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ANAマニラ発券 プレミアムエコノミーのほうが安い

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ANAマニラ発券を考察してみましたので、お伝えします。

東京=マニラ

東京都マニラ間のマイル数、路線倍率、プレミアムポイントを整理してみます。

区間マイル 1,880マイル

路線倍率 1.5倍

プレミアムポイント(100%積算の場合) 3,220PP

上記は片道1区間であります。また、羽田発着でも成田発着でも区間マイル数は変わりません。実際のフライト距離は別でありますが。

片道で100%積算であれば、3,220プレミアムポイント積算できるということになります。

エコノミークラス100%積算の場合

上記はマニラ発券の羽田往復となります。予約クラスは100%積算となります。旅程としてはマニラ発は14:50、マニラ着は13:35であり、早朝や深夜の到着や出発でないところが良いとも言えます。

運賃自体は143,600円で税金その他の使用料が12,220円となります。もちろん、Mクラスはビジネスクラスにアップグレードでき、Y,Bが上にいるものの、かなりの確率でビジネスクラスにアップグレードできるクラスでもあります。

プレミアムエコノミークラス100%積算の場合

続いては、同じ旅程のプレミアムエコノミーEクラスであります。こちらも100%積算であり、運賃は131,500円、税金その他は同じく12,200円となります。

料金差12,100円でプレミアムエコノミーの方が安くなります。予約クラス的にはYよりも格上なEクラスが安くなっています。余程、プレミアムエコノミーが不人気かといえば、そもそもの座席数が少ないので今回の旅程でも残席1となっていました。

これであれば、ビジネスクラスへのアップグレードにも強く、最悪、ビジネスクラスが満席でも快適なプレミアムエコノミーを享受できます。あるいは、冒頭に記載した通りに香港と同等の距離であるため、プレミアムエコノミーのままでも良いと感じくるくらいでもあります。

片道での運賃ではどうか

では、片道の場合を比較してみます。まずはエコノミークラスMクラスです。

運賃は86,200円、税金その他は4,870円となっています。税金その他については往復では12,220円にもかかわらず、マニラ発片道では4,870円と12,220円の半分の値の6,110円とはならず、▲1,240円安くなっています。

そして、往復総額の半分の金額である77,910円となり、往復の方が片道を買うよりはメリットがあると言えます。ただ、海外発券の場合、片道の利用もあり、そうした場合には往復半額との値差がカギとなるかも知れません。

運賃は83,470円、税金その他は4,870円となっています。税金その他についてはエコノミークラスMと同額です。

そして、往復総額の半分の金額である71,860円となり、こちらも往復の方が片道を買うよりはメリットがあると言えます。

そして、片道運賃のエコノミーとプレミアムエコノミーの差は7,600円でプレミアムエコノミーの方が安くなります。往復よりも値差は拡大しています。片道の場合はプレミアムエコノミーをさらに選択した方がメリットがありそうです。

メリットとデメリット

ここまでみてみるとプレミアムエコノミーEクラス一択のようですが、メリットとデメリットを整理してみます。

メリット

  • PP単価が良い
  • ビジネスクラスへのアップグレードへの近道
  • アップグレードしなくても座席が良い

デメリット

  • プレミアムエコノミーの座席数が少ない
  • 旅程の変更手数料が多め

メリットについていうと安くてプレミアムポイントが同値なので、当然単価は良くなります。そして、先述の通り、エコノミーの中での序列はG/E/Y/B/Mであり、ビジネスクラスへのアップグレードにはMよりも近くなります。

そして、エコノミークラスよりもスペースとシート設備が良いので、そもそも乗り得と言うことにもなります。

一方でデメリットはプレミアムエコノミーの座席が少ないことと言えます。マニラ路線ではB787-9(HND)、B787-10(NRT)で運航されていますが、前者はプレミアムエコノミーが14席、エコノミーが192席、後者はプレミアムエコノミーが21席、エコノミーが235席となります。

プレミアムエコノミーは座席の絶対数が少なく、競争が激しいと言えます。Nクラスでには優位なものの、Gクラスには劣位となります。

一方で、200席前後の設定されるエコノミーの中では上位にいるMクラスはかなり確保しやすいため、安定して確保できると言っても良いでしょう。

最後に

マニラ発券では同じマイル積算率でもエコノミークラスよりもプレミアムエコノミーの方が安いという事象が起きています。一見すると、ねじれ現象でありますが、実際見てみると変更手数料などが多くかかるなどのフレキシビリティーの差があると言えます。とは言え、メリットとデメリットで比較するとメリットが多いので、なかなか少ない座席数のなかでEクラスが空いている場合は、買いと言えます。

文字通り、"プレミアム"エコノミーというところであります。

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