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【西九州新幹線開業】東京から嬉野温泉に行くまでのルートを比較

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西九州新幹線

西九州新幹線が2022年9月23日に開通しますが、佐賀県にある嬉野温泉に東京から飛行機で行く場合、長崎空港経由と佐賀空港経由で行く場合の時間やコストを比較してみました。

嬉野温泉

嬉野温泉

嬉野温泉(うれしのおんせん)についてウィキペディアでは下記の通りまとめています。

嬉野温泉(うれしのおんせん)は佐賀県嬉野市嬉野町(旧国肥前国)にある温泉。武雄温泉と並び県を代表する温泉である。

「日本三大美肌の湯・嬉野温泉」、「佐賀・嬉野温泉」の名称で嬉野市により商標登録されている。

日本三大美肌の湯とは何となく知っていたものの、アクセスが武雄温泉駅から遠く、そもそも博多からも武雄温泉駅までも時間がかかるため、空港から近い別府温泉とかの方がどうしてもアクセスしやすいと考えてしまうところでもあります。

高速バスは博多からダイレクトにあるものの、インターチェンジ停車が多く、雨の日はタクシー利用とか、博多駅中心部では渋滞があるとか、億劫になってしまいます。

バスは長崎側からも同じであり、長崎空港から大村ICまでタクシーで行き、そこからバスと言うのもバスの予約や時間の組み立てもあり、ちょっと面倒であります。

西九州新幹線開業

西九州新幹線 開業

JR九州で先日、西九州新幹線が武雄温泉=長崎間で2022年9月に開業すると発表しています。

www.jrkyushu.co.jp

所要時間が 30 分短縮され、博多~長崎間を最速 1 時間 20 分、新大阪~長崎間を最速 3 時間 59 分で結びます。新幹線区間の武雄温泉~長崎間は実キロ66.0km、営業キロ69.6kmを最速 23 分で結び、表定速度は172.2km/hとなります。

時間と費用を比較

では、羽田空港から長崎空港経由と佐賀空港経由で嬉野温泉駅まで行く場合の所要時間と運賃を比較してみます。

温泉宿には夕方にチェックインする前提で羽田を昼過ぎに出発します。

長崎空港経由ルート

まずは長崎空港です。旅程は下記のとおりです。

ANA2435便  羽田空港 13:00発 長崎空港 14:55着

到着からバス乗継     15分

バス                15分

かもめ40号 新大村     15:58発     嬉野温泉16:07着

長崎空港から新大村駅までアクセスバスができたとして想定、フライト到着に合わせて15分後に出発し、空港から新大村駅まで渋滞も考慮して15分とみると新大村駅には15:25に到着となります。約30分待ち、たった9分間の1区間だけですが、新幹線かもめを利用します。乗継2回、所要は3時間7分となります。

長崎経由運賃

ANA株主優待運賃 羽田長崎

運賃 航空券 23,170円

   バス  240円※

   新幹線 1,390円

合計    25,650円

※空港バスはまだ発表がないため、長崎空港から大村駅間の運賃と同等と想定

新幹線はひと区間のため、九州新幹線同様特急料金870円となっています。新大村から嬉野温泉までの営業距離は21.3kmとなります。この距離を9分で結びます。地上の交通費はタクシーを利用しないため、抑えられます。3人の旅だったら、タクシーもありかもしれませんが。

佐賀空港経由ルート

つづいて、佐賀空港です。旅程は下記のとおりです。

ANA453便羽田空港 13:10発   佐賀空港 15:05着

バス  佐賀空港  15:20発  佐賀駅着  15:55着

みどり39号 佐賀発 16:17発 武雄温泉着16:40着

かもめ43号  武雄温泉17:23発 嬉野温泉17:30着

佐賀駅でのバスから特急の乗り換えはかなり良いです。しかし、武雄温泉駅では43号の前の41号は16:58発のものの、諫早まで停車しないため43号まで待ち、乗り継ぎ時間が長くなってしまいます。

現行の武雄温泉駅南口から16:58に発車する路線バスで嬉野温泉バスセンターには17:39に到着するので、宿が近い場合はこちらも良いかもしれません。(新幹線不要)

乗継3回、所要は4時間20分となります。長崎経由よりも1時間以上かかる計算となり、乗り継替えも1回増えてしまいます。

さらに、同一ホームで在来線⇔新幹線の乗り継ぎができ、武雄温泉駅では標準乗り継ぎ時間が3分となっているにもかかわらず、今回はそれを生かせない結果となり、逆に時間が長く感じそうです。

佐賀空港経由運賃

ANA 株主優待 羽田佐賀

運賃 航空券 21,920円

   バス  600円

   特急+新幹線 2,210円

合計       24,730円

運賃は長崎経由よりも920円安くなっています。今回の航空券は大手の株主優待運賃であり、比較的安定していて割安なため、参考としました。セール運賃やLCCを利用した場合はかなり差が出ますが、ここでも選択肢が大きい長崎の方がいいかもしれません。

地上部分の運賃では長崎空港経由が1,630円、佐賀空港経由が2,810円となっています。

フライトの多さは長崎空港がダントツ

長崎空港

東京から長崎空港と佐賀空港の便数を確認してみます。足元の6月の1日当たり往復数です。

長崎空港は羽田からは、JALが6往復、ANAが4往復、スカイマークが3往復 ソラシドエアが4往復となっています。成田からはピーチが2往復、ジェットスタージャパンが1往復運航されています。

一方で、佐賀空港はANAが羽田から5往復、成田からスプリングジャパンが1往復(ただし、運航していない曜日あり)

圧倒的に東京からのフライトを見ると長崎空港の方が多く、選択肢が多いと言えます。佐賀空港は国内線については東京(羽田・成田)のみなので、大阪や名古屋からフライトも降るので、長崎空港の方が圧倒的に有利と言えます。

新幹線のかもめの停車駅に注意

西九州新幹線停車パターン

新幹線のダイヤが発表され、かもめは武雄温泉駅と長崎間では44本運転されます。新幹線が6時から24時まで運行されていることを考えると一時間にほぼ一本の運転間隔となります。

そして、博多と速達化する使命もあり、途中、諫早のみ停車の速達タイプが7本、諫早駅と新大村駅のみに停車が12本となっています。言い換えると嬉野温泉停車は25本であり、時間帯によってはかなりの空白時間ができてしまいます。

長崎までのフライトは多くても、嬉野温泉停車がネックになる場合もあります。と言っても、嬉野温泉の停車時間から逆算して、フライトを選択できるのは長崎空港が多く、やはりベストルートとなりそうです。

最後に

佐賀駅

西九州新幹線で東京から飛行機で行く場合、今回比較した嬉野温泉に加えて、武雄温泉も長崎空港経由で新大村駅から新幹線を利用すると便利なると言えます。

西九州新幹線は博多、関西から長崎へのアクセスが良くなるだけでなく、佐賀県内の温泉地についても東京からのアクセスが良くなります。

佐賀県は西九州新幹線のフル規格整備については在来線の存続問題や建設費負担の問題から難色を示しているようですが、今の断面での開業であれば県内の温泉地は潤い、メリットマックスと言う意味なのかもしれません。

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