1周年を迎えるANAにキュンですが、航空券関連の内容が明らかになりましたので、まとめてみました。
6月搭乗分 国内特典航空券 減額マイルキャンペーン
減額マイルキャンペーンは下記のとおりです。
販売期間 2022年5月29日(日)0:00-23:59
搭乗期間 6月2日(木)-6月30日(木)
対象路線 国内線特典航空券 全方面
注意点としては、那覇空港での乗り継ぎにて離島路線(那覇ー石垣・宮古)を利用の場合 、別途、沖縄離島4区間マイルチャートを用意されているものの、今回の減額マイルキャンペーンは対象外です。
今回の減額でバラバラに予約発券した方が低いマイルで済みそうであります。
公式ではマイルの特典利用でありますが、販売と書かれているのはキャンペーンによるものなのか、当局指導によるものか不明ですが、違和感を感じます。
4月は路線を絞ってきましたが、5月は全路線と言う選べる自由があります。
片道1区間あたりの必要マイル数
肝心な減額した後のマイル数は下記のとおりです。
0-300マイル 2,900マイル
301-800マイル 4,900マイル
801-1,000マイル 5,900マイル
1,001-2,000マイル 6,900マイル
2月開催のANAにキュン! と比較すると、マイル数は多くなりますが、その際の搭乗期間は4月であり、一年のうちで最も閑散期であり、ローシーズンの設定されている月のため、マイルが低めに設定されていました。
直近のトクたびマイルとの比較
今回はレギュラーシーズンの6月であり、それを考えると6月は毎日(一日は対象外ですが)がトクたびマイルのようにも感じます。
足元のANAトクたびマイルはレギュラーシーズンで
0-300マイル 3,000マイル
301-800マイル 4,500マイル
801-1,000マイル 6,000マイル
1,001-2,000マイル 7,000マイル
となります。ANAにキュン! 0529 減額マイルと比較しても遜色はなく、一周年記念として結構攻めたのかもしれません。実情はわかりませんが、GWの反動を回復したいと言うところかもしれません。
一番利用者が多い、301-800マイルはコンサバであり、利益源泉に見えます。それ以外の区間を利用すべきですが、利用したいところがベストと言えます。
各都市別必要マイル数
日本国内の主要都市からマイル数をまとめてみました下記の通りです。
羽田/成田発着
TYO(HND/NRT)の場合は2,900マイルでは北は秋田、南は八丈島、西は神戸まで対応可能です。特に、八丈島はトクたびマイルではまず出てこない路線なので注目かも知れません。
続いて、羽田から最も路線が多い4,900マイル路線は稚内から鹿児島までカバーされます。東京路線の玉に瑕は沖縄であり、5,900マイルとなります。
全区間利用可能なので。マイルで敢えてpeachを利用するのも経験値アップかもしれません。
大阪(伊丹/関西/神戸)発着
関西は昔から地理的に中央に位置するため、国内線の特典航空券利用にはいい場所であります。
4,900マイルで札幌から沖縄那覇までカバーされています。トクたびマイルでは神戸=札幌、沖縄の設定はよくあるものの、時間が合わないケースもありますが、今回は伊丹/関西も対象であります。
そして、先島諸島(ISG,MMY)が5,900マイルで可能と言うのは何よりのメリットかもしれません。
名古屋(セントレア)発着
ANAホールディングスの主要株主は名古屋鉄道でありますが、地政学的には厳しいマイル区間であり、東京とほぼ必要マイル数が必要な一方で、路線が少ないと言う点があります。
とは言え、鉄道では時間がかかる新潟や松山が2.900マイルで行けるのはメリットであり、ホタルイカの沖漬けや鯛めしが食べたくなったら、即予約ができそうです。
札幌発着
札幌発着です。列島を南下するルートが多くなりますが、2,900マイル区間では道内全域と青森、秋田まで南下できます。5月29日一日限定ではありますが、道内の全路線が6月のいつでも選択できるのはとても良いかもしれません。(空席あり次第ですが)
本州は松山まで4,900マイルで行けるのでこれも使い方次第と言えます。
沖縄発着
沖縄からは西日本がマイル数が少なくアクセスできるので、東京よりは大阪/神戸/京都が目的地となりそうです。
そして、県内路線はトクたびマイルでもたびたびラインアップされますが、6月はいつでも選択できるのは、生活としてマイルを利用する人にとっても貴重かもしれません。
6月の今週のトクたびマイルの路線は大丈夫か
今回は6月の特典枠をトクたびマイルより一足先にかなりの減額マイルで0529一日のみですが、オファーしており、6月のトクたびマイルの路線数が減ることが懸念されます。
実際、0529一日で予約が多いと以降は6月4回ぐらい発表されるであろうトクたびマイルの路線設定には影響があるでしょう。
しかし、ANAにキュン! で全区間設定を出してきたのは、2年ぶりの何の行動制限のない消費行動の反動が如実に表れているかもしれません。
言い換えると6月の予約はかなり空いてあり、それを補うため、足元の6月から果敢に設定したとも見えます。
トクたびマイルはレギュラーシーズンなのにローシーズンの建付けをすることはあまり想像できなく、良い着地点を狙って、ANAにキュン! とトクたびマイルのデュアルCP戦略で空席を埋めようとしていると勘ぐってしまいます。
最後に
ANAにキュン! 0529は7月連休&お盆搭乗分ANA SUPER VALUEセール(路線・便限定)と6月搭乗分 国内特典航空券減額マイルキャンペーンの二本立てと一周年にふさわしい豪華ラインアップと言えます。
その一つの減額マイルは6月という日本が雨の日が多い時期を逆手について、アグレッシブに展開しているようにも感じます。
日本国内全路線が対象でありながら、減額率はトクたびマイルに近く、まさに6月は毎日、トクたびマイルのと言えます。
ただし、予約する日は5月29日一日のみですので、ご注意を。