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弾丸世界一周2018 ビジネスクラス 総集編 反省点と今後活用できる点

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ルートマップ

2017年に続いて、2018年もANAマイルを中心として、世界一周をしましたので反省点や、今後に役立つようなポイントを総括してみたいと思います。

ルート

ルート行きたいと考えた場所はパナマ運河とボゴダであり、シャウエン(モロッコ)であり、南米とアフリカは両大陸からは近いですが、日本からは真逆に向かうルートであり、限られた時間とマイル数をどのように利用するかかなり考え抜きました。また、マイルで利用するのと海外発券を活用するのとでは、どちらの方がコスパ的に良いか天秤にかける作業も結構楽しいのですが、答えが出ないとなかなかつらくなってくるものでした。

まずはメキシコに

NH180便

そうした中で、飛行時間の短い東回りで中米にアクセスすることとしました。一番早いのが、ANAのメキシコシティ直行便であり、日本のキャリアとしては一番長い距離をノンストップで飛ぶルートでもあり、利用する価値があったフライトです。

搭乗記はこちらです。 

時間は長いと思っていたのですが、ワインを飲んでいるとあっという間に時間が過ぎるものです。アメリカ西海岸と同じぐらいの感覚であり、ほろ酔いのままメキシコシティ空港に到着。メキシコの治安を考え、空港直結のホテルにそのまま滞在。 

空港内は警備が厳重であり、空港内は安全であります。

メキシコシティからパナマで寄り道をしてボゴダに

パナマ運河

スターアライアンスとしては、メキシコシティでの乗り継ぎの良くないコパ航空を利用し、パナマシティに。ナローボディーの機体ながらビジネスクラスはきっちりとしたサービスでした。上空と地上からパナマ運河を眺めるのは一生に一度の体験と言えます。 

パナマシティはUberが便利であり、Uber利用に関しては不安を感じることはありませんでした。また、治安が悪い場所でなければ、よほどふざけたことをしなければ問題はないと言えます。高層ビルが立ち並び、ホノルルとシンガポールがミックスされたような街でもありました。 

パナマとコロンビアは隣国であり、双方の首都の距離は468マイルと東京と函館くらいの距離でありますが、ビジネスクラスはフルサービスでもあり、夕食がいらないほどでした。 

ボゴダ

コロンビアと言えば、麻薬組織の凄惨な事件が横行していたニュースばかりが伝わり、危険な国というイメージがあり、現在もそうした場所はあると言えますが、治安がかなり良くなっており、実際、行ってみると南米の歴史を感じられます。また、標高が高いため、快適でよく歩いてしまいがちな観光客にとっては、負担が少ないと言えます。ただし、標高が高いため、空気が薄いため、息が切れることが多く、無茶は禁物とも言えます。

初の南米から欧州の大西洋横断

大西洋横断

ボゴタの次はモロッコに行くのですが、コロンビアからモロッコへの直行便はなく、ルートは下記のとおりです。

1.カナダに移動して、スターアライアンスでは唯一カサブランカに就航しているエアカナダを利用

2.米国主要都市からモロッコに近い南欧に移動する

3.ボゴダから直接欧州に就航しているアビアンカ航空を利用する

4.ブラジルまで南下して、エチオピア航空で経由地の西アフリカからモロッコに北上する

1については、特典航空券も空きがありますが、ボゴタから北米までの距離がかさむほか、時間がかかるため、却下。

2はユナイテッド航空やルフトハンザ航空を利用することとなりますが、手数料(税金・サーチャージがかさむ)ため却下。

4はブラジルまでのアクセスやフリークエンシーに難があるため、却下。

結果として、スペインと接続が多い、アビアンカ航空の利用となりました。距離の短いマドリード便も検討しましたが、ノンストップのバルセロナ便に空きもあり採用しました。 

アビアンカ航空の大西洋横断区間はボーイング787で運航されており、新しいビジネスクラスのシートで過ごすことができます。なかなか快適であります。

モロッコ・シャウエンは遠い

世界遺産ではありませんが、山肌にあるシャウエンは写真で見る維持用にその青さを感じられる街であり、半分ではなく「相当青い」というくらい実物にがっかりどころか感動な場所と言えます。

