飛行機は文字通り、ジェットエンジンを回すことで飛べるので、そのための燃料が必要であり、燃料コストと言うのは経営に直撃するものであります。そのサーチャージがさらに値上げするのでまとめてみました。
ANA の燃油サーチャージ値上げ
ANAではお知らせやニュースリリースではアナウンスしていませんが、燃油サーチャージのページでは案内しています。
それによると2022年8月1日から2022年9月30日購入分までがリフレッシュされています。
先月にリフレッシュされていますが、そこからの差分は下記のとおりです。
8-9月 | 6-7月 | 上昇率 | |
---|---|---|---|
路線 | JPY | ||
日本=欧州・北米(ハワイ除く)*4・中東・オセアニア | 49,000 | 37,400 | 31.0% |
日本=ハワイ・インド・インドネシア | 31,100 | 23,800 | 30.7% |
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア | 25,800 | 20,400 | 26.5% |
日本=ベトナム・グアム・フィリピン | 16,000 | 12,500 | 28.0% |
日本=東アジア(韓国を除く) | 15,100 | 11,400 | 32.5% |
日本=韓国・ロシア(ウラジオストク) | 5,600 | 4,100 | 36.6% |
片道当たりの燃油サーチャージですが、ならしても1.3倍ぐらいのコストアップになっています。もはや、運賃よりも燃油サーチャージの方が大きいため、値上げ率は高くなっています。
しかし、時間や行く場所に制約がなければ、一部ではこんな禍から一部で逃避できるかもしれません。
片道5万円と言うのはかなり厳しいものであり、往復にすると約10万円であり、東京沖縄をプレミアムクラス往復できるくらいの費用でもあります。
国際線は無理
以上のようにも国際線ではもろにオイルの影響と円安の影響があります。日系の航空会社であるANAを利用するよりもユナイテッド航空やシンガポール航空を利用する方がメリットはあります。
こうした中で、国際線でANAライフタイムマイル修行をこれからするのは距離と言う意味では一理ありますが、全くデメリットと言えます。
ANAがプレミアメンバー向けにプラスで特典を付与すれば、メリットはありますが、そうした可能性は少なく、コロナ禍前に発券していないとメリットはないと言えます。
そうした層とこれから購入する層との間の差は何かというと、何もなく、新規購入者にの不信が募ることでしょう。
その不信の差の詰め方をどうするか考えてほしいところでもあります。
そうでないと海外に行きたいと言う願望は無駄、そして国際線はあまりメリットがないとななり、今後の反映には影響があるでしょう。日本人の海外旅行動向が瓦解するかもしれません。海外から外国人が来る一方で、日本人は混雑した日本しか行くことしか選択肢がないかもしれません。
最後に
燃油サーチャージの値上げ30%は情勢考慮と言えども、無理と言えます。余裕はない、燃料は高い、需要はない、政府は補助金なしとなり、結局無意味なものにお金を払うこととなり、別手段を考えるようになるでしょう。
全世界共通で燃油サーチャージが30%上がっているのであれば、文句はないのですが、国により別々であり、その国行けばそれが回避できるとなれば、並行輸入やタックスヘイブンのようなことをするしか、海外旅行を楽しむことはできなくなるかもしれません。