フィレンツェにあるマリオット系のACホテル・フィレンツェに滞在しましたので、記事にしてみました。
ACホテルとは
ACホテルは1998年にスペインで設立されたホテルグループであります。展開する国はオーストリア、ブラジル、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、ポーランド、スペイン、トルコ、イギリス、そして北アメリカであります。
スペインに行くとよく目にするホテルであります。
2011年にマリオットグループ傘下となり、現在では同グループのプログラム「マリオット・ボンボイ」の特典として利用でき、ポイントも積算することができます。
同グループでの位置づけは若者向けのモダンなホテルであります。同グループにあるモクシーやアロフトに近い位置に存在すると言えますが、少し大人っぽさもあり、清潔感や設備の新しさ、モダンさを求める人には良いかもしれません。
日本への展開は2020年、銀座に「ACホテル・バイ・マリオット東京銀座」がアジア初進出する予定です。運営は東武グループであります。
ちなみにACは創業者のAntonio Catalánのイニシャルであり、エアカナダとは関係ありません。
ロケーション
観光客が必ず行く、フィレンツェ中心部からは離れています。同ホテルから中心部まで歩くこともできますが、色々中心部を歩き回り、最後にホテルまで歩くと着くころにはクタクタになってしまいます。
同ホテルから中心部まで、タクシーでは7ユーロ程でした。同ホテルでのタクシー需要が多いのか、フロントで呼んでもらわなくても、意外とホテル付近に停まっていたりします。
高速鉄道駅のフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から歩くと10分強かかり、途中、プラート門を潜ることができます。
ホテル付近は静かな住宅街であります。近くにはポルタ・アル・プラート駅があります。休日のためか、この駅に列車が行き来している気配は感じませんでした。
付近にはプチ・カルフールがあり、日用品から食品、お酒を調達することができます。
宿泊記
ロビー
ロビーにはレストランがあり、朝・昼・晩オープンしています。若者向けの低価格帯のホテルでありますが、意外と高級感があります。
フィットネス
フィットネスは地下1階にあります。利用されていない時は省エネのためか消灯されており、自分で点灯します。
オープン時間は07:30 AM - 11:00 PM・毎日であります。ランニングマシンが1台とエアロバイクが2台あるほか、ダンベルがあります。
駐車場は地下にあり、そこからフロントにアクセスする人のほとんどはこのフィットネスを眺めていきます。
ルーム
宿泊したのはダブルルームの広いタイプでした。部屋は結構広く、市内中心部よりはコスパは良さそうです。
ウェルカムスイーツもあります。
色の濃いフローリングの床と木目調の壁、そして黒をアクセントしているのはモダンでありますが、落ち着いており、清潔感があります。
ベッドの前にテーブルとチェアがあり、他の設備はテレビと冷蔵庫、コーヒーメーカーとシンプルであります。
冷蔵庫には一応、ミニバーがあります。グラスが冷蔵庫の中にあるのはなかなかであります。
ルームサービスはあり、プロセッコ(スパークリングワイン)をお願いしてみました。ホテル価格ではありますが、ルッジェーリのクアルテーゼであり、辛口に満足であります。
コンセント
コンセントはイタリアタイプのみでありますが、USBポートがあるため、スマホの充電には不便はないです。
クローゼットの中にはセーフティボックスがあります。操作は単純であり、困ることはありません。アイロンもあり、皺伸ばしには最適です。
バスルーム
バスルームにはバスタブがあります。黒いタイルと色の濃いフローリングの床、陶器の白、そして洗面台にガラスを利用しているなど、センスが感じられます。水圧は良好であり、スッキリできます。
アメニティは必要最低限と言った感じですが、バスローブとスリッパはあり、快適に室内を過ごせます。
窓から景色
窓からの景色は隣接するアパートのベランダでありますが、のんびりとした雰囲気を感じられ、何処となく、ホッとします。
一応、ジョットの鐘楼は見えます。現地に行ってきちんと見ることをお勧めします。
最後に
観光としてフィレンツェに滞在中どっぷり浸かりたい人には、同ホテルは遠さを感じてしまうかもしれません。
同市内で結構な広さと快適さを求めるのであれば、同ホテルは最適であり、ビジネス利用としては優秀であります。
何を求めるかによりますが、ホテル修行になることもあり、選択してもコスパと快適さから満足できるのではないでしょうか。