ハンガリーのブタペスト発券の東京行きの片道ビジネスクラスが11万円台のため、まとめてみました。
ブダペスト発券とは
「ブダペスト発券」とは、旅行や航空券の予約手続きにおいて、ブダペスト(ハンガリーの首都)を出発地として航空券を発券することを意味します。つまり、旅行者がブダペストから目的地への航空券を手に入れる手続きのことです。
by GPT
変に文字数を稼ぐような意味合いでありますが、本題に入ると、ハンガリーでは実質、国際線の唯一の空港であるフェレンツ・リスト国際空港を起点とした航空券のことと言って良いでしょう。
ハンガリーにはかつて、フルサービスキャリアのナショナルフラッグキャリアが存在していましたが、2012年2月14日に破産して、なくなっています。
一方で、同国本社であるLCCであるウィズエアーは、フェレンツ・リスト国際空港はもとより、中欧各国の空港をハブ化し、路線を拡大しており、ヨーロッパではメジャーなLCCキャリアでもあります。
一方で、フルサービスキャリアでは隣国のポーランドのナショナルフラッグシップキャリアであり、スターアライアンスに加盟しているLOTポーランド航空が同空港をワルシャワ・ショパン空港とともに、ハブ空港にしています。音楽家の名前をもつ空港を二つもハブにするのは珍しいですね。
ブダペスト発券が安いのは主に二つの影響があります。一つは先述のとおり、LCCの本拠地となり、同国に乗り入れるキャリアとしてはウィズエアーとの競争にさらされると言う点があります。ビジネスクラスのないLCCは別腹かと思いますが、欧州内ではバチバチですが、そこから各キャリアのハブ空港以遠の大陸間チケットとなるとウィズエアとは差がないものの、欧州大手フルサービスのビジネスクラスにその市場を占有されてしまうキャリアは敢えて挑戦的なタリフにしたりします。
また、もう一つは為替であり、同国の通貨であるハンガリーフォリント(HUF)は日本円で0.4円台前後でずっと推移しており、同国通貨建ての航空券は比較的安価に調達できることが続いています。
ただ、最近はそうした為替を見てか航空会社も対策をしてブダペスト発券も価値が薄れていましたが、まだ、そうでもないところでもあります。
まあ、ブダペストについては発券地として、単なる乗り継ぎ以外にも以下のような魅力があります。
- ブダペストは、ドナウ川にかかる美しい橋や歴史的な建造物が融合する都市です。ブダ側の丘に広がる王宮やマーチャーシュ教会、そしてペスト側の広大なアンドラーシ通りなど、見どころが豊富です。
- 温泉文化が息づくブダペストは「スパの首都」としても知られており、数々の美しい温泉施設が点在しています。トルコ時代からの伝統的な温泉や、美しい装飾が魅力の歴史的な温泉など、リラックスしながら贅沢な時間を過ごすことができます。
- ブダペストの食事も見逃せません。伝統的なハンガリー料理やカフェの文化を楽しむことができます。グーラシュやランゴシュ、デザートのシマーリエなど、ハンガリー料理の味わいは舌の肥えた旅行者をも魅了します。
- 夜のブダペストも魅力的で、ライトアップされた建物や美しい夜景が印象的です。ドナウ川のクルーズやルクセンブルク広場のカフェでのんびり過ごすなど、夜のブダペストの魅力に浸ることができます。
- 文化芸術の面でもブダペストは充実しています。オペラ座や劇場、美術館など、世界的に有名な文化施設が数多くあります。音楽や芸術に親しむことができる環境が整っています。
個人的には、温泉は水着を着用してはいるので、温泉プールに近いのですが、サウナも有り、暗線なので、結構、疲れが取れたりします。
また、街の景色は旧東欧諸国な淋しい感じも有り、コンパクトでありますが、中心部は古い町並みが保全されており、夜はドナウ河を中心としてライトアップがあったりして、静かで綺麗な印象があります。
そして、食べ物については、スパイシーで味の濃い食べ物が多く、同地産のワインも豊富であることから、結構な満足感があったりします。
ブダペスト発券成田行きビジネスクラス
旅程
今回は何年振りかに成田路線が再開されるエジプト航空であります。9月中旬から週2往復で運航が再開されます。週2往復ではありますが、グーグルフライトではブダペスト発は毎週火曜日しか検索ではヒットせず、しかも10月分までのみとなっています。
ネット予約ではよくあることではありますが、そもそもの運航再開自体もちょっと気になるところであります。
