ANAプレミアムクラスにボーイング767型機の国際線機材が設定されましたので、まとめてみました。
ボーイング767-300ER国際線機材のプレミアムクラス
ANAでは国際線機材を国内線に投入するケースがあり、下記の国際線機材が国内線に投入されています。
ボーイング787-8型機
ボーイング787-9型機
ボーイング777-300ER型機
エアバスA320neo型機
このうち、ボーイング787-8型機の近距離国際線仕様の機材のビジネスクラス席はプレミアムクラスとして恒常的に使用されています。(78M)
また、A320neo型機のビジネスクラスもプレミアムクラスとして恒常的に使用されています。(32P)
レアなところとしては、ボーイング777-300ERのファーストクラス8席ののみプレミアムクラスに設定されること(773)もありますがきわめてレアであり、年に数回しかありません。
ボーイング787-9型機もレアでありますが、国内線で運用された場合はすべて普通席として設定されたりします。
そして、ボーイング767-300ER型機の国際線機材は毎週、国内どこかで運用されており、レアとは言えませんが、プレミアムクラスは設定されていませんでした。
これまでは普通席として乗り得シートとして、その運用があるとツイートされるくらいでありました。
しかし、今回、6月半ばより、それが設定されることとなり、シートマップも確認できます。
シートマップでは国際線ビジネスクラスとして運用されるシートがなんと35席もプレミアムクラスに設定されています。
76Eのプレミアムクラスのシートはどんなシートか
今回、ボーイング767-300ER型機国際線機材のプレミアムクラスの設定のある機材は予約上は76Eとして記載されることとなっています。
そのシート配列は2-1-2配列であり、シートピッチはであり、シートモニターが搭載されています。サイズは12.1インチタッチパネル式の大型液晶ワイドスクリーン(最前列は10.6インチ)となっています。また、シート電源を装備しており、USBポートも装備されています。
ただし、国際線では利用できる機内Wi-Fiやワイヤレスエンタメは現在のところできないようであります。
過去に国内線で普通席として運用された際に最前列の真ん中に搭乗した際の搭乗は以下のとおりです。
どんな路線で搭乗できるのか
ではどんな路線で搭乗チャンスがあるか確認してみました。
多いのは羽田⇔福岡、羽田⇔札幌、羽田⇔沖縄、羽田⇔大阪伊丹が運用されるケースが多いようです。
たまには、羽田⇔高松、羽田⇔松山、羽田⇔広島、羽田⇔高知、羽田⇔宮崎等があります。
しかし、今後プレミアムクラスとして設定されるとなると35席ものプレミアムクラスのシートを埋めていく必要があり、そうなると幹線の羽田⇔福岡、羽田⇔札幌、羽田⇔沖縄、羽田⇔大阪伊丹で集中的に使用されることが想定されます。
沖縄路線では42席のプレミアムクラスの設定がある787型機(78M)でも、満席と言うこともあり、76Eの出番が多くなりそうです。
最後に
ANAでは国内線において、ボーイング787-8のビジネスクラスのシートをプレミアムクラスに設定して以来、プレミアムクラスの座席数が多くなり、着席チャンスが増えましたが、今後はさらにビジネスクラス35席もあるボーイング767型機の国際線機材もプレミアムクラスに設定されることとなります。
おそらく78M作戦が好調であり、その第二弾としたいところかもしれません。JALではビジネスクラス席をクラスJにする設定がありますが、プレミアムクラスで攻めているようにも見えます。