銀座にあるマリオット系列のACホテル・バイ・マリオットに宿泊しましたので、お伝えします。
日本で唯一のACブランド
ACホテルについては、去年、フィレンツェのACホテルに滞在した際に調べてみましたので、こちらをご覧いただければと思います。
スペイン発祥であり、スペインやイタリア、最近はアメリカも多いACブランドですが、初進出は2020年であり、東京銀座が第一号となります。
アジアではマレーシアに3店あり、クアラルンプールにもあります。クアラルンプールの場所はKLモノレールの終点のようなところでシェラトンだったような場所のリブランドのようです。
東京銀座の7分の1ぐらいのレートであり、クアラルンプール修行が復活したら、マレーシアの別邸と言えるぐらいになりそうです。
脱線しましたが、東京銀座の運営はお隣のコートヤード・マリオット銀座東武ホテルと同じ東武ホテルマネジメントが運営しています。
ブランドは違えども、接客は東武流の日本的な敬意と丁寧さとお客様を立てるような感じは似ており、同ホテルでも同様でした。
ACホテル・バイ・マリオット東京銀座のロケーション
昭和通りに面しており、近くには歌舞伎座があります。汐留まではちょっと歩きますが、公共機関を使うよりは歩道の広い昭和通りを歩いて行った方が気持ちよいのではないかと思います。(荒天以外)
宿泊記
外観
高さ14階建てであり、外観はすっきりとしたストーンの外壁であり、夜はライトアップもあり、なかなかお洒落であります。
日本の高級ホテルと異なり、車寄せはありませんが、目の前の昭和通りが広いため、エントランスは比較的ゆったりとしています。
ヨーロッパのように旧市街の路地にいきなり、エントランスがあるのとは違い、ゆったりとしています。
チェックインを済ませて、ルームに。エレベーターはカードキーをかざすと自室のフロアに自動的に行くタイプであります。
エレベーターホールも廊下もACホテルらしいシンプルでありつつ、質感の感じるデザインであります。
ホテルの構造はエの字型であり、各フロア1-7号室は昭和通り沿い、8-15号室は南側(東武ホテル側)、19-25号室はGINZA6側、18-16はアロフト銀座側となっています。
プライムスーペリアキング
今回はワンランクアップのプライムスーペリアキングとなりました。広めの部屋にアップグレードと言われたとおり、デスクとベッド以外にテーブルとソファがあります。
広さは30㎡であり、日本国内のホテルでかつ、東京都心としては結構な広さであります。
設備
ベッドも十分な大きさであり、ライティングも上々です。電源はユニバーサルタイプの電源がデフォルトであり、USBについてはタイプAとタイプCがあります。
札幌のフェアフィールドでも同様の設備であり、東武系列は新しいところは最新設備を投入するような感じもします。
デスクはきちんとあり、ビジネスでも十分なスペースです。
デスクの電源もいい場所にあります。オンライン会議なんかでも背景は派手過ぎず、それでいて生活感がないため、結構役立つかもしれません。
テレビのリモコンを見るとBS4Kボタンがあり、4K対応のようです。4KとHDの差があまりわかりませんでしたが、最新ということなのでしょう。
室内着もあるため、寝る時も気になりません。
遮光機能
和を意識したのか障子風のブラインドが客室側に設置されており、窓側には完全遮光のロールスクリーン(室内との調和なのかブラウン)が設置された二層構造です。
この二つをフルで閉めると外光はほぼシャットダウンされます。
ただし、昭和通り側は結構交通量が多く、走行音は気になるところです。
窓からの景色
昭和通りに面している場合、向かいにはJ-POWER本社ビューとなります。南側を見るとかろうじて、汐留シオサイトが見えます。
アメニティ
アメニティ周りはルックス以上にシンプルであり、冷蔵庫にはミニバーはありません。
フィレンツェでもなかったようにホテルブランドの影響が強いといえます。
かといって、コーヒーなどの一服での不便はなく、欧州流なのかなと感じます。
アイロンや消臭剤、スリッパ、傘、セーフティーボックス、スリッパなどは十分であります。この辺りはマリオット系のスタンダードかもしれませんが、十分すぎと言えます。
特徴的なのかT-Falの衣類スチーマーがあるのがほかのホテルと比較すると特徴的です。
ちょっとした社交的なイベントでも気を使うときは重宝しそうです。
ウェルカム・アメニティ
プラチナ会員の場合、500ポイントにするかその他のアメニティにするか選択できますが、ワインとおつまみのセットを頼んでみました。
チェックイン後20分ぐらいして、ドアノックがあり、ドア前で受け取ります。缶入りの赤ワインとチーズを主体としたセットを受け取ります。
この辺りは隣の東武マリオットと同等であり、東武グループのマネジメントが統一されているようでもあります。
バスルーム
バスルームとの仕切りは欧州風なのかベッドルームとの連続性のためか、オープンとなっています。一応、スライド式のパーテションがあり、フルで閉めると水回りが見えなくなります。この辺りも日本ではあまり見られない感じで、ヨーロッパ的な感じです。
バスアメニティについてはソープからボトルアメニティまで統一されており、サービスとしてはなかなかと言えます。
綿棒が黒いのは日本国内では意外と少なく、ここぐらいではないかと思うくらいです。
トイレ
トイレは一応分離されており、ANAスイートラウンジにあるようなリモコン式操作のウォッシュレットトイレであります。
シャワーブース
バスタブはなく、シャワーブースのみですが、怪しい店舗のシャワーブースのようなユニット感はなく、ここも欧州感があります。
最後に
ACホテルはシンプルで上質感があり、ぱっと見は豪華でありませんが、滞在していると何か自分が上質になったような錯覚もあります。欧州ではこうしたホテル多いのですが、日本では少なく、日本第一号であるACホテルはその意匠をかなり反映しており、銀座にいながらヨーロッパ感もかじられ、なかなかでした。