京都の繁華街に近いエリアにあるマリオットとも提携しているHIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルに滞在しましたので、お伝えします。
ロケーション
京都市役所の近くであり、市役所から400m北上した場所にあります。繁華街である四条河原町エリアには徒歩圏内であります。
京都駅からはバスで20分弱で乗り換えなしでアクセスできます。京都のバスは割と混んでいるため、立つのが苦手な人は地下鉄等を利用した方が良いかもしれません。
上の写真の手前にバス停があります。ホテルは写真の道路の右側奥の3つ目となります。近くはマンションやオフィスビルが多く、同ホテルも外観は冒頭の写真のように地味なので気づきにくいかもしれません。
エントランス・ロビー
すっきりしたデザインであります。最初、裏にでも駐車場があり、そこに通じる通路と勘違いしてしまいました。この後、ガラス一面の自動扉を二度通過するとロビーにアクセスできます。
同ホテルのために制作されたようなアートがあり、その奥にレセプションがあります。ホテルのロビーとしてはコンパクトですが、隠れ家的な雰囲気があります。
同ホテルの客室以外の機能はほぼ1階に集中しています。レセプションはもちろんですが、大浴場、フィットネス、レストラン、そして、チャプターファクトリーという、展示スペースのような空間があります。
ローカル旅でのガイドブックに載っていない通りやスポットを教えてくれるコンシェルジュ機能があります。
また、一筆箋という、紙に手書きで旅行記や記憶の光景を描き、それをこの場所に残していっても良いという、フィシガルなインスタグラムのような空間でもあります。
2階は客室フロアですが、コインランドリーが設置されています。二基設置されており、洗濯と乾燥が分離タイプとなっています。
洗濯は洗剤自動投入で30分/300円、乾燥は15分/100円となっています。乾燥した時期なので15分だけにしておいて室内に吊るしておくと丁度いい仕上がりになる感じです。
横長なロの字をした形をしており、真ん中が吹き抜けとなっています。そのうち抜け側にも部屋が存在するものの、すりガラスで外を直接見えないようになっています。
チェックインの際にアップグレードで外の景色が見えるバスタブなしの部屋か、外の景色は見えないがバスタブのある部屋のいずれかにするか聞かれ、大浴場があるのなら、バスタブなしの景色有りの部屋を選択しました。
窓からの景色はそんなに見ることはないですが、見ることが出来ないと思うだけで窮屈に感じてしまいます。
ツインルームにアップグレード
今回はモデレートルームからツインルームにアップグレードとなりました。広さが5㎡ほどだけ広くなりますが、それでも広さは正義であり、ノヒノビとします。
カードキーはさわやかな水色であり、陶磁器か何かからインスピレーションされていると思いきや、大浴場のアクセスを分けているようです。今の時代青系と赤系で性別分けと思いつつもそうした時代で大半生きてきたので、理解しやすいです。
入り口を入ると日本の玄関のようにドア部分と室内部分が明確に分けられています。そして、使い捨てのスリッパがあるので、ここから履き替えてくださいという印象を受けます。
どこかでこうした光景を見たと思うとコートヤード・バイ・マリオット大阪本町でもこうした。と思ったら、HIYORIの運営会社がコートヤードの運営にも関わっているとのことで、似ているのかもしれません。
しかし、部屋全体から感じる印象はフェアフィールド的な印象を受けます。とは言っても床は畳調であり、フローリングほど固くなく、カーペット程しつこくないため、快適そのものであります。
窓側にはカウチソファーに丸テーブルと似ているところもありますが、ソファの幅やテーブルの広さはかなり違います。
冷蔵庫がありそうな場所はサイドテーブルとなっており、行灯風のテーブルランプがあり、和風を演出しています。


ベッドサイドには部屋全体の照明をコントロールできるボタンがシンプルにまとめられています。横にはエアコンもあるので、寝ぼけていても操作がてきそうです。
USBタイプA⇔ライトニング、USBタイプC,Bのマルチケーブルがあり、充電には困りません。USBポートはベッドサイドにありました。
テレビは55インチと大きく4K対応でもあります。このあたりもコートヤード・バイ・マリオット大阪本町と共通している気がします。


HDMIポートがテレビ下にあり、PCなどの映像を映すことができます。また、ビジネスホテルではよくある大浴場の混雑状況をテレビで確認することができます。
クローゼットは扉付きのものがあり、奥行きはそれほど有りませんが、一人で滞在には十分と言えます。ラゲッジラックはクローゼットに収納されていました。


パジャマはシックな紺色であります。水撥ねなどが目立たなくていいころであります。このパシャマで大浴場に行くことはできます。
また、リユースできるランドリーバックがあり、余計なゴミを出さなくて済みます。
部屋を窓側から見てみます。フェアフィールド程水回りが見えないため、落ち着いた印象です。そして、この仕切りは扉としても利用できます。
扉を閉めた感じです。和室の玄関と居間部分にある襖を占めた落ち着きがあります。
窓からの景色は河原町通りに面した部屋でした。ビル解体工事が見えるという景色でした。歴史のある街は世界中どこでも中心部は狭くて近隣との距離が近いところが多く、京都もそんな感じです。
一方で、ガラスが防音なのかバスの音などは気になりませんでした。窓と障子の間には遮光のロールスクリーンがあり、真っ暗にすることもできます。
水回りはアイランド型の洗面であります。


サイドにはシースルータイプの冷蔵庫があります。キンキンには冷えませんが、音が静かなので文句はありません。
茶器類ではステム付きのワイングラスがありますが、サイスが小さいため、一気に飲まない分体に優しいかもしれません。


バスアメニティについては、グラスはプラスチック製でありますが、ガラスに見える質感であります。コースターがお洒落であります。
アメニティでは使い捨てのボディタオルのほか、かみそりなど一般的であります。
トイレはフェアフィールドやコートヤードと同様のタンクレスのシルバーバータイプリモコン仕様であります。
バスタブは当然なく、シャワーブースのみです。シャワーヘッドは水流を変えられるタイプであります。
透明な緑色のシャンプーやボディソープでないところはフェアフィールドと一線を画したイメージです。
大浴場
大浴場は1階にあります。時間は朝6:00-10:00まで、夕方は15:00~翌深夜1:00までとなっています。タオルやバスタオルは大浴場にあるので部屋から持っていく必要はありません。
同ホテルホームページより
浴室の構成は内湯と半露天風呂と洗い場であり、サウナや水風呂はあまりせん。一番は半露天であり、外気が張ってくるほか、人口の温泉(入浴剤?)で白濁していました。
最初、マイクロバブルと思っていましたが、そうではありませんでした。
HIYORIチャプター京都の朝食
朝食は一階のレストラン「松也(まつなり)」でブッフェ形式で提供されています。河原町通りに面しており、ガラス一面で天気の悪い朝でも明るく、自然光が結構奥まで入っています。
料理としては和洋どちらもあり、十分な用意があります。昨日に続いて食べ過ぎてしまいました。
客室数がそれほど多くなく、新しいホテルのため、認知度がこれからなのか、朝食はゆったりと食べられる感じでした。
最後に
トリビュートポートフォリオということで、無料特典で泊まろうとするとウェスティンなどに近い位と言えますが、有償でステイする場合のレートは週末とか高くなりますが、それ以外は結構お得かもしれません。
それでいて、フェアフィールドなどと異なり、大浴場があり、客室の床が畳調であったりと結構寛げた感じがします。
また、大浴場があるので、今日はカサカサしているので足を延ばしてお湯に浸かりたいという時も下に降りて行けばすぐ入れるので、良いかもしれません。