
ANAトクたびマイルお休みと気になったキャンペーンを連絡的に書いてみましたので、お伝えします。
ANAトクたびマイルはお休み
ANAトクたびマイルは2025年9月25日(木)から10月1日(水)は対象外期間となり、お休みとなります。ほぼ、半年ぶりのお休みとなります。
依存体質の人は幻覚症状が出そうですが、1週間の我慢であります。翌週から年末までしばらくはレギュラーシーズンなので、そこは使い勝手はありそうです。
ちなみに明日、水曜日までであればまだ使い道はあります。
まあ、デトックス的にお休みと言うのも良いでしょう。
気になるキャンペーンが

ANAプレスリリースにちょっと気になるキャンペーンがありました。
富士山静岡空港で乗り継いで沖縄へ行こう!キャンペーン
というキャンペーンであり、札幌発・静岡空港経由・沖縄行きの航空券を予約・購入した方に、先着400名様に新千歳空港および那覇空港内のANA FESTAで利用できる1,500円分のクーポン券をプレゼントするキャンペーンであります。
期間は2025年11月4日~2026年2月18日であり、2026年春からの国内線新運賃が始まる前であります。
面白いのは札幌から沖縄に向かう便のみであります。具体的には 、ANA1262便(札幌→静岡)からANA1263便(静岡→沖縄)へ同日乗り継ぎが対象であります。
対象期間のスケジュールは以下のとおりです。

この機会にぜひ、札幌発沖縄行きを静岡経由でご利用いただき、静岡空港での乗り継ぎの利便性を体験ください。
とプレスリリースにあるように40分で乗り継ぎが可能であり、静岡空港の広さを考えると静岡駅でこだまに乗り換えるよりも便利かもしれません。対象はマイル積算対象運賃と言う事で、有償となります。
一方で、沖縄発は対象でないと言うところであります。沖縄発の乗継は以下のとおりです。

こちらも40分乗継で羽田で乗り継ぐよりは便利そうですが、キャンペーンの対象外となっています。
まあ、いずれにしても同じ機材で運航されるので、静岡空港で降りずに乗り継ぎが出来れば良いのですが、ルール的にはいったん降機してQRコードを翳しての搭乗なので、まあ、歩数は少ないですが、少々不便であります。
羽田でスイートラウンジが利用できる方がメリットを感じる上級会員もいるでしょう。
静岡空港利用の意義が

そもそも、ANA1261、1262、1263、1264便の意義としては静岡空港から札幌新千歳と沖縄那覇へ静岡の人が行きやすいようにコンセプトされていると思うのですが、そうした事は無視して、乗り継ぎが早いと言う事を遡及して静岡県をスルーして沖縄に行くことを北海道民に遡及しているようにも感じてしまいます。
ANAトクたびマイルでも毎週のように設定がある、札幌⇔静岡、沖縄⇔静岡であり、結構ガラガラな路線でもあるようであります。そうした事から考えるとこの二つの路線維持のためのカンフル剤のようにも感じてしまいます。カンフル剤の出元は県なのかANAなのかは良くわかりません。
面白いことに国内線新運賃制度前にキャンペーンは閉じられることから乗継重視と言うのもあまり考えられないところであります。
今回のキャンペーンの主催は全日本空輸株式会社静岡支店・ANAあきんど株式会社静岡支店と言う事で静岡県は表面上は出てきていませんが、どのような関与があるのか関心はあります。
現知事の航空行政へのスタンスはわかりませんが、前知事は鉄路よりも空路を重視していた記憶があり、日本海を挟んだ隣国の就航に熱視線だった記憶があります。究極的には空港の地下に新幹線の新駅を設置要請までしていたりしました。
静岡県としてはANAに撤退されると困るのか、ANAがスロットを失う代償が大きいのか不明ですが、静岡空港を利用するメリットが地元静岡の人には薄いキャンペーンでもあります。
まあ、これがスカイチームが北米とアジアの接続で仁川空港を利用するプロモーションがあると言うのであれば理解できるのですが、誰のためのキャンペーンか不明です。1,500円分のクーポン券が利用できるのは新千歳と沖縄那覇と言うのも不思議であり、静岡空港にはお金が落ちません。まあ、間接的には航空会社から静岡空港にお金は入るのでしょうが。
静岡空港の意義は何かと感じてしまうようなトピックであります。新幹線で品川まで出て、羽田に行く、またはセントレアに車で行く方がメリットがあるようでもあり、肝心な富士山には大月経由でのアクセスが多いとFSZの存在意義が改めて感じてしまいました。
静岡空港を閉港してリニアを早々に通して(前知事がごねなくても時間はかかるようですが)、通過手数料をチャリンチャリンした方が同県にメリットがあるとさえ感じてしまいした。
最後に

9月25日から10月1日はANA トクたびマイルは対象外期間であり、お休みです。期待していた人はご注意ください。
また、富士山静岡空港で乗り継いで沖縄へ行こう!キャンペーンは国内線の縮退を象徴しているようなキャンペーンであります。需要減でも自治体からの要請もあり、維持をしないといけないと言うような雰囲気が漂っています。
誰のための静岡空港なのかと言うのもありますが、ハブ&スポーク的に言うと空港にお金が入るメリットとしての意味は良いのですが、規模的にはそうは見えません。
日本の人口減が根本とは言え、静岡県としては相反するのかもしれませんが、新幹線網が広がり、乗り換えの少ない新幹線がかなり時間はかかっていますが、普及しているのが要因とも言えます。
お茶の名産地だけに渋いキャンペーンと感じてしまいました。今日はここまで。