しかし、この場所はモロッコ各地の空港のどこの場所からも遠く、バスかタクシーかレンタカーで行くしかないという、弾丸トラベラーには厳しい街です。

マイラーとしては目的地最寄りまでマイルが積算される、またはマイルで利用できるルートを考えてもルートはありません。

大きな国際空港であるカサブランカ空港にはスターアライアンス、ワンワールドが就航しているため、そこを利用するのが一般的ですが、タイムスケジュールの面を考えると厳しいと言えます。 

そんな中で、バルセロナから世界遺産の都市フェズまで欧州LCC最大手のライアンエアーがあることに気づきます。しかも、ボゴダからのアビアンカ便との接続時間も3時間とホテルの高いバルセロナで滞在しなくても済むことが可能であり、「繋がった」と感じしました。 

悪名高きライアンエアー

ライアンエアー

安かろう悪かろうという言葉ありますが、ライアンエアーはそれが当てはまるとも言えます。とにかく地上での対応が悪く、そこがペインポイントと言えます。空中でのサービスはLCC一般と言えます。

念願のシャウエンに

シャウエン

夜にフェズに到着し、翌朝はフィズの迷路都市で迷子になり、何とか戻り、タクシーをチャーターしてシャウエンに。その存在が近づくほどワクワクとしてくるのは今でも忘れません。

シャウエンからジブラルタルに

ジブラルタル海峡

相当青い街のシャウエンを目に焼き付けて、次の目的地、ジブラルタルに向かいます。ジブラルタル空港はイギリスとのフライトがほとんどで、モロッコとは対岸の都市であるタンジェに週数便飛んでいるだけであり、車とフェリーで向かうのが、実質的と言えます。

シャウエンからジブラルタルに行くルートは何通りもありますが、便数が多く、士官があれば、バスとフェリーでもよいと言えます。

今回は、事前に旅程を組み立てなくても良いルートとしてタクシーを利用。シャウエンからスペインの離れ領土セウタ手前に行き、カオスのボーダーを通過し、タクシーを捕まえてフェリー埠頭に行くこととなりました。

ジブラルタル海峡の景色は圧巻であり、海上旅行の醍醐味と言えます。

ジブラルタルに

ジブラルタル

イギリスの海外領であるジブラルタはなんといっても岩が有名であり、その上まで行くと日本では感じられない景勝でもあります。

アンダルシア気分を少しだけ味わう

アンダルシア

ジブラルタルを後にして、隣接するラ・リネア・デ・ラ・コンセプションはマリーナもあり、コスタ・デ・ソルを感じられます。翌日、バスでマラガまでコスタ・デ・ソルまで向かいます。高速道路は無料であり、沿岸の町をほぼ各駅停車で運航されるため、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」とも言えます。バス停は街の中心にあるため、コスタ・デ・ソルのゆったりとした街並みを感じながら移動できるのはある意味贅沢と言えます。 

 バスは終着のマラガに到着します。マラガはピカソの故郷であり、ピカソの情操を織りなす一枚となったことは間違いないと言える街と感じました。

マラガ

帰路はマイル修行

スカンジナビア航空

世界一周フライトする際はすべて特典航空券で利用するのも有りですが、ダイヤモンド修行を考えると、飛んでいる時間にプレミアムポイントを積算するのも合理的であると言えるほか、特典航空券ではどう考えてもマイル使い損もあり、そうした区間はPP単価の良い有償チケットを組み合わせて、マイルの有効活用をするようにしています。

今回は、マラガの後は基本的に日本に戻るだけですが、その帰国の仕方もかなり検討をしました。AVE(スペインの新幹線)でマドリードまたはバルセロナまで移動するほか、トゥールズやニースまで移動し、そこから仏発券のチケットも検討しましたが、EU域内を遠回りするとプレミアムポイントが積算できると結論に至り、南のマラガから北のヨーテボリに移動し、ヨーテボリ発券のルフトハンザのビジネスでデリーまで攻めるルートとしました。

