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ヴァージン・オーストラリアのビジネスクラスの日本行きがなぜか安い

ヴァージン・オーストラリアのビジネスクラスの日本行きがなぜか安いので、記事にしてみました。

オーストラリア発券のビジネスクラス行き東京行き

上記は羽田までの直行便であるケアンズ発券片道であります。運賃は日本円で128,668円であります。マイル数3,627マイルであり、東南アジアからのフライトに近いと言えますが、この運賃は東南アジアからのビジネスクラスと同等か以下となります。

続いてはブリスベンであり、ケアンズでの乗り継ぎとなります。こちらは1,502.51AUDであり、日本円で約145,669円となります。乗り継ぎ時間がかなり長いと言えますが、ケアンズ観光をすれば何とか時間は紛れるかも知れません。

そして、アデレードから羽田までのルートであります。こちらはシドニーで1泊して、ケアンズでは2時間弱の乗り継ぎとなります。運賃は1,579.91AUDであり、日本円では153,153円となります。

以上のようにシドニーやパースは除いた形となりますが、ビジネスクラスとしてはかなり安い運賃となります。下手をするとJALやANAのエコノミーよりも安い時期もあるといえます。

ヴァージン・オーストラリアはLCCのヴァージンブルーとしてスタートしたのちに、2011年にブランドイメージを一新し、現在の社名に変更し、フルサービスエアラインへと変更しています。現在は特定のアライアンス(ワンワールド、スターアライアンス、スカイチーム)に加盟していません。

ANAマイルに加算可能

フルサービスキャリアに変貌したと言う事もあり、ワンワールド加盟のカンタス航空の牙城において、スターアライアンス加盟のANAではシドニーとパースに就航していますが、それ以外のルートはなく、補完するようにヴァージン・オーストラリアとコードシェアをしています。そして、マイレージにおいても、提携してヴァージン・オーストラリア便でもマイルが積算します。

残念ながら、プレミアムポイントについてはANAグループ運航便(エアージャパンブランド便名除く)やスターアライアンス加盟運航便でないため、プレミアムポイントの積算はありませんが、ビジネスクラスとしては破格であるにも関わらずマイル積算がされるため、メリットは少ないかも知れませんが、あると言えます。

なぜ安いのか

以上のように豪州から10万円台前半からのビジネスクラス運賃があるは破格と言えます。前述のコードシェアをしているANA運航便では3倍以上の運賃となっており、やはり破格といえます。

また、東アジアの大都市と比較しても上海で同日の運賃は27万円超、ソウルも同様に27万円超となっています。

しかし、日本国内に目を向けてみると東京はヴァージン・オーストラリアの12.8万円が際立っていますが、一方で、大阪は10.6万円と最安とこちらも目立ちます。

これはLCCであるジェットスターが関西空港にオーストラリアから就航しており、同社のビジネスクラスの運賃であります。一応、フルサービス・キャリアのヴァージン・オーストラリアが同等の運賃というのはやはり、競合していると言えます。大利権の羽田に就航していながら、この運賃はお買い得といえますが、やはり、認知度やジェットスターに対抗しているところが伺えます。

こうしたことから、ビジネスクラスとしては破格のようでもあります。

ヴァージン・オーストラリアのビジネスクラスのスペックは

現在、ケアンズと羽田間で運航されている機材は B737MAX8であります。距離の割りには新しい機材ではありますが、4,000マイル弱のフライトとしては日本人の感覚からすると狭い機材であります。

そして、ビジネスクラスのシートは2-2配列であり、シートピッチは38インチということで、ANAのプレミアムエコノミーと同等のシートピッチであります。シート幅についてはもう少し余裕がありそうですが。

機内食はあるので、ここはLCCとは一線を画すところであります。そして、元来はラウンジアクセスはあったようですが、現在は利用できないようであります。

ちなみにLCCのジェットスターはの日本線はB787で運航され、同社のビジネスクラスはシートピッチ38インチと同等でありますが、ワイドボティ機材の方が軍配が上がりそうです。

以上のようなことから、安さには訳があるといえます。それでも安いですが。

最後に

フルサービスキャリアでありながら、ビジネスクラスがヴァージン・オーストラリアは訳あり、運賃といえます。同じく、日本に就航しているLCCのジェットスター対抗、ビジネスクラスとしてサービスレベルなどを補うために安いといえます。

まあ、日系キャリアのプレミアムエコノミーよりも安く、ビジネスクラスへアップグレード可能なエコノミークラスの運賃よりも時期を特定すれば、安いと言えます。そして、何よりもマイレージ積算が可能であり、ANAシドニー発券修行の最後に利用という方法は序列は後になりそうですが、選択肢として覚えておくのが良いかも知れません。

 

 

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