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ANAプレミアムクラス搭乗記 78Mファーストインプレッション 前方座席の方がサービスは良い

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11月前後から運用が開始された国際線機材のB787-8のビジネスクラスをフルに利用したプレミアムクラスに搭乗しましたので、お伝えします。

怒涛のプレミアムクラス42席

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78Mは突如としてシートマップとして正規化されており、その座席数は42席とプレミアムクラス史上最大の座席数です。

かつてのボーイング747-400Dでも30席を超えることがなかったのですが、一気に40席を超え、42席となっています。

78M最大のメリットはその座席数であり、前日、当日でも空席状況が△というのはかなり驚異的であります。

しかし、後述しますが、超幹線では最終的にかなりの搭乗率となり、ダイヤモンド、プラチナ会員が埋めてくれたりするようであり、何か新しいモデルにつながりそうな予感を抱きます。

搭乗記

スイートラウンジから見る787

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最近は時間の使い方が荒くなっているのか、空港に早く到着することが少なく、スイートラウンジ滞在も短くなっている感じがします。

とりあえず、ワインを一杯ひっかけて、窓側に。

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今回搭乗の78Mは63番搭乗口にいます。レジJA831Aであり、ぼやけて見づらいですが、「Air Japan」とペイントされています。往年はホーチミンとか言っていたのかもしれません。

隣には国内線使用のJA818Aがいます。違いはなさそうですが、国際線使用機では機体後方上部に小さなアンテナドームのような物体が見えます。

シートは同じでも国際線雰囲気漂う

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今回は伊丹線35便にてプレミアムクラスとして初の78M搭乗となりました。国際線では絶対に譲れない1-4列を通過して、プレミアムクラス後方区画に行きます。

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伊丹便での機内食のオペレーションがどのようなものか、一番ボリュームのある夕食にて体感してみたかったため、後方にしてみました。

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今回のシートは6Kであり、搭乗案内のプレミアムクラス印字に6Kが新鮮的であります。

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前方を見ると国際線ではワインやソフトドリンク、おつまみが置いているバーコーナーが見えます。

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窓の外を見るとロールスロイスのエンジンが大きく見えます。この辺りもこれまでのプレミアムクラスにはなかった景色です。

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シート設備は787導入時に国際線シート体験でいままでずっと運用されている787型機12席仕様と同じため、あまり新鮮味はありませんが、それでもシートの多さは違和感というか国際線に乗っている感じがします。

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トイレも国際線使用です。アメニティは国内線仕様ですが。

Wi-Fiはブラウザから接続

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本日は珍しくB滑走路22から離陸となり、川崎上空を飛んで、東京湾に出るというルートでした。川崎上空の夜景がちらりと見えるもすぐに雲の中です。

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ベルトサインが消えるとWi-Fi接続となります。国内線使用のWi-Fiに改修したかと思いましたが、国際線使用のままでした。

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「ANA WiFi Service」接続後にブラウザを立ち上げ、パナソニックドメインのサイトに接続して、WiFi接続となります。しかし、国際線同様にそのページをつかむまでが長く、結構待たされました。

画面が出てくればあとはスムーズであり、インターネット接続までは簡単でした。ただし、接続数が多いのか、かなりページが表示されるのはストレスを感じます。

搭乗率の高さに驚き

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今回、驚いたのが搭乗率の高さでした。前方区画はほぼ満席であり、後方は自分を含めて、隣席が空いているのは2人だけであり、搭乗率として9割超であります。

今回は当日にアップグレードをかけましたが、その時点で10席ぐらい空いていましたので、搭乗間際までにかなりUGされたのかなと想像できます。

アップグレードが取れやすいANAとして、今後はプレミアム路線で伸ばしていくのかもしれません。

機内食は1列目から順に、後列は名古屋上空から

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大型機のプレミアムクラスでは4人で対応しますが、今回も基本は4名対応でした。1列目から食事を配膳していきます。しかも、夕食のため、みそ汁を注ぐオペもあり、相当忙しそうでした。カート前後の担当が相互にカバーしているような感じでした。

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後方席にも気を使っているのか、ドリンクについてはオーダーを聞き、先行して配っている感もありました。そこにも国際線的な感じがありました。

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そして、6K席での食事の提供は豊橋上空あたりでした。到着まで20分前後のタイミングであり、一気に食べるといった感じでした。

その間も担当はバーカウンターに下げた機内食やドリンクの瓶を一時的に置いて、次の対応をするなど結構忙しそうでした。

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ちなみにグラスは幹線であるものの、プラカップでした。ハードなオペのためか、万が一誰かがグラスを破損するとその対応でサービスが成り立たないことを防ぐためなのかもしれません。

着陸15分前に無情にもベルトサインが鳴り出します。まだ、真ん中の席の人は箸を持っており、やっぱり後方は不利かなと感じてしまいました。

伊丹線は定時運行であわただしいCAさんたち

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ベルトサイン点灯後も、食事の片づけやら、冬場にオペが増える上着戻しもこなしつつ、何とかジャンプシートに着席していたようです。

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ビジネスクレードルシートのテーブルは何度乗ってもテーブルの収納にしくじってしまいます。実際に周りでも最後まで解決できず、CAさんが収納していたケースもありました。短時間路線の場合はテーブル収納をすぐに戻せる工夫が必要かもしれません。

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外を見るとRR Trent 1000が赤色灯に照らされていたりします。

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定刻通りに着陸し、今は国内線専用空港でありますが、77Wでもきちんとゲートにつけてくれる伊丹空港であり、13番ゲートの到着となります。

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来るたびに何か変化しており、モノレールまでの導線が改善したかなと感じてしまいました。これだとリムジンバスは不満に感じてしまうのではないかと危惧してしまいました。

最後に

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ANAの新たなトライアルである78Mは伊丹線ではかなり好況のようで、乗りたい人には乗れて機内は広いというのはかなり満足感があるかもしれません。

一方、伊丹線においては、敵はJALファーストクラスというよりは東海道新幹線のグリーン車なのかなと感じてしまいました。

しかし、オペされている方はかなりハードなようで、短距離路線では前方シートの方がドリンクのお替りなどは優位のようでした。長距離路線であればまた印象は違うのでしょう。 

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