デルタ、スカイマイル・プラチナメダリオンのステイタス延長がアプリで確認できましたが、実際に搭乗でき、その特典の享受と次なるプラチナステイタスの更新をできるのか考えてみました。
プラチナメダリオンのステイタス延長の確認
デルタでは新型感染症が世界的に拡大し、航空機の運航ができないことから、上客であるメダリオン会員向けにステイタスの延長を発表しています。これは2021年までの期限を1年間伸ばし、2020年までにするものであり、4月に発表されていました。
ステイタスマッチ「スカイマイル・ステータスマッチ・チャレンジ」でメダリオン会員となった”なんちゃって会員”の言及はなかったため、あきらめていました。
しかし、先日、同社のアプリを含めたアプリの大量アップデートの後に確認すると有効期限が2022年1月までと延長されていました。
以前にダウンロードしていたWalletでは2021年1月となっていたため、延長は確実に確認できました。
ステイタスマッチで取得したステイタスポイントは20,207MQMであり、18万円の費用が掛かりましたが、これで1年間延長となると気分的には救われる感じもあります。
スカイマイルのステイタス特典は日本国内では限定的
デルタ航空はスカイチームに加盟しており、加盟している航空会社の利用でもメダリオン資格は享受できるものの、日本国内のキャリアではスカイチーム加盟の航空会社はありません。
目下、移動の制限がされており、ようやく日本国内において県間移動の道筋が見えてきているところであり、国際線は運航している航空会社も徐々に増えているものの、検疫についてはかなりの期間を拘束されてしまうため、今年の年末でどうかといったところとなります。
国際線搭乗でメリットのあるスカイマイル・メダリオンですが、それがほぼ有効活用できないと言うこととなります。
唯一メリットとしては日本国内線(ANA/JALほか)を利用した場合に、搭乗後にその搭乗券をスカイマイル事務局にメールで申請書と共に申請すると1フライト500マイルを獲得できる「デルタニッポン500マイル」キャンペーンとなります。
このキャンペーンは2020年から大きく変化し、一般のスカイマイル会員の場合は、これまでは何も資格や提携カードを保有していなくても10フライト(5,000マイル)獲得できましたが、それがなくなり、最安でも数千円の年会費のクレジットカード保有が条件となりました。
一方でメダリオン会員の場合はデグレがあったものの、20フライト(10,000マイル)が獲得可能であります。
しかも、ステイタス延長となるとことも来年もそれが固定費フリーで出来るとなるとメリットが大きいと言えます。
国内線をガンガン搭乗して、この部分でマイルが貯められるのは救いかもしれません。
2021年のステイタス修行は
2020年の国際線での移動は仕事では可能になるかもしれませんが、移動の履歴など各所で監視されることとなりそうであり、事実上厳しいかもしれません。
そう考えると来年2021年がステイタス修行の時期となりそうですが、スカイマイルのステイタスポイントの積算率は提携のキャリアによって大きく違います。
主にスカイチーム加盟航空会社(自社、エールフランス、KLM、中国東方航空、大韓航空、アエロメヒコ、アリタリア)の他、ヴァージンアトランティック、ヴァージンオートストラリア、そして、最近ワンワールドを脱退したLATAMなどのコアグローバル提携航空会社ではアッパークラスでは200%,150%という魅力的な積算率があります。
一方でそれ以外の提携航空会社(アエロフロート、ベトナム航空、チャイナエアライン、ガルーダインドネシア航空など)については、上限が100%となっており、ステイタスポイントを貯めるのであれば150%以上のキャリアで貯めたいところです。
デルタ・スカイマイルでは自社便に最低いくつ搭乗または自社で最低何ポイント必要と言う制限がないため、インターアジアでもステイタスの確保は可能です。
特にアジアではビジネスクラスでコスパの良い中国東方航空(MU)は魅力的ですが、中国本土を経由することから、すべて自由となったとしても少し気になるところもあります。
また、米中関係如何ではどうなるかわからないところもあり、厳しいかもしれません。
折角、延長していただいたステイタスですが、あきらめるか考えてしまうところです。2021年はANAのステイタス修行も本格化し、運賃がどうなるかわかりませんし、オリンピックもあり、再びチケットが高騰と予約困難となる可能性もあります。
最後に
クレジットカード保有では持てない上位クラスのステイタスをデュアルで確保していると旅行が結構快適であります。
スカイマイルがステイタス延長を発表し、実際にアプリで有効期限の延長が確認されるとホッとするものです。
一方で、現状の世界情勢の見通しが効かないところが何ともと言う点であり、ステイタス修行の分散が厳しいところでもあります。