ANAマイレージクラブが2019年4月にスタートした、わずか片道3,000マイルから飛行機に乗れるキャンペーン「トクたびマイル」の2019年度版の説明記事です。
2020年度版を利用する際に過去のルートを参考にしていただければと思います。
- キャンペーン概要
- 4月以降は毎週実施
- 過去の路線から次回を予測
- 1回目(5/16-5/22)
- 2回目(5/30-6/5)
- 3回目(6/13-6/19)
- 4回目(6/20-6/26)
- 5回目(7/4-7/10)
- 6回目(8/19-8/25)
- 7回目(9/12-9/18)
- 8回目(9/12-9/18)
- 9回目(10/10-10/16)
- 10回目(10/17-10/23)
- 11回目(11/7-11/13)
- 12回目(11/14-11/20)
- 13回目(12/5-12/11)
- 14回目(12/12-12/18)
- 15回目(1/9-1/15)
- 16回目(1/16-1/22)
- 17回目(1/23-1/29)
- 18回目(1/29-2/5)
- 19回目(2/20-2/26)
- 搭乗できる期間は1週間前後
- どこに行くか
- 決めたら予約
- 搭乗券は捨てない
- 最後に
キャンペーン概要
マイル数は3,000マイルから
対象期間は2019年度(5月~翌年3月)であります。東京オリンピックど真ん中の2020年夏ダイヤでのキャンペーン展開は未定のようです。
通常片道5,000マイル~(ローシーズン)かかる国内線チケットがキャンペーンでは3,000マイル(4割引)で予約・発券できます。
通常、国内線特典航空券は距離と搭乗する時期において、マイル数が異なり、マトリクスは下記のとおりです。
距離 | L(閑散) | R(通常) | H(繁忙) |
0-300 | 5,000 | 6,000 | 7,500 |
301-800 | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
801-1,000 | 7,000 | 9,000 | 10,500 |
1,001-2,000 | 8,500 | 10,000 | 11,500 |
期間と路線・マイル数は直前に発表
通常は搭乗する期間と路線によって、マイル数が決まっていますが、「今週のとくたびマイル」では搭乗できる期間が「前月の20日前後」に発表されます。
そして、路線・マイル数は「搭乗期間初日の2日前の17時頃」に発表されます。さらに、予約発券は「搭乗日前日」まで(これは通常の国内線特典と同じ)となっています。
スーパーの総菜コーナーに閉店間際に行くと売れ残っているものが半額とかで売られているロジックに近いと言えます。
トクたびマイルマトリクス
当然ですが、マイル数が低いほど、フライト距離が短く、左側に集中します。高額マイルはほとんど沖縄がらみであります。
また、短期間に複数回出るルートは名古屋⇔旭川、札幌⇔成田、関西⇔宮古が2回から3回、登場しています。
4月以降は毎週実施
4月以降(2020年度版)は毎週実施となりました。
対象路線の告知は毎週火曜日の午前12時にANAサイト実施
対象路線の予約発券期間は毎週水曜日から翌週の火曜日まで
対象搭乗期間は毎週木曜日から翌週の水曜日まで
過去の路線から次回を予測
1回目(5/16-5/22)
羽田発は下図のとおりです。
2回目(5/30-6/5)
羽田発は下図のとおりです。
3回目(6/13-6/19)
羽田発は下図のとおりです。
まだ、3回ですが、前回までの目的地が当てはまるわけではなく、空いているルートが割り当て割れているようです。
4回目(6/20-6/26)
羽田発は下図のとおりです。
初の北陸の能登が出ているほか、鹿児島もあります。そして、便の多い札幌もあります。給料日前であまり出かける人が少ないのでしょうか。
5回目(7/4-7/10)
羽田発は下図のとおりです。
関西空港と神戸空港が対象となっているほか、稚内も対象です。ウニを食べに行くのも良いかもしれません。
6回目(8/19-8/25)
羽田発は下図のとおりです。
羽田発はいわゆる幹線(札幌、大阪、福岡、沖縄)はなく、大分が最遠方です。3,000マイル区間は新潟と庄内が集中しており、羽田線は庄内があるほか、成田=新潟もあります。
7回目(9/12-9/18)
羽田発は下図のとおりです。
庄内、八丈島、石見、徳島は定番と言ってもいいぐらいよく出てきますね。今回の目玉はやはり北海道ですね。羽田ではありませんが、6,000マイルで成田=沖縄、福岡=札幌と言うのも面白いです。
8回目(9/12-9/18)
今回の羽田発は少なく4路線のみです。新千歳があるもの、立ち止まった方が良いかもしれません。9回、10回と続き、閑散期に入るため、もっと魅力的にルートが出てきそうです。
9回目(10/10-10/16)
羽田発着は八丈島、徳島、大分、石見、根室中標津、オホーツク紋別であり、成田発着は福岡、新潟であります。成田=福岡が3,000マイルとお得のようです。
秋の閑散期だけあり、ルートはたくさん出てきますが、台風シーズンのため、ちょっと大変かもしれません。
