ANA国際線の区間マイル数を一覧化し、マイル減額キャンペーン時の特典航空券発券に活用できるため、まとめてみまた。
ANA国内線・減額マイルキャンペーン 2024年5月29日
ANAにキュン!というキャンペーンの名のもとに毎月29日、一日限りのセールであり、有償の国内線運賃を安く販売したり、マイルで飛行機に乗れる特典航空券のマイル数を通常よりも少なく利用できるような特典を用意していたりします。
今回、2024年5月29日はその2つが用意されており、減額マイルキャンペーンは通常よりはマイル数が少なく利用できます。
時期や発券期間は以下のとおりです。
搭乗期間 2024年
6月15日(土)~7月12日(金)まで
発券期間
2024年 5月29日(水)
対象路線
東北・北陸、中四国、沖縄発着の一部路線
減額マイル数
0-300マイル ▲3,100マイル
301-800マイル ▲2,600マイル
801-1,000マイル ▲3,100マイル
1,001マイル以上 ▲3,100マイル
梅雨の時期と言う事もあり、需要が減りがちな期間に需要喚起と言う事ではありますが、屋内でのイベントであったりすれば、災害級の天気でなければ、あまり関係ないかもしれません。
そして、区間距離により、マイル数を減額していますが、その区間すべてが利用できるというわけではなく、路線は限定されています。そういう意味ではANAトクたびマイルに近いと言えます。逆に言うと、座席供給数が多いところで同区間で空席が多いと言うところの座席を埋める作戦ともとらえられます。
ANA国内線 区間マイル数一覧
と言う事で、区間マイル数を把握するため、一覧化してみました。
ANAの日本国内の区間は羽田発着を中心に147路線が設定されています。以下のとおりです。
区間 | マイル数 |
---|---|
奄美大島⇔喜界島 | 16 |
徳之島⇔沖永良部 | 30 |
熊本⇔天草 | 42 |
長崎⇔壱岐 | 60 |
奄美大島⇔徳之島 | 65 |
長崎⇔五島福江 | 67 |
宮古⇔石垣 | 72 |
福岡⇔天草 | 78 |
福岡⇔対馬 | 81 |
鹿児島⇔種子島 | 88 |
札幌⇔函館 | 90 |
長崎⇔対馬 | 98 |
鹿児島⇔屋久島 | 102 |
沖縄⇔沖永良部 | 107 |
福岡⇔五島福江 | 113 |
大阪⇔高知 | 119 |
奄美大島⇔与論 | 125 |
福岡⇔宮崎 | 131 |
札幌⇔オホーツク紋別 | 133 |
札幌⇔釧路 | 136 |
札幌⇔女満別 | 148 |
札幌⇔青森 | 153 |
大阪⇔松山 | 159 |
札幌⇔利尻 | 159 |
羽田⇔新潟 | 167 |
札幌⇔稚内 | 171 |
羽田⇔富山 | 176 |
羽田⇔仙台 | 177 |
羽田⇔八丈島 | 177 |
沖縄⇔宮古 | 177 |
札幌⇔根室中標津 | 178 |
羽田⇔名古屋 | 193 |
沖縄⇔奄美 | 199 |
大阪⇔萩・石見 | 200 |
羽田⇔能登 | 207 |
羽田⇔小松 | 211 |
羽田⇔庄内 | 218 |
大阪⇔大分 | 219 |
福岡⇔屋久島 | 225 |
札幌⇔秋田 | 238 |
鹿児島⇔奄美 | 242 |
名古屋⇔松山 | 246 |
鹿児島⇔喜界島 | 246 |
沖縄⇔石垣 | 247 |
名古屋⇔新潟 | 249 |
仙台⇔小松 | 276 |
羽田⇔秋田 | 279 |
羽田⇔大阪 | 280 |
大阪⇔福岡 | 287 |
大阪⇔熊本 | 290 |
大阪⇔宮崎 | 292 |
鹿児島⇔徳之島 | 296 |
名古屋⇔大分 | 306 |
羽田⇔大館能代 | 314 |
大阪⇔新潟 | 314 |
名古屋⇔仙台 | 322 |
鹿児島⇔沖永良部 | 326 |
羽田⇔鳥取 | 328 |
羽田⇔徳島 | 329 |
