大陸を二つ跨ぐビジネスクラスの中でカタール航空の運賃で驚異的なルートがありましたので、お伝えします。
カタール航空ビジネスクラス マニラ=ニューヨーク往復
10月の5日間での旅程となります。
旅程
往路は10月8日の夜遅く23:40にマニラを出発します。ドーハには翌朝4:20に到着し、4時間弱での乗り継ぎで、ニューヨークJFKに向かいます。JFK空港には9日金曜日15時に到着します。
復路は12日午前11時過ぎにニューヨークJFKを出発し、ドーハには翌朝6:20に到着します。ドーハでは105分の乗り継ぎでマニラに向かいます。マニラには同日の22時に到着します。
機材はインターアジア区間がボーイング777-300ERとなり、大西洋区間がエアバスA350-1000となります。同機材ではビジネスクラスのシートはQsuiteとなります。
同シートは進行方向に向かっている座席と逆向きに設置されているシートがあり、こうした配置により、スペースの確保とプライバシーを確保しています。一方で、仕切り壁を収納することで家族連れの場合は団欒することも可能です。新しい生活様式においてはちょっと気になる配列となりますが。
運賃・予約クラス・ステイタスポイント
運賃と予約クラスとステイタスポイントは下記のとおりです。
運賃 約207,547円
予約クラス Rクラス(125%)
FLY ONポイント 28,094FOP
FOP単価 7.39円/FOP
太平洋横断のビジネスでも20万円での往復は厳しい中、二大陸を跨いでこの価格とは驚異的と言えます。同社のマニラ発券ではボストン発着も同等の運賃で存在します。
マニラからも近いアンヘレスのクラーク空港発券の場合は30万円台となっており、マニラ発券がベストのようです。
スターアライアンスでは同じくマニラ発券のカナダ往復が安くなっており、これと対抗しているのかもしれません。
マニラ発券ではない場合
フィリピンでは最近射殺事案が増えており、行くとすぐに遭遇するわけではないですが、敬遠したい場合やクアラルンプールやシンガポールからに行った後に利用したいと言う場合もあります。そうした場合にカタール航空での二大陸跨ぎで安い運賃を探してみました。
ジャカルタ=ニューヨーク往復
同一の日程にて安い運賃が存在します。往復ともにドーハでは3時間以内の乗り継ぎであり、機材はインターアジア間がA350-900、大西洋区間がA350-1000となります。
運賃は約272,726円となります。予約クラスは同じくRクラスとなります。ジャカルタ=ドーハ間はマニラ=ドーハ間よりも距離が短くなり、トータルのFOPは27,468FOPとなります。単価は9.93円/FOPとなり、マニラ発券と比べるとずいぶん単価は悪いですが、一般と比較するとずいぶん安いと言えます。
最後に
二大陸跨ぎの乗り継ぎでは以前から安いと言われるカタール航空ですが、20万円そこそこで往復できる運賃は珍しいといえます。
スターアライアンスでもマニラ発券で安い区間があるため、それに対抗しているかもしれませんが、驚きの運賃と言えます。