10回目(10/17-10/23)
第9回に似ているルートがあります。福岡が連続登場の他、岩国が初参入となります。意外と穴場かもしれません。
11回目(11/7-11/13)
閑散期に入ってきたためか、羽田路線は充実しています。札幌、福岡、石垣はとてみ魅力的です。
12回目(11/14-11/20)
北は稚内、南は沖縄まで合計11都市もあります。晩秋は旅に出掛けてくださいと言わんばかりの数です。ただし、超得なルートがあれば、そうでないルートもあり、見極めが必要です。
13回目(12/5-12/11)
こうしてみると西日本と北海道に分散しています。この会の目玉は伊丹でした。
14回目(12/12-12/18)
この回は羽田=札幌が3,000マイルの他、多くの路線で設定がありました。クリスマス前のANAサンタからプレゼントでした。
15回目(1/9-1/15)
羽田路線が豊富であった令和2年一発目でした。1-3月は結構、魅力的なルートが来たいできます。
16回目(1/16-1/22)
二週連続羽田路線が充実しています。今回は西側の方が多めでした。閑散期が続くので旅の時期かもしれません。
17回目(1/23-1/29)
羽田路線は23路線と過去最大級でした。年度末に向けて路線が拡大しそうです。
18回目(1/29-2/5)
羽田路線が拡大しています。お得感は減りましたが、それでも得です。
19回目(2/20-2/26)
西日本が多いルートなりました。
搭乗できる期間は1週間前後
今週のとくたびマイルでは搭乗できる期間は下記のとおり、2つの期間が発表されています。
いずれも期間初日は木曜日、最終日は水曜日と1週間となっており、今後の発表でも1週間となるのかそれ前後となるのか不明ですが、1週間前後となっています。
逆に言い換えると、期間初日のフライトを予約発券しようとした場合、路線・マイル数を搭乗日2日前に知り、翌日中に予約発券し、翌々日に搭乗するという「即断即決型」とチケットと言えます。
土曜日に搭乗したい人は火曜日に路線とマイル数を知り、水曜日以降金曜日までに予約・発券となります。搭乗日前日までは予約変更が可能なため、希望の時間帯のフライトが埋まっていても土壇場で空く可能性もあるため、前日まで空席状況をチェックしてみるのも良いと言えます。
どこに行くか
需要が多い、平日朝や夕方、土曜日の午前、日曜日の午後は人気路線では厳しく3,000マイルでは行くのは厳しいと言えます。また、幹線(羽田=大阪、福岡、那覇、札幌など)は時間帯が厳しいと思われます。
東京からの場合、東北、北陸、四国、中国等が狙い目になるのではないかと言えます。大型機を飛ばしている広島や秋田、フライトの多い徳島などが狙い目と想定されます。
決めたら予約
予約画面は次に進む
路線を決めて、特典航空券で予約してみます。
今回の対象期間はレギュラーシーズンにあたります。時間帯を決めて、選択画面に進むと東京=福岡567マイルのレギュラー7,500マイルとなってしまいます。
すでに減額キャンペーンの座席はなくなっているのかと思い、何度か戻って検索してみても状況は同じです。
しかし、次へ進むと通常マイルとキャンペーン適用マイル(トクたび)の選択が出てきます。そして、キャンペーンを選択して、次に進むと4,500マイルが表示されます。
フライト選択画面及び、選択後画面ではキャンペーン適用かわからないようです。
逆に言うと対象路線では、特典枠が満席にならない限り、フライトの制限はないと言えます。
プレミアムクラスにアップグレードも可能
プレミアムクラスへのアップグレードも可能であり、スーパーフライヤーズ会員など提供されるアップグレードポイントで利用するのがベスト。
ポイントがないけどアップグレードしたい場合は、クレジットカードでの支払いとなります。
トクたびマイルを利用して、アップグレードしたフライトはこちらです。
キャンセルは通常通り
折角、低いマイルで予約・発券したものの、土壇場の土壇場で予定を変更しないといけない場合、取り消しとなります。取り消しの場合、ANAマイレージクラブ国内線の特典では取消料として3,000マイル引き落とされます。
つまり、3,000マイルの特典の場合は、マイルは一つも戻ってきません。キャンセルは通常通りの手続きとなります。
しかし、このキャンペーンはフライト直前での予約・発券のケースが多いため、土壇場の取り消しと言うのは少ないのかもしれません。
搭乗券は捨てない
マイルでの利用のため、マイルが積算されないからと言って、搭乗券は到着ロビーのゴミ箱にと言うことはしないで持ち帰りましょう。
将来のためになることが2点あります。
ミリオンマイラープログラムに積算
ANAのミリオンマイラープログラムではANA便に限り、特典航空券でライフタイムが貯まります。ミリャンマイラーになるには長い時間がかかりますが、積み重ねが重要、国内線でも塵も積もればです。
ミリオンマイラーの記事はこちらです。
最後に
2019年度20回実施したトクたびマイルも2020年も継続と言うことで、どんなふうにリニューアルされるか楽しみであります。内容次第ではもっと利用するかもしれません。