大阪⇔鹿児島 | 329 |
大阪⇔長崎 | 330 |
札幌⇔仙台 | 335 |
大阪⇔福島 | 339 |
羽田⇔高松 | 354 |
羽田⇔岡山 | 356 |
鹿児島⇔与論 | 358 |
札幌⇔新潟 | 369 |
名古屋⇔宮崎 | 372 |
名古屋⇔福岡 | 374 |
名古屋⇔熊本 | 375 |
名古屋⇔秋田 | 380 |
羽田⇔米子 | 384 |
福岡⇔小松 | 390 |
羽田⇔高知 | 393 |
大阪⇔仙台 | 396 |
札幌⇔福島 | 400 |
名古屋⇔鹿児島 | 411 |
羽田⇔広島 | 414 |
名古屋⇔長崎 | 417 |
羽田⇔函館 | 424 |
沖縄⇔鹿児島 | 429 |
羽田⇔松山 | 438 |
大阪⇔秋田 | 439 |
沖縄⇔宮崎 | 455 |
羽田⇔岩国 | 457 |
羽田⇔萩・石見 | 474 |
沖縄⇔長崎 | 484 |
札幌⇔富山 | 493 |
沖縄⇔熊本 | 494 |
羽田⇔大分 | 499 |
羽田⇔札幌 | 510 |
羽田⇔山口宇部 | 510 |
仙台⇔広島 | 513 |
大阪⇔青森 | 523 |
名古屋⇔函館 | 525 |
羽田⇔帯広 | 526 |
札幌⇔小松 | 529 |
羽田⇔北九州 | 534 |
福岡⇔沖縄 | 537 |
羽田⇔釧路 | 555 |
羽田⇔宮崎 | 561 |
沖縄⇔北九州 | 563 |
羽田⇔福岡 | 567 |
羽田⇔熊本 | 568 |
福岡⇔新潟 | 572 |
羽田⇔旭川 | 576 |
大阪⇔函館 | 578 |
羽田⇔佐賀 | 584 |
札幌⇔静岡 | 592 |
羽田⇔鹿児島 | 601 |
羽田⇔根室中標津 | 605 |
沖縄⇔松山 | 607 |
羽田⇔女満別 | 609 |
羽田⇔長崎 | 610 |
名古屋⇔札幌 | 614 |
沖縄⇔岩国 | 614 |
羽田⇔オホーツク紋別 | 623 |
沖縄⇔広島 | 650 |
仙台⇔福岡 | 665 |
大阪⇔札幌 | 666 |
沖縄⇔高松 | 677 |
羽田⇔稚内 | 679 |
福岡⇔宮古 | 683 |
宮古⇔福岡 | 683 |
名古屋⇔旭川 | 686 |
札幌⇔岡山 | 708 |
福岡⇔石垣 | 737 |
名古屋⇔女満別 | 738 |
大阪⇔旭川 | 739 |
大阪⇔沖縄 | 739 |
札幌⇔広島 | 749 |
大阪⇔釧路 | 753 |
札幌⇔松山 | 791 |
大阪⇔女満別 | 797 |
名古屋⇔沖縄 | 809 |
沖縄⇔静岡 | 863 |
札幌⇔福岡 | 882 |
大阪⇔宮古 | 906 |
大阪⇔石垣 | 969 |
名古屋⇔宮古 | 979 |
羽田⇔沖縄 | 984 |
名古屋⇔石垣 | 1,044 |
沖縄⇔新潟 | 1,052 |
沖縄⇔仙台 | 1,130 |
羽田⇔宮古 | 1,158 |
羽田⇔石垣 | 1,224 |
札幌⇔沖縄 | 1,397 |
羽田を中心にANAグループで運航していますが、羽田⇔北九州などANAが就航していない路線でも特典航空券として区間マイル数が設定されています。
近年では、地方創生と言うか地方のインフラ確保として九州の離島路線はアライアンスの垣根を越えてJALグループとANAグループが同一運航便でそれぞれの便名を設定していたりします。ほとんどはJALグループ便の運航が多く、有償運賃でもANA便名で予約するのは厳しい日もあるので、実際は特典航空券で予約するのはレアかもしれません。
147路線のうち、一番短い路線は奄美大島⇔喜界島の16マイルであり、最長は札幌⇔沖縄の1,397マイルとなります。
区間マイルの路線数は以下のとおりです。
0-300マイル 52路線
301-800マイル 82路線
801-1,000マイル 7路線
1,001マイル以上 6路線
