姫路から津山まで山陽線と吉備線と津山線を利用してみましたので、お伝えします。
姫路から山陽本線の未乗区間をクリア
JR完乗を始めて、4度目の姫路であります。通算では5度目と乗り潰すためにいかに姫路に来ているかを痛感しました。
ホームに上がると先発のカニカニはまかぜが出発していきます。ほぼ、満席であり、蟹を食べたい人がたくさんいるようです。
安いかどうかわかりませんが、近くて短い旅にはちょうど良いエリアでもあります。
播州赤穂行きの新快速が来ます。赤穂線は前々回乗車しているため、今回は相生駅で途中下車します。ところが列車は10分遅れで出発となります。
相生駅では10分程の乗り継ぎで岡山行きに乗るため、冷や冷やしますが、接続のため、待つだろうという勘もあります。
しかし、新快速だけあり、4分遅れを回復して、6分遅れで相生に到着であり、うまく接続はできました。
青春18きっぷシーズンなのか荷物をたくさん持った利用者が結構多く、写真を撮っていると、タイミングを逸し、端の車両まで空いているところがありませんでした。
道路の高田橋を横切り、そろそろ上郡駅となります。山陽本線で未乗の区間は相生=上郡と岩国=柳井港間であり、今回はそのうちの一つを攻めます。
そして、上郡に到着となります。山陽本線をまた少し完乗となりました。残りは山口の区間のみとなりました。
このまま乗り続け、岡山を目指します。里山の景色が続きます。男はつらいよであれば、ここで寺の鐘の音が聞こえてきそうです。
東海道の関ヶ原あたりも景色と駅間区間の長さが似ています。
万冨駅に停車すると左側にはキリンビールの岡山工場が見えてきます。現在は見学をやっているか定かではありませんが、見学に行って飲みたいところです。
吉備線
10:38に岡山駅到着です。次は10:40発の伯備線の総社行きで終点の総社を目指します。11:38に岡山到着でも良かったのですが、ホームが違い、2分乗り換えだと厳しかなと思い、朝早く目覚めてしまったこともあり、1時間早めて同一ホームでの乗り継ぎとしました。今日はホーム内での乗り継ぎが続きます。
倉敷駅に到着です。プラットホームの下の部分が倉敷らしくデコレーションされているのはさすがであります。見えないところにお洒落的な感覚でしょうか。
伯備線に入ると高梁川を左手に見ながら走ります。高速道路と新幹線の大橋梁を眺めながら、通過していきます。
あっという間に総社駅に到着であります。今度は同一ホームとは行かずに、階段を上がって、0番線を目指します。同駅での乗り継ぎも良く、5分くらいでした。
この後、この時間帯、昼という事もあり、どんどん人が乗ってきます。備中高松辺りでは満員・立客混雑となり、とても外の景色を撮影と言う感じではありませんでした。
ほとんどの人の目的地が岡山駅であるのか、岡山駅に到着するとどっと降ります。地下階段に行く人が多く、同駅で改札を出る人が多そうでした。
津山線
次の津山線の列車まで1時間15分あり、お昼と行きたいところですが、大混雑であり、本日は寒い日であり、東京到着時間まで考えると22時過ぎと長く、かつ寝違いをしてしまったのか、首回りがすっきりしないため、サウナで温まることに。
駅を出てすぐのところに昔からのと言った感じのサウナがあり、小1時間ほど汗をかき、駅に戻ります。
駅に戻る前にエキナカの成城石井で缶のスパークリングワインを買い込み、車窓とともに楽しもうかと言う魂胆でホームに行きます。
快速「ことぶき」は2両編成であり、余裕かなと思うと列車の中はロングシートの端の席は埋まり、あと一人座ればパズル完成状態、ボックスシートは二人で占有しているか多く、たまに荷物をたくさん置いている輩もおり、コロナ禍もあって座りにくい状態でした。
休日という事もあり、津山まで67分で到達することもあってか、人気なのでしょうか。
という事であまり景色を撮れずに福渡あたりまで進みます。列車は積載する人が多いのか、快速の時間がタイトなのかエンジン音の頑張っている感が強くさすが、快速と言った感じです。
福渡駅ではかなり降りて、ボックスシートなど最適配置がなされていました。道中はあと半分であります。
ゆげという平仮名からは想像できない弓削駅であります。この後、亀甲(かめのこう)に停車して、終点の津山駅に到着となります。
中国地方のローカル線にしては高速化されており、カーブでも割と減速せずに飛ばすので、結構な需要があり、バスとの戦いなのかもしれません。
そうは行っても津山までであり、鳥取は智頭急行に任せたという感じでもあります。
津山駅に二度目の到着です。前回は夜に到着して辺りの様子がまるでわかりませんでしたが、西日本の気動車軍団が結構いました。
いるという事は暇な時間帯なのかそもそもの出番が少ないのかわかりませんが。
津山まなびの鉄道館
前回、津山駅を朝10時に出発して姫路に向かいましたが、その前に見ようと思いつつも、行けなかった津山まなびの鉄道館に行ってみます。
津山は中国山地の太平洋側にあたるのか、雪は降っていないのですが、吹きおろし的な風が強く、ものすごい寒さでありました。
入館券はきっぷの硬券仕様できちんと入鋏してくれます。12月という事かクリスマスカードのようなものもいただきました。
旧津山扇形機関車庫がすぐに目に飛び込んできます。朱色の車両が多いのが特徴かもしれません。
テレビや画像ではよく見るディーゼル機関車も現物を一気に目の前で見ると圧巻であります。
今度は転車台から撮影します。広角のカメラが一番、映える写真がとれます。iPhoneでしたが、フルサイズのミラーレスで同角で撮れたらもっときれいであったのにと思ってしまいます。
推薦産業遺産に2019年に登録されたということで、同遺産には半田赤レンガ建物や因美線知和駅本屋も登録されているとのことです。
急行型のキハ58とキハ28が並んでいます。飛行機で言うと4発機と双発機のような関係なのでしょうか。車庫は一両ですが、このあとに10両とか繋いでいた時代にタイムスリップしたら、圧巻でしょう。
DD13 638はもともと大阪で第二の余生を過ごしていたのですが、終の棲家が津山となったようです。地味ではありますが、どことなく日本の鉄道を支えたプライドも感じます。
オープンな展示が目立つのですが、建物内にも展示スペースがあり、ジオラマが展示されていました。津山城というか公園が再現されていました。
見学後、駅に戻る途中の踏切から線路途中にキハ120が停止している姿が見えます。遮断機が下りても不思議ではない距離ではありますが、反対側に引き返すために停止している姿が単行で寂しげでした。
最後に
今回はローカル線ではあるものの、大都市圏に接続して通勤通学圏である路線を利用しました。休日という事もあってか、利用が多く車内は混雑していました。
再び、インバウンド需要が来るかわかりませんが、ジャパンレイルパスとかで海外からも利用者が増えると結構な密になるかなと想像してしまいました。
また、今回は乗り継ぎが5分以内と結構スムースと言うかタイトでもあったため、効率的と言えば効率的でありました。
今回新たに乗車した区間
山陽本線 相生~上郡 14.1 km
吉備線 総社~岡山 20.4km(完乗)
津山線 岡山~津山 58.7km(完乗)
津山から次はどこに行きましょうか。