、生ものと同じく賞味期限ぎりぎりの方がお手頃であります。生ものと違い、おいしさは変わりませんが。
色の違いで流通価格に差が出るか
2021年11月で言うと、優待券の賞味期限はピンク色→緑色=青色→黄色でありますが、それほど差はないようです。コロナ禍になってから有効期限の延長が続いており、色の差がなくなっているようです。
と言っても、ピンク色の有効期限は間際であり、1000円前半台が続いています。二次流通は恒常的に豊富であり、ANA便に乗ることが必要となった時にチケットショップで買うのが現実的かもしれません。
最後に
2021年11月末までのピンク色の優待券はかなり前からアンダー1500円で購入できていましたが、11/21に見てみましたが、残りわずかでは1100円~1250円ぐらいとなっています。11月最後の土日は27日、28日であり、当日には結構下がるかもしれません。リスク回避で売っていないところが大半ではありますが。