海外発券ではありますが、近場のソウルからアフリカ南部のインド洋の島国であるモーリシャス行きが安いので記事にしてみました。
ソウル発券モーリシャス行き、エア・インディア ビジネスクラス片道
今回は夏休みシーズンの8月中盤であります。ソウルを正午過ぎに出発し、デリーには7時間半後の16時前に到着します。ここで4時間ほどの乗継待ちをして、国内線でムンバイに行きます。機材はなぜかボーイング777-300ERという豪華仕様であります。
ムンバイでまた、4時間超の乗継待ちでモーリシャスに向かいます。ここからはエアインディアの便名は振られているものの、実際の運航はモーリシャス航空であり、機材はA330-200であります。シートはオンボロ330とか思うと、スタッカード配列のようであり、フルフラットシートであります。約6時間でモーリシャスに到着します。
モーリシャスの空港はサー・シウサガル・ラングーラム国際空港(MRU)であり、首都ポートルイス最寄りの空港です。空港名はサーと付くように初代首相名がつけられています。
基本的には歴史的な事情から欧州の各都市間を欧州キャリアが就航しているほか、地理的に近い南アフリカ航空の他、近隣の島々のキャリアが就航しています。
国営のモーリシャス航空のみがアジアに乗り入れていますが、現在はエアインディアと提携しているのかムンバイでの接続が多くなっているようです。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃は約140,569円であります。予約クラスは全区間Zクラスであります。便名は全便AIでありますが、ムンバイからモーリシャスまではモーリシャス航空の運航のため、ANAマイレージクラブではプレミアムポイントは積算されません。
AIのZのAMCにおける積算率は125%+400PPであり、対象路線の積算合計は5,301プレミアムポイントであり、プレミアムポイント単価は26.52円/PPであり、マイル修業とはいいがたい単価でありますが、日本からモーリシャスまでビジネスクラスで行こうとする往復50万円から90万円くらいかかるので、片道とは言え、破格と言えます。
モーリシャスとは
モーリシャスはインド洋にある島国であり、スリランカやモルジブよりさらに南に進み、アフリカ南部手前にあります。付近(と言ってもかなり遠いですが)にはマダガスカルやセイシェル、レユニオン、ちょっと昔に話題となった軍事要塞のディエゴガルシア島があったりします。
産業は農林水産業や鉱業、観光業であります。スーパーでモーリシャス産のマグロとか見かけると思います。ちなみにタコは同じモで始まる国でもモーリタニア産かモロッコ産が多い気がします。
特筆すべきはダイヤモンドを輸入して加工するビジネスが多く、同国からのお土産ではダイヤモンドが多いのも特徴的であります。ダイヤモンドの産地であるアフリカ南部が近いのか日本で買うよりも相当安く購入できるようです。
個人的にはダイヤモンドは年に1回しか、いくら航空券を購入してもしても貰えないので、モーリシャスで買うことはないでしょう。
そして、なんと言っても欧米のリゾート地であります。モルジブまでは日本からも行く人は多いですが、モーリシャスとなると知ってはいてもなかなか手ならぬ、脚が届かない場所でもあります。
結構な辺境な地でありますが、大手ホテルグループのホテルを調べてみると以下のとおりです。
マリオット系 JWマリオット、ウェスティン、ルメリディアン、デザインホテルズ
IHG系 インターコンチネンタル、ホリディイイン
ヒルトン系 ヒルトン
日本並みに高額ではありますが、欧州からの需要が高いようであります。
モーリシャスからの復路は
ソウルから行く時は破格ですが、モーリシャスから日本に向かう場合はビジネスはもちろん、エコノミーでも高額であります。特典航空券なども検索しても出て来ないエリアでもあります。
そうした際に検討できるのは南アフリカまで出て、南アフリカ発券の活用が期待できそうであります。シンガポール航空を活用して、日本に戻ると言うのがもっともメリットがありりそうです。
また、隣国のマダガスカルにも、モーリシャスからもヨハネスブルクからも直行便が有るため、マダガスカルに寄り道してから南アフリカ経由で帰国と言うのも有るかもしれません。
最後に
モーリシャスというなかなかリゾートに関心がないとよくわからない場所でありますが、調べてみると日本から行くのはとてもレアであり、貴重な体験が出来そうな場所でもあります。
そんな目的地の航空券がソウルから破格であり、且つ、ANA上級会員のメリットを生かせるとなると行きたくなってしまいます。また、周辺のマダガスカルやレユニオン、アフリカ南部なども関心が高いので、気になるところでもあります。