名前に郎という文字を持つ歴代総理大臣は何人いたのか調べてみました。
郎と言う漢字の意味
郎という感じについて、語源と意味をGPTに聞いてみました。
語源
「郎」という漢字の起源は古代中国に遡ります。元々は「良」(りょう)と同源であり、「良い」「すぐれている」という意味を持つ漢字から派生したものとされています。古代中国では、「郎」は男性を表す称号や役職名として使われました。例えば、貴族や役人の息子や若者を指すことがありました。意味
男性の称号: 「郎」は古代中国や日本において、若い男性や貴族の男性を指す称号として使われました。例えば、日本の平安時代では、「侍従(じじゅう)」の職に就いていた男性を「侍従郎」と呼んでいました。役職名: 古代中国では「郎」は役人の一種を指しており、特定の官職名として使われることがありました。「中郎将」や「侍郎」など、さまざまな役職名に使われています。
夫や愛する人を指す語: 「郎」は愛する夫や恋人を指す言葉としても使われることがあります。日本の古典文学では、恋文や詩の中で「君」「郎君」といった形で使われ、親愛の情を表現する言葉として登場します。
基本的には名前に用いられる漢字で、性別では男性を表す漢字として多用されています。また、息子や若者を差すことが多く、英語で言うとジュニアや若い人向けでもあり、年下や親しみやすい感じも何となくあります。
日本で有名な郎のつく人と言うと桃太郎、浦島太郎、竈門炭治郎が有名と言えます。
郎 と言う名前を持つ総理の一覧
さて、郎と言う名前は日本では男性につけられる名称であり、比較的わかりやすく、年下で親近感の感じる名前の感じがしますが、日本国のトップである総理大臣に郎のついた名前を調べてみました。以下のとおりです。(憲政スタートしてからの順です)
桂 太郎 通算在職日数2,886日
加藤 友三郎 在職日数440日
若槻 禮次郎 通算在職日数690日
林 銑十郎 在職日数123日
平沼 騏一郎 在職日数238日
鈴木 貫太郎 在職日数133日
幣原 喜重郎 在職日数226日
鳩山 一郎 通算在職日数745日
橋本 龍太郎 通算在職日数932日
小泉 純一郎 通算在職日数1,980日
麻生 太郎 在職日数358日
日本における総理大臣は1885年12月22日からであり、現在まで139年、約5万日が経過していますが、郎と名前につく総理大臣は通算11人であり、8,731日であり、17%前後が在任期間となっています。最長は桂 太郎総理であり、2,886日となっています。この記録は安倍晋三総理の3,188日に次ぐ日数となっています。ちなみに安倍氏のお父さんは安倍晋太郎氏であります。
次いでは現代の小泉純一郎総理であります。自民党は結局ぶっ壊さず、田中派と郵便局を壊したほか、プレスリーのモノマネで子ブッシュにうけた人でもあります。また、鳩山一郎総理から橋本龍太郎総理まではかなり、名前に郎がつく総理の空白期間もあり、この辺りが日本が大きく変わった時代だったのかもしれません。キングメーカーは長いですが、総理としては1年も満たなかった麻生さんもいます。ハトマンダーの長男の嫁が首相公邸に引っ越しの際に前任の総理と同じバスタブに入りたくないと言って改装していたのを覚えています。
郎ではなく朗のの総理も
郎と朗は似た画数であり、読みも同じ"ろう"であります。朗らかと言う意味もあり、郎が男子と言う意味よりは名前と言うよりもこういう性格になって欲しいと言う願望が推察される感じでもあります。
そうしたなかで、朗が名前にある有名人を思いつくまま、挙げてみました。
伊東 四朗
田原総一朗
北村 総一朗
宮川一朗太
佐々木朗希
結構多いかと思いましたが、若い人ではあまりなく、意外と少ないところであります。そんな中で、朗を名前に持つ総理大臣は憲政史上で唯一いました。
森 喜朗 総理であります。真っ先にイメージするのは神の国でありますが、北陸新幹線と長野・東京オリンピックの立役者でありますが、その後は郎と名前につく総理をメークした人かもしれません。
今後、郎が名前につく総理は誕生するのか
以上のようにこれまで郎と名前がつく、総理大臣は11人であり、その名前の憲政に占める割合は17%と比較的大きな割合を占めています。そうした中で、現政権のキッシーが2024年10月以降は総理大臣をやめますと発表しています。
そうなると、次の総理大臣が誰になるか気になるところであります。
現政権与党の自民党で有力とされている郎のつく議員は
小泉 進次郎
河野 太郎
となります。小泉 孝太郎の方が役者なので総理大臣役を演技で全うできそうでもあります。ただ、総理大臣になるには少なくとも国会議員に当選しないといけないので目下は不可であります。
最大野党では小沢一郎氏、玄葉光一郎氏、中村喜四郎氏、奥野総一郎氏、青柳総一郎氏、がおり、維新では一谷勇一郎氏、市村浩一郎氏がおり、公明、共産党ではなく、国民民主では玉木雄一郎となっています。このほか、有志の会では緒方林太郎氏がいます。また、アジャコング&戸塚ヨットスクールズだった人も太郎ですね。
そして、無所属では自民・名門派閥であった旧竹下派の額賀派の領袖であった額賀福志郎がいたりします。
現政権与党が政権を維持すれば郎とつく総理は可能性が高いかもしれません。小泉氏となれば福田家に続いて、親子総理であり、河野氏となれば親子で二権の長を務めることとなり、新たな河野談話もありそうです。自民が政権を獲れない場合では、まさかの小沢一郎氏が総理となるのはないとは言えませんが、郎のつく大臣が生まれるかもしれません。弟が総理になると孝太郎氏はドラマや映画で政府関係者の役は難しくなるので、兄弟でメリットとデメリットが発生しそうでもあります。
最後に
郎のつく名前の人は多いと言えます。大塩平八郎、ジョン万次郎、東郷平八郎、岡本太郎、屋山太郎、田﨑史郎、村﨑太郎、辛坊治郎、細川隆一郎、松浪健四郎、葉加瀬太郎、たこ八郎、宅八郎、市川段四郎、中村勘九郎、市川染五郎、市川團十郎、山下達郎、木村太郎、勝新太郎、石原慎太郎、時任三郎、黒板五郎、古畑任三郎など郎とつく日本人は数えきれないくらいいます。
令和の時代では郎を子供に名づける親は少なくなっているかもしれませんが、意外と出世して、第1人者的な人になる名前なのかもしれません。
わかりやすいが故に政治家では認知度が上がり、政権トップにはつきやすいかもしれません。来月には次の日本のトップが決まることとなりますが、日本人らしい郎のつく人になるのか、日本らしい子がつく人となるのか、はたまた別の名前の総理なるのか不明であります。