147路線の平均区間マイル数は442マイルであり、羽田⇔松山くらいの距離が日本の平均距離と言う事になります。
ライフタイムマイル計算にも重宝
また、特典航空券を引き出す際に目的区間の区間マイルを調べるだけでなく、ライフタイムマイルの計算にも有効と言えます。
上級会員になるプレミアムポイントは有償での利用が前提であり、購入する運賃やクラスによってプレミアムポイント積算率が異なり、エリアにとっては路線倍率が異なり、一概に計算はできません。
一方で、ライフタイムマイルは特典航空券でも有償航空券でも平等に区間マイル数が積算れるので、各区間のマイル数を把握しておけば、あと何回フライトすれば、ミリオンマイラーになるのか逆算もできます。
また、キリマイル数でミリオンマイラーを達成した場合は現在のライフタイムマイル数から逆算して、どの路線を組み合わせれば良いかも考えることができます。もちろん、いつでも遭遇できるわけではなく、2回のフライトで会わなければ、短距離を3回以上搭乗すると言う事もあり得ます。
ただ、あと少しでミリオンマイラーと言う時に奄美大島=徳之島、羽田=オホーツク紋別の合計マイル数でキリマイル数となるとしてもその2区間以外は他キャリア便名での移動や地上移動が発生するので、経済性が優れないため、基本的には羽田発着で羽田を出発して、羽田到着の2往復で計算するのが良いと言えます。
以下は羽田発着路線のマイル数です。
空港名 | マイル数 |
---|---|
新潟 | 167 |
富山 | 176 |
仙台 | 177 |
八丈島 | 177 |
名古屋 | 193 |
能登 | 207 |
小松 | 211 |
庄内 | 218 |
秋田 | 279 |
大阪 | 280 |
大館能代 | 314 |
鳥取 | 328 |
徳島 | 329 |
高松 | 354 |
岡山 | 356 |
米子 | 384 |
高知 | 393 |
広島 | 414 |
函館 | 424 |
松山 | 438 |
岩国 | 457 |
萩・石見 | 474 |
大分 | 499 |
札幌 | 510 |
山口宇部 | 510 |
帯広 | 526 |
北九州 | 534 |
釧路 | 555 |
宮崎 | 561 |
福岡 | 567 |
熊本 | 568 |
旭川 | 576 |
佐賀 | 584 |
鹿児島 | 601 |
根室中標津 | 605 |
女満別 | 609 |
長崎 | 610 |
オホーツク紋別 | 623 |
稚内 | 679 |
沖縄 | 984 |
宮古 | 1,158 |
石垣 | 1,224 |
エクセルで行と列にこの数字を入れて、合計すれば羽田発着で2区間で必要なマイル数が出てくると言えます。ミリオンマイラー到達までに国際線が一番早くクリアする方法と言えますが、キリマイル数となると負荷し過ぎて、キリマイルを超過してしまうと言えます。そうした場合に、最後の調整弁役として、国内線でヒットする組み合わせの中で往復であれば、ラッキーですし、同じエリアであれば、地上移動を使用しても低コストで抑制できます。簡単そうですが、結構難しいのも色気があるところであります。
最後に
984、510、280、3,312、3,345の数字を見たたら、すぐに反応してしまう人も多いかと思いますが、鹿児島⇔徳之島間296マイルもあったり、大阪から旭川と大阪と沖縄が同じマイル数だったりと意外な距離感覚を掴めるかもしれません。
鉄道の場合、レギュラーサイズの時刻表を冊子が膨らむくらい、自宅で妄想旅をする人が多いかもしれませんが、区間マイル数一覧からプレミアムポイント修行やライフタイムマイル到達までの旅程を妄想するのも良いかもしれません。自己満足のロマンがあります。
何よりも、区間マイル数を把握すると距離感やトクたびマイルのお得感が実感できるようになると言えます。