北海道・南富良野町・幾寅にあるフェアフィールド・バイ・マリオット・北海道南富良野に滞在しましたので、お伝えします。
アクセス
同ホテルは「道の駅南ふらの」と国道38号線を挟んで隣接しています。国道38号は滝川市から、赤平市、芦別市、富良野市、南富良野町、上川郡清水町、帯広市、中川郡幕別町、十勝郡浦幌町、白糠郡白糠町など、そして、釧路市に至る国道であり、南富良野と新得間は狩勝峠があります。鉄路でいうと根室本線のような存在です。
この国道は真夜中でもトラックなど結構走っており、道内では重要な道のようです。
道の駅南ふらのは最近、パワーアップしており、観光バスとか頻繁に停車していました。北海道の広さを感じる場所かもしれません。
滞在型アクティビティ施設としてパワーアップしており、モンベル南富良野店があります。新宿南口の店舗と比較しても、かなり大きいです。写真右隣りにはレストランがあり、さらにその奥にはフードコートがあり、肉系から和食なども有りました。
道の駅と言えば、ドライブで立ち寄るところでありますが、同道の駅には都市間バスのバス停があります。旭川と帯広を狩勝峠経由で結ぶ、都市間バスの「ノースライナー」3往復停車します。道の駅南ふらのまで新得駅から40分、帯広駅から1時間45分、旭川空港から1時間43分とJR北海道と比較しても使いやすいかもしれません。
3往復と言うと少ないですが、同道の駅に停車する時間はチェックインやチェックアウトしやすい時間が方向によってはあるので、うまく組み立てができそうです。
ただし、ノースライナーは事前に予約必須であり、発車オーライネットや楽天トラベルなどで予約が必要です。電話で予約もできますが、締め切りは早いので注意が必要です。
一方で鉄道(と言っても代行バスですが)では根室本線の幾寅駅(幌舞駅)が最寄りとなります。こちらも幾寅駅に停車するのは1日に4往復と少なく、新得からの所要はノースライナーよりも20分余計にかかります。
また、チェックアウトする時間はほぼ一択となります。そして、幾寅駅から同ホテルまでは1.2kmほどあり、10分程ですが、吹雪とか土砂降りとかの場合は厳しそうです。滞在中、散歩していたのですが、タクシーとか稀有でしたので配車も時間がかかるかもしれません。距離が短いので尚更後回しになるかもしれません。
道の駅南ふらのではレンタサイクルを提供しています。4時間3,500円であり、電動アシストのロードタイプなので立派でかなり走れそうですが、ちょい乗りには高そうです。
かなやま湖や鉄道遺構を頑張って訪れる目的だと重宝されるかもしれません。
宿泊記
エントランスには車寄せがあり、大きな屋根が設置されています。雨の日は良いですが、猛吹雪の日は吹き溜まりとかどのようになるのか実際、冬に確認してみたいところであります。
滞在型アクティビティ施設の一翼を担うためか屋根付きの駐輪場があります。そして、扉の場所はスポーツ用品(スキー板やカヌーとか)などのロッカーになっていました。
ホテルエントランスの反対側はぬけた空間があり、ホテルの敷地なのか、いまいちわかりませんでしたが、部屋からもぬけた景色が広がり、このエリアはかなりの効果があります。
小さいロビーを過ぎると見慣れたラウンジ空間が広がります。この辺りはほぼ同一です。
普段はあまり見ないオブジェエリアを見てみます。南富良野の名産品かと思うと特注のガラス製のオブジェでした。
ある意味見慣れた景色であります。アイスペールもきちんとありました。翌朝、行くと朝食ボックスプランでオーダーしたらしき人が、トースターと電子レンジを駆使して、準備していました。おそらく、テラスで食べたのでしょう。
個人的には前日、新得のスーパーで購入した焼き鳥弁当と同ホテルに置いてあるハナマルキのインスタント味噌汁でしたが。
自販機コーナーは1台あります。近くにコンビニがないので、意外とライフラインであります。
コインランドリーは他の道の駅系のフェアフィールドと同じくあります。システムは同じであります。今日は洗濯不要とか思っても、土砂降りにやられたりするとついつい、洗濯してしまいます。
同ホテルは3階建てであり、恵庭は4階だったので、キャパは少なそうであります。恵庭はやはり、札幌と新千歳空港の間にあるので潜在需要がある時はありそうです。
見慣れてしまった廊下であります。アメリカ本土の古いFFから見ると相当コスパが良いことをアメリカに行くと感じてしまいます。
連日、道の駅フェアフィールドを転々と滞在すると、移動はしているものの、いつも寝る場所は寸分違わない空間であり、妙な錯覚に陥ります。
