大韓航空のエアバスA330-300のビジネスクラスに搭乗しましたので、お伝えします。
セントレア発のA330-300
クリスマス時期だけあり、ツリーが飾られていました。羽田T2よりも大きい位です。
個人的にはクリスマスよりもこちらの方がいつ再開するのかが楽しみであります。再オープンの時にはプライオリティパスで入浴できると良いのですが。。。
昨夜、ホテルでいただいた3,000円のクーポンは結局、MUJIでインナーと靴下に変わりました。この先、連戦があるので、出来るだけ荷物を増やさないように低コストでインナーは調達しておきます。こういう展開なのであれば、今回は手ぶらでも良かったです。
ちなみに店名にto Go とありますが、無人ではありませんでした。
搭乗口はKALラウンジから最も近い19番搭乗口です。ある意味、海膳空膳で搭乗のアナウンスが聞こえるまで、飲んでいても良さそうであります。
残りわずかですが、エリートプラスなので優先搭乗であり、一番乗りでした。まあ、ビジネスクラスなのでどっちにしても同じではありますが。搭乗橋は到着側の高さに合わせているので、出発側は長いスロープを降りる形となります。
A330-300のプレステージスリーパー
大韓航空の場合、ワイドボディ機はA380-800、B747-8i、B787-9、B777-300ER、B777-300、B777-200ER、A330-200、A330-300と結構幅広く持っています。仁川の貨物需要が多いことも影響しているでしょう。
そんな中で本日はA330-300でした。セントレア線は小型機のB3が入る時も有りますが、今回は333とラッキーでした。
シートはかなりクラシックな2-2-2配列であります。シート自体はヤレ感がありますが、ゆったりとしたのが特徴であり、変に狭いヘリンボーンやスタッガードよりはこちらの方が開放的で良いです。
このシートは一応フルフラットになり、プレステージスリーパーとして呼ばれています。
セーフティカードとスリッパはシートポケット、機内誌と機内食メニューはブックシェルフと切り分けがあるようです。ANAの場合、ビジネスクレードルではひとまとめにシートポケットに入れております。
A330-300の古臭いビジネスクラスで一番いいのはこの広い空間であります。だたっ広いですが、これが何とも言えない開放感であります。
真ん中席は分かち合うカクテルテーブルであります。あまり乗ったことがない人はいきなり、ここにパスポートと搭乗券を置いてしまったりしますが、それもまた、ビジネスクラスな旅であります。
このシートはかれこれ20年くらいは経つのでしょうか。当時は結構、高機能を謳っていましたが、現在は簡単操作に落ち着いています。結局、座っていて背もたれがきつく感じるか、寝ているかなので試行錯誤の歴史に見えてしまいます。
フリース地にブランケットであります。意外とこういう肌触りとか韓国のものは良かったりしますね。まあ、暑がりなので、あまり使用することはありませんが。
最近、見慣れたモーニングカームと分厚いSKYSHOPです。航空会社もアマゾンと提携して、搭乗中はアマゾンプライム状態で買い物できるとかにした方がなんか面白そうであります。
ウェルカムドリンクはピンクグレープフルーツでした。日本とは違い、甘めでした。韓国ではジュースは甘い方が好まれるのでしょうか。
セントレアで混雑と言うイメージは一度もなく、今回もすぐに離陸であります。長さ3,500m、幅60mと羽田よりも長い滑走路であります。成田と関西は日本一の4,000mではありますが。
プレステージ機内食
ベルトサインオフになるとすぐに機内食であります。日韓線は基本的に羽田でもセントレアでも福岡でも中身は多少違いますが、構成はほぼ一緒であります。
アルコールに機内食メニューと並びます。メニューは下記のとおりです。
前菜:クルミとオーガニック野菜のサラダ
メインコース:韓国風ビーフとタコのシチューにご飯とおかずを添えて
または
チキンのローストを粒マスタードソースで仕上げました ポテトと野菜を添えて
ブレッド:黒ゴマロール
デザート:新鮮な季節のフルーツ
福岡線はビーフ一択でしたが、セントレア線ではチキンとの選択が可能でした。離陸前に注文をすると隣の韓国らしきおばちゃんがチキン頼むの?みたいな口調で問いかけてきました。(韓国語で)もちろん、普通だとビーフは頼みますが、前回はビーフでしたので、チキンが如何ほどか試したいと言うことであります。
と言うことで、ワンプレートで提供されます。メイン以外はほぼ共通仕様であります。茶色に偏らず、色彩は結構豊かであります。
しょっぱい焼き鳥を食べた後だけに、味は薄く感じてしまいましたが、それほどという事もなく、完食しました。機内食の野菜の王道であるポテトとインゲンであります。インゲンは外国人には受けが良いのでしょうか。オマーンとが良く栽培しているのは聞きますが。
デザートは梨とスイカとオレンジで並びも共通仕様であります。物自体は結構良く、ジューシーであります。
グラスが空いているとCAさんが気が付いたのかワインのお代わりを勧めてくれます。セントレア線だと少し時間があるようであります。
今回はさらに、おつまみ付きでした。肉味のプレッツェルであります。GABAN風なパッケージがスパイシーさを予感させます。味はちょっと濃いめでしたが、なかなかでした。
まったりポートな時間となり、機内は静かになります。2-2-2配列の同シートはマッサージチェアぐらいしかイメージがないフォルムのビジネスクラスのシートであります。
厳冬のソウル路
朝鮮半島に入り、厳冬な山々の景色が見えます。地上はマイナス10℃以下なことでしょう。しかし、とても澄み切っています。
そして、間もなく、ソウル市内上空に入ります。金浦空港が良く見えます。ソウル市内も白くなっています。午後の時間帯でも白いという事はやはり、地上は相当寒そうです。
飛行ルートは割と直線的であります。仁川空港手前で待たされるようなこともなく、そのまま離陸でした。前回、ちょっとだけ訪問した平昌は結構、北にあることがわかります。
そして、仁川空港に到着です。仁川空港はかなりバージョンアップしており、空港の島内に交通システムが出来たり、その駅付近にホテルが出来たりと変わっているようです。ホテルのレートが良ければ乗り継ぎの際は仁川市内まで行かなくて良いかもしれません。
いたるところに雪が凍り付いている仁川空港でした。この日は夕方でマイナス13℃ぐらいでした。北海道でもなかなか味わえない気温であります。
降機し、入国審査に向かう途中はロボットが働いていました。ソウル市内でも空港でもロボットが結構働いており、日本の場合だと変なホテルぐらいしか見かけないのですが、韓国でも人手不足なのかもしれません。合理的なのは日本より進んでいるかもしれません。
やはり、入国カードは必要なく、有効期限までのK-ETAが自動的に反映されているようです。混雑なく、手荷物受取を通過し、AREX駅(今回はexpressでない方)に向かいました。寒い。
最後に
A330-300と言うと日本国内線ではなかなか遭遇できない機材であります。乗る機会としてはやはり、国際線であり、同機材に乗ると国際線だなと感じます。
そして、派生形でneoとか新しいのも有りますが、A330-300の大半は機体の年齢が高く、砂漠でお眠りすることが近い機材でもあります。
ビジネスクラスではエクストラ過ぎるくらいのスペースに、前方席から聞こえるエンジンが何とも言えません。