それはさておき、ブダペストを15時に出発します。この旅程の場合、市街地のホテルを正午にチェックアウトして、空港ラウンジでまったりできそうです。機材はA220-300と時代は変わったものであります。
そして、カイロでは、4時間30分の乗継待ちとなり、乗り継ぎカウンター手前で1時間待たされるかもしれませんが、本でも読んでいると時間は過ぎると思います。そして、カウンターがオープンして、上階の出発エリアに行けば、ビジネスクラスラウンジでとりあえず休めます。一部の人以外はそれで十分と思います。
成田まで意外と時間がかかり、12時間45分のフライトとなります。機材はB777-300ERでありますが、シートは2-3-2配列で、シートピッチは76 inches、シート幅20 inches、リクライニングはフルフラットになりますが、ANAの722のプレミアムクラスかと思ってしまいます。
まあ、それでもビジネスクラスなのでエコノミーよりは格段に良いのですが。
運賃・予約クラス・チケット詳細
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 112,430円
予約クラス Zクラス(100%+400PP)
プレミアムポイント 8,132PP
プレミアムポイント単価 13.83円/PP
片道でビジネスとしては善戦としていると言えます。ANAのブダペスト発券の東京行きは100%積算では片道17万円くらいするので、ダイヤモンド会員でなければ、ボーナスマイルやプレミアムポイント2倍キャンペーン、ビジネスクラスへのアップグレードを考えてと、この運賃はそうした特典がない最初のダイヤ修行を達成するにはありかもしれません。
また、本当に旅行で訪れた地域から近い場所となるとメリットはあると言えます。欧州ではANAの発券地ではオスロは最強ですが、中欧からオスロまでのアクセス費用を考えると選択肢となるかもしれません。フライトが週2便と言うのはタイトな選択ではありますが。
ビジネス・チタン運賃
今回の運賃はビジネス・チタン運賃であり、詳細は下記のとおりです。
払い戻し可(HUF 21000)
ご出発の24時間前までの変更可(HUF 17500)
優先チェックイン、手荷物取り扱い、優先搭乗
ラウンジのご利用
事前座席指定可能
特別機内食のリクエスト可能
国際線 2個まで(32kg/70ポンド)、1個あたりの最大サイズは158cm(62in)まで
手数料はかかるものの、変更や払い戻しは可能であります。1HUF=0.43JPYであり、解約で8,500円前後、変更で7,000円前後であり、一応は返金の選択肢も有ります。
エジプト航空・ビジネスクラスの注意点
エジプト航空のビジネスクラス、まあ、エコノミークラスもそうですが、注意点としては、既にご存知の方も多いかと思いますが、ラウンジや機内サービスにてアルコールの提供がないと言う点であります。お酒を飲まない人にとっては、別にと言うところでありますが、そうでないと言う人には、結構な罰ゲームにであります。
しかも、機内サービスのソフトドリンクも冷たくなく、氷もなかったりします。まあ、寒い機内でお腹を冷やさないと考える人にとってはベストかもしれませんが。
ただ、唯一の望みがカイロ空港のエアサイドの免税店でアルコールが販売されている点であります。ただ、最近旅行したグリーンランドの空港の免税店のように缶ビールとかをご丁寧に冷やしていることはないので、冷たくなくても酔えるようなお酒(ウィスキーなど)の小瓶を買うしかないと言えます。
その小瓶をポケットからだして、チビチビと飲んでいると最早、なんとかアディクションとか客観的に見られてしまう恐れはありますが。
最後に
久しぶりの中東発のニュースからワクワクする運賃が出てきましたが、すかさずにJALが2024年年夏ダイヤから、カタール航空の本拠地であるドーハにJAL運航便を乗り入れると発表しています。
実質、アラスカとグリーンランドを経由して飛ぶ、日本からヨーロッパ行きのフライトは飛行時間がかかり、中東やアフリカへのフライトを考えると現状では、ベスト解かもしれません。
ANAはイスタンブールへの就航を先んじて随分前に発表しましたが、今回のJALの発表で急速に動き出すかもしれません。
アフリカはまだまだ先と思っていましたが、意外と早くなるかもしれません。色々な運賃がでてくると、楽しいですね。昔と同じようで、結構、違う感覚が多く新鮮でありますが。