今回はエントランスは反対側のぬけた庭のある側の部屋でした。
テーブルやベンチソファーは相変わらずであります。テーブルはもともと一番廊下よりあるのですが、この上でPCを利用しようとすると電源ケーブル長が足りず、この位置まで移動して利用することとなります。
冷蔵庫の上にも電源があり、このあたりはガジェット充電地帯と化します。
テレビは恵庭と同じ、Panasonicでした。HDMIケーブルはついていなかったので、今回は接続できませんでした。
アメニティはいつも通りであります。コーヒーは飲まないのでいつも手を付けることありません。粉末のインスタントリカーとかあったら、絶対手を付けてしまいますが。
ベッドサイドも変わりません。こうしてみるとデジタル化の波にディスコンしたものばかりであります。固定電話に、メモ帳、アナログ時計であります。
本州のフェアフィールド(札幌もなし)にはない、シューズ乾燥機がありました。セーフティーボックスは13インチのPCとミラーレスカメラと交換レンズなど一気に入れられるので結構な懐の深さであります。
水回りはいつものフェアフィールドです。これが当たり前になってしまいますが、海外に行くとこれほどのトイレはなかなかないと言えます。国力は落ちても生活水準は高い日本はなんとかならないのですかね。
こちらもシャワーブースのみは漏れなくですが、海外と比較するとクオリティは高過ぎです。強いていうと、近くに日帰り温泉でもあれば良いのですが、レンタサイクルでは遠過ぎて、すっきりしてもホテルに戻るくらいには汗だくになっているかもしれません。
客室の窓からの景色であります。先述したようにぬけたガーデン空間があるためか、とても景色は良いです。国設 南ふらのスキー場がシンボリックに見えます。
同ホテルをうまく活用するには
フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道南富良野を有効活用となると一番のポイントは移動手段であります。
道の駅にあるということからも車でドライブしての移動が前提ですが、都市間高速バスが目と鼻の先に停車したりするので、活用することは可能です。
ただし、南富良野にはレンタカーはなく、バスでたどり着くと、徒歩以外の移動手段は先述のレンタサイクルとなります。ただし、結構高額であり、何か目的をもってある程度の距離を移動する前提となりそうです。
また、道の駅では富良野ワインなどビール含めて販売していますが、営業時間は限定的であります。コンビニについては、幾寅にはセブンイレブンが幾寅駅近く(ホテルからは20分はかかる)に唯一あります。以前は500m近くのところにセイコーマートがありましたが、最近廃業していたりします。
チェックインの前に移動してくる都市からある程度買い出しをしておく必要があるかもしれません。もしくは、長期滞在であれば、ネット大手の南米の大河の配送先を駆使することも検討に入りそうです。
上記写真は予定していなかったのですが、新得駅前のスーパーで購入したワインであります。ここで買い出しので、往復2.5km近い現地での雨の中のコンビニ買い出しは不要となりました。これは別の話しでまとめてみます。
今回のチェックインした翌日はワーケーションであり、昼休憩を兼ねて幾寅駅まで散歩し、道の駅でいく寅焼きを購入して、昼食代わりにしました。
このあと、16時にチェックアウトして、道の駅でリモート接続してバスが来るまで仕事をしました。この日は7時から仕事をしていたため、バスの時間までに終業して、次なる場所に向かうという感じでした。レイトチェックアウト便利過ぎです。
最後に
同ホテルから道の駅とは反対方向に進むと空知川と雄大な山並みが見えます。さらに歩くとかなやま湖が見えますが、時間があり、ここで退転しました。
写真のように同ホテルは他の道の駅のフェアフィールドと比較してもかなり自然あふれており、景色が良いと言えます。
個人的には散歩を含めて、三重御浜(みはま)や京都天橋立を凌駕する感じであります。場所的に交通アクセスは絶望的と思えましたが、都市間バスが繋がりやすい時間帯に運行されているのがラッキーでした。
今回は、レンタカーなどの脚もなく、地域交通で移動してみました。そのため、ホテル付近をリアルに撮影しかできませんでした。それでも、北海道のど真ん中の自然あふれた場所をさらっと感じることができました。
ホテル付近以外の景勝地は含まないため、リアルな滞在になったかと思います。検索さんはこのあたり、理解できるかわかりませんが。