2024年はNA国際線2倍キャンペーンがなかったので、雑感してみました。
プレミアムポイント2倍キャンペーンはどんなもの
2023年は以下の通りでした。
対象路線 ANAグループ運航の国際線全路線
対象運賃 マイル積算可能な国際線全運賃
対象者 ANAマイレージクラブ会員
積算時期 月次で搭乗したプレミアムポイントを集計し、翌月末に積算
明細名 国際線 プレミアムポイント2倍キャンペーン
例 羽田⇒ニューヨークをエコノミークラスMで搭乗した場合
ついにプレミアムポイントバブルも終わったという感じの2024年の暮れであります。
2倍キャンペーンを活用するならこの路線
この記事ではクアラルンプール発券の北米(JFK)・エコノミーMクラス往復とソウル発券シドニー・ビジネス往復の比較であります。
ざっくりまとめると、まずはクアラルンプール発券のニューヨークJFK往復であります。
クアラルンプール発券エコノミーM
運賃 329,210円
予約クラス Mクラス(105%+400PP)
プレミアムポイント 25,112PP
PP単価 13.11円/PP
これが今回のプレミアムポイント2倍キャンペーンではPP単価が6.56円/PPとなります。
一方で、ソウル発券シドニービジネスクラス往復は以下のとおりです。
運賃 約336,554円
予約クラス Zクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 22,678PP
PP単価 14.84円/PP
これが今回のプレミアムポイント2倍キャンペーンではPP単価が7.42円/PPとなります。
前者の方がキャッシュアウト積算するプレミアムポイント的にも優れており、結果的に単価は0.9円ほど優れています。
ただ、ここで注視したいのはクラスの違いであります。クアラルンプール発券はエコノミーであり、ソウル発券はビジネスクラスです。とにかく安くと言う人はクアラルンプール発券となりますが、フライトは4セグあり、飛行時間はかなりかかります。
一方でシドニー発券は飛行時間も短いですし、ビジネスクラスなので快適であり、現在ステータスがなくてもラウンジが利用できます。まあ、金浦もシドニーもプライオリティレーンはなく、羽田はあるのですが、あまり変わらないのでそこはメリットは少ないですが、それだけです。
単価にフォーカスするとクアラルンプールですが、積算されるプレミアムポイント合計(2倍後)では以下のとおりです。
クアラルンプール発券 50,224PP
ソウル発券 45,356PP
となります。差が4,868PPありますが、搭乗クラスの差を比較するとその差は少ないと言えます。
あとはクアラルンプールに行く費用とソウルに行く費用の根差で4,868PP埋められるかと言うところでもあります。ビジネスクラスで修行と言うのはもったいない気がしますが、こうしたクラスを利用する人がダイヤモンドなどで絞めているのも事実であります。
2024年は何故なかった?
端的に言うと、キャンペーンをやらずとも利用者が多かったと言う事となりそうです。国内線も国際線も好調で、上級会員になろうとする人を敢えて造らずとも利用者が多いと言う事でしょう。左うちわと言ったところなのでしょう。
まあ、国際線については機材が少なくなっているので、絶対的な供給量が少なくなっているので、盤石とは言い難いところですが、高い運賃で収益力を上げているのではないかと思います。
そうした中で利益を棄損するようなキャンペーンを敢えてしなくてもと言う2024年だったのかもしれません。
最後に
2024年12月に入り、もう残り1か月を切っています。今からプレミアムポイントキャンペーン、しかも、国際線と言うのはまずないと思われます。2倍キャンペーンに乗っかって、ダイヤモンド会員になった人も残り4か月弱のダイヤモンドライフを楽しんでほしいところであります。
2024年にキャンペーンがなかったことで、スイートラウンジなどの混雑度がどうなるのか2025年4月以降確かめてみたいところであります。
まあ、2025年1月からプレミアムポイント2倍キャンペーンが来ると3月までに事前ダイヤモンドが続々と誕生して結局同じことになるかもしれませんか。