ANAで始まった国内線特典航空券の直前マイルディスカウントの期間限定キャンペーンである「トクたびマイル」の第一弾を利用しましたので。お伝えします。
トクたびマイルとは
ANAが2019年限定で同年5月より開始した特典航空券の減額マイルキャンペーンと言えます。
特徴としては
対象期間が月に2回ほど設定がある
一度の設定の期間は一週間
予約期間は搭乗期間の最長で一週間前から前日まで
対象の路線の発表は対象期間の開始日2日前から
であります。
「そうだ京都に行こう」と言うフレーズがありますが、予定のない週末などにどこかに出かけようと思ったときにマイルを減額してくれる特典航空券です。
予約期限は通常と同じく、搭乗日前日までであり、今日の今日で予約・発券・搭乗はできません。
詳細はAll Nippon Airwaysのサイトで確認してみてください。
初回トクたびマイルを利用してみた
羽田発の対象ルート
初回の対象路線の発表は5月14日であり、仕事ですっかりこの件を忘れており、予約は取れないかなと思いアクセスしてみると、通常とあまり変わりませんでした。
ちなみに、すでに過去のものとなっていますが、羽田からのマイル別の主なルートは下記のとおりです。
3,000マイル(片道)
羽田=秋田
4,500マイル(片道)
羽田=福岡、岩国、帯広、釧路、鳥取、徳島
6,000マイル(片道)
羽田=沖縄
であります。距離の遠い沖縄がお得のようですが、マイル修行する身なら、沖縄に行くとするとプレミアムポイントは貯めたく、選択から外してみます。
4,500マイルの選択肢が多く、この中で、幹線である福岡は有償で購入しようとすると高く、帰りはダイヤモンド会員であればスイートラウンジも利用できるため、福岡に決定。
予約画面で迷ってしまう
路線を決めて、特典航空券で予約してみます。
今回の対象期間はレギュラーシーズンにあたります。時間帯を決めて、選択画面に進むと東京=福岡567マイルのレギュラー7,500マイルとなってしまいます。
すでに減額キャンペーンの座席はなくなっているのかと思い、何度か戻って検索してみても状況は同じです。
仕方なく、次へ進むと通常マイルとキャンペーン適用マイル(トクたび)の選択が出てきます。そして、キャンペーンを選択して、次に進むと4,500マイルが表示されます。
フライト選択画面及び、選択後画面ではキャンペーン適用かわからないようです。
逆に言うと対象路線では、特典枠が満席にならない限り、フライトの制限はないと言えます。
ついでに、プレミアムクラスにアップグレード
2019年度のアップグレードポイントは24ポイント付与され、うちに20ポイントは太平洋路線で早々に消費し、残ポイントは4ポイントとなり、国内線一択でありました。
東京=福岡間は有償でアップグレードしようとすると14,000円かかります。
フライト自体はマイルで引き出しているため、大和田常務のようにゼロは倍にしても答えはゼロのようにお金をかけてもプレミアムポイントは積算されないため、アップグレードポイントを利用しました。
プレミアムクラス搭乗記
国内線では2機しかないボーイング787-9型機
ANAにおいて、ボーイング787-9型機は東南アジア・欧州でメイン機材となっているほど、良く乗る機材ではありますが、国内線仕様機は2機しかなく、結構レアであります。幹線(福岡、札幌、伊丹など)で利用されているようであります。
プレミアムクラスはボーイング787-8型機では、横2-2-2配列の縦2列のみに対して、ボーイング787-9型機では横は同じ2-2-2配列ですが、縦は3列あるため、プレミアムクラスのシートが6席多くなります。
そのためか事前アップグレードもすんなりできました。
搭乗
ボーディングブリッジからは工事真っ最中のターミナル2の現場が見えます。ANAは国際線ターミナルから引っ越し、スイートラウンジの本丸をターミナル2に移転、国際線ターミナルラウンジ跡地はデルタかラウンジ新設とか妄想してしまいます。
人気のプレミアムクラスのため、窓側は確保できず、通路側となります。機内注文メニュー(地ビールとハイボール)が気になります。
しかし、プレミアムクラスのメニューから選択してしまいます。
離陸し、安定飛行に入ると自動のアナウンスビデオが流れます。機内での作業工程短縮なのでしょうか。
食事
まずはドリンクから。福岡路線は那覇路線と同じく、シャンパンとなります。プレミアムクラスへのアップグレードまで考えるとやはり、とくたびマイルにおいても福岡はお得と言えます。
おやつの時間帯のため、軽食であります。このあたりもプレミアムクラスとしては直前でも空席があった要因と言えます。
ケーキはラ・メゾン白金のものです。品質管理と機内での味覚を考えるとスイーツはどれほど差が出るかわかりませんが、完食しました。
伊丹路線の場合、これでおしまいですが、福岡はもう少し時間があるため、ワインを追加でお願いします。本日はエリアサポートサービスのあられです。加えて、ミックスナッツもいただきました。
飲み干すくらいには降下を始めます。ボーイング787型機では窓が大きいため、通路側からも景色が見られるのは良いと言えます。
到着
福岡空港は飛行機を撮影するにあたり、妨げるものが少ないため、到着後にきれいに撮影できるのは良いと言えます。一枚撮影し、到着ホールから地下鉄方面に。
羽田第2ターミナルのデジャヴのような新しい導線は以前と比較すると改善と言えます。
最後に
とくたびマイル利用は初めてでしたが、何となくポイントとしては、運賃が比較的高く、1日にたくさん往復している路線は好きな時間にフライトを選択できるのは良いと言えます。
ANAでは第一弾の利用履歴など反映して、以降の対象路線を決定していくと言えますが、JALのどこかにマイルのように一定の知名度と人気サービスとなるかは対象路線や利用者のフィードバック具合とも言えます。