ANAロンドン発券で面白いルートがありましたので、お伝えします。
アンダー20万円のロンドン発券ホノルル・エコノミー往復
今回はANAマイル修行2023のスタートダッシュの2023年1月の旅程であります。
1月7日の土曜日にロンドンを出発します。年末年始をヨーロッパで過ごして帰る旅程でもあります。冬場のヨーロッパは寒く節電とかで結構寒い思いをして、暖かいところに行きたい反動が生まれるかもしれません。
日本には1月8日の夕方に到着するので月曜日から仕事には良いかもしれません。日本に戻ると既に新年行事は終わってしまっているので、逆に新年気分がないままのスタートをどう感じるか試してみたいです。
そして、その週の週末の13日の金曜日に成田空港からA380フライングホヌでホノルルに行きます。これまた貴重な経験であります。ハワイは1週間滞在としますが、途中にテレワークの日を挟んだりすると大型休暇でなくても実現できそうです。
バルコニーのテーブルにパソコンを置いて仕事というのも風情であります。実際は眩しくて、且つ、汗ばむとかで結局、室内のテーブルに移動しそうですが。そして、食費が高くて、丸亀製麺に結局入り浸ったりするかもしれません。高いですが。
そんな一週間を過ごした後に、1月21日土曜日に現地を出発し、翌日の日曜日午後に成田に到着します。こちらもA380であります。
そして、1月月末の28日に2023年2回のヨーロッパに降り立つこととなります。
運賃など
予約クラス S(50%加算)
プレミアムポイント 5,022PP
予約クラス L(30%加算)
プレミアムポイント 3,013PP
運賃は燃油サーチャージ等込みで199,190円であり、何と20万円以下となっています。底辺に近いSとLミックスのプレミアムポイント・トータルで8,035PPとなります。PP単価は24.79円/PPとなります。
2023年にプレミアムポイント2倍キャンペーンがあれば、もうちょっとまともになりますが。
燃油サーチャージは
手数料等の明細を見てみます。燃油サーチャージは海外発券ですが、ガッツリ課金されており、4フライト合計で93,800円であります。約半分を占める燃油サーチャージであります。
ビジネスクラスにアップグレードできるエコノミー運賃
上記の運賃はS+Lクラスで50%と30%加算であるほか、プレミアムエコノミーやビジネスクラスにアップグレードできない運賃であり、成田⇔ホノルル間は普通に利用できそうですが、羽田⇔ロンドン間はかなり疲労が出てくることが想定されます。
そこで、ビジネスクラスにアップグレードしたいとなるとHクラスの運賃が候補となります。同ルートでもHクラスの運賃の設定はあります。運賃等は下記のとおりです。
運賃 296,590円
予約クラス H(70%加算)
プレミアムポイント 14,060PP
プレミアムポイント単価 21.09円/PP
底辺エコノミーよりも単価的にもメリットがあります。ダイヤモンド狙いであれば、こちらの方が合理的とも言えます。さらに、ビジネスクラスにアップグレードできる可能性があるのはメリットであります。
プレミアムポイント2倍キャンペーンがあれば、やりますね。
成田⇔ホノルル間はプレミアムエコノミーでも十分くらいであり、食事も充実しているので、そこにアップグレードに費やすマイル数をセーブして、欧州線に傾注するというのが妥当かもしれません。特にロンドン線は最新ビジネスクラスシートの”THE Room”であるので是非ともビジネスクラスにアップグレードしたいところであります。
ちなみに、こちらのHクラスも燃油サーチャージはSクラスと同じ、93,800円であります。
2022年12月発券分より燃油サーチャージ値下げ
ANAでは2022年12月以降の燃油サーチャージについて、足元のシンガポールケロシン市場価格の低下を受けて、値下げをします。
今回のロンドン発券の場合の11月30日まで発券と比較したものが下表であります。それぞれ1フライトごとに課金されます。
~11/30 | 12/1~ | 値下額 | |
---|---|---|---|