スカンジナビア航空区間は片道でありながらPP単価は良く文句なしの路線と言えます。日本人からするとこうした路線は興味がないと言えますが、世界にはこうした良いピースがたくさんあり、こうしたピースを活用するのもマイラーとも言えます。

南欧から一気に北欧へ

マラガからダイレクトに北欧らしいヨーテボリに到着するとそこはスカンジナビアの世

界であり、何となく落ち着く世界であります。スカンジナビア航空のラウンジもデザイン性が効き過ぎで、驚きであります。

フランクフルトでは自分のために記念品

フランクフルト

ヨーテボリ発券のビジネスクラスで、フランクフルトとミュンヘンを経由し、インドのデリーまで行くこととし、ドイツでは比較的、通いなれたフランクフルトに。フランクフルトで買うものと言えば人によって様々であり、フランクフルト郊外まで出かける人もいるようですが、個人的にはスーツケースでした。空港内にあるルフトハンザのショップでスーツケースを今回の世界一周の記念品としました。このスーツケースを利用するたびに今回の世界一周旅行を思い出すでしょう。 

機材変更もあるもののサービスに満足し、最後はANA〆

 フランクフルトでドイツらしい一泊をして、早朝、空港に。ミュンヘンに到着し、デリー行きのゲートに向かうと、エンジンが4つある機材が。ゲートを間違ったかと思うと機材変更で最新鋭のA350-900がA340-600に変更となっていました。数日前から変更となっており、まめにチェックしていれば前方2列の開放ファーストを体験できたかと思うと残念であります。そうは言うものの、5スターに昇格したエアラインらしく、対応は早く、定時運行も満足できるところであります。

そして、カオスなデリーに到着し、ライトフライトはあわただしく搭乗し、いつものANAビジネスクラスに。「Another Sky」が流れる機内に入ると、いままでのマイル修行が走馬燈のように回り出します。体調的にはかなり良くないのですが、世界一周ファイナルフライトということもあり、気合が入ります。そして、世界一周は終わりです。

ANAビジネススタッガード

今回訪問した国

訪問国

今回、入国した国はメキシコ、パナマ、コロンビア、スペイン、モロッコ、ジブラルタル、スウェーデン、ドイツと世界一周の割には少ないですが、日本から行くとなると結構、行脚なルートでもあり、個人的にも良く達成したと言えます。今回の移動距離は飛行機で2.5万マイル、地上と海上移動で800マイルと世界4大陸の移動したため、昨年よりも移動した感じがあります。 

反省点と今後の活用点

反省としては連泊する旅程がなかった点と言えます。とにかく毎日、チェックインとチェックアウトをしたため、ゆっくりする時間がなかったといえます。機上でも搭乗記の記載や撮影と、睡眠不足であったため、旅の後半は結構体調が良くなかったです。昨年のようにどこかで連泊をして、ゆっくりする時間が必要と感じました。

タイトなスケジュールのため、ホテルにスマホを忘れることもありました。幸い、ちゃんとしたホテルのため、保管し、指示に従ってくれたため、取り戻すことができました。取り戻す費用と端末代金を比較すれば、損かもしれませんが、端末の中の情報を考えるときちんと対応してくれたホテルに感謝です。 

今後の活用点としては、欧州域内では、PP単価が安いものもあり、欧州訪問の際は、そうしたルートを個別に発券するほか、ルフトハンザなど70%加算の割引運賃があるなか、125%加算運賃があることも確認でき、うまく利用すればよいプレミアムポイント稼ぎになるとも言えます。

最後に

2018年世界一周は飛行機色が薄く、トラベラー色が強い旅程でしたが、やはりマイレージ上級会員の特典の享受感は強く、できるだけ上級会員で旅行した方が充実感はあると感じしました。また、弾丸とは途中、鋭気を養う休息は必要です。

機上

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