欧州 | 334 | 254 | ▲ 80 |
ハワイ | 220 | 163 | ▲ 57 |
単位は英国ポンドであり、直近の為替レートは約167.9円であり、往復で欧州間が約26,864円、ハワイ間が約19,141円安くなり、トータルでは約45,825円の値下げとなります。
前述した運賃部分はそのままで燃油サーチャージだけが下がると最安エコノミーで15万円台、ビジネスクラスにアップグレードできる運賃で25万円台となり、かなり手が届きやすくなるのではないでしょうか。
まあ、需要が増えれば運賃側が上がるので、早い者勝ちはいつの時代も続きそうですが。
ロンドンからハワイ西と東周りでどちらが近いのか
ロンドンからハワイと言うとアメリカ経由の方が近いようにも感じ、言語的にも差し支えもなく、アメリカに入国してしまえば、後は国内線移動なので楽々な感じもします。
戊辰戦争的な暗部はあるかもしれませんが、そっちにつくのかみたいなことはないので、一番楽かもしれません。
大西洋周りでイギリスからスターアライアンスを利用して、ホノルルに行くタイ産の乗継となると、ニューアーク(EWR)かロサンゼルス(LAX)かサンフランシスコ(SFO)がメジャーであり、うまく時間がはまれば、1回の乗継でホノルルに到着します。
距離的には
LHR-EWR-HNL 8,427マイル
LHR-ORD-HNL 8,197マイル
LHR-LAX-HNL 8,012マイル
LHR-SFO-HNL 7,766マイル
であります。UA拠点のサンフランシスコまでダイレクトに飛んでホノルルに乗り換えるのがベストであり、飛行時間帯にもよりますが、ベストかもしれません。
一方で、ANAでの乗り継ぎを考えてみます。
距離的には
LHR-HNDxNRT-HNL 9,793マイル
LHR-HND-HNL 9,827マイル
となります。大西洋を渡った方が2,000~1,300マイルほど近く、さらに、昨今の事情でロンドンから東京までは遠いので、余計に飛行時間はかかるのであります。
それにもかかわらず、安い運賃を出すのは東京へのインバウンドとホノルル路線のロードファクターを上げたいと言うのがあるのかもしれません。ニッチではありますが、座席一つ埋まると%には大きな影響があり、是非、日本人も参加した方がいいかも知れません。
行きは羽田経由で入国しないが、帰りは成田経由で、都内で円安で買い物と言うのも有るかもしれません。
日本発はどんな航空券と組み合わせるのが良いかの
各航空会社のマイレージサービス口座に豊富にマイルがあるのであれば、特典航空券の往復や片道を利用するのも良いですが、マイルがない場合は日本発券と組み合わせるのが普通に考えてしまいます。
しかしながら、日本発券は燃油サーチャージが重くのしかかるため、そこはフリーにしたいところであります。そうするとソウル発券のロンドン往復と組み合わせると起点空港がソウルとなるので、ぐっと近づきます。
現在のソウルまでのアクセスはLCCのピーチやJR九州の博多港から釜山港まで就航しているクイーンビートル(日付限定)等があります。
また、デルタ・スカイマイルの特典利用において、スカイチーム加盟の大韓航空の日韓線の特典は以前とほぼ変わらないため、それを活用するのも手かもしれません。
もちろん、ALL NIPPON便を特典で利用するのも良いですが、混んでいるかもしれません。B787-8(78M)当たり前と思っていましたが、A320が入っていたりするので枠は少ない日が有ると言えます。
まあ、日々変わるので、アップデートしてその時に一番良いものをササッとポチるのが良いかも知れません。勇気がいる時でも有りますが。
韓国は入国の際にK-ETAなるものが必要となっており、入国72時間前までの申請なので、以前のように、当日の当日に発券というのは厳しくなっています。
最後に
ハワイのみではありますが、東京をハブとして、欧州とアメリカをつなぐ運賃については、以前はパリ発券でもありましたが、再来のようであります。
ヨーロッパに何度か行き、ハワイも行きたい場合には旅程を駆使して、安上がりにするのも良い旅の一歩かもしれません。