シンガポール航空のスイートクラスとファーストクラスが利用できるオークランド発券が魅力的なため、記事にしてみました。
シンガポール航空スイートクラス
シンガポール航空ではファーストクラスの豪華版としてスイートクラスがあります。このクラスはA380-800のみに設定されています。
2019年くらいから就航しだしているA380-800のインテリアを改装した機材(通称A380R)では、さらに個室化が進んでいます。
スイートクラスはA380の2階席の前方に位置し、新スイートクラスでは6席(室といった方がよいかもしれませんが)であり、オリジナルのスイートクラスでは12席あったことからすると改善していると言えます。座席数減=広さ倍増とは言えませんが、機体幅に対しては1-2-1から1-1に変更されているため、大きいと言えます。
個室にはシートとベッドがあり、ベッドだけで十分なのですが、食事なども楽しんでほしいのかもしれません。
このような個室仕様のスイートクラス級のサービスを提供しているのはエディハド航空かフライベートジェットサービスをしている会社となり、稀有なサービスとも言えます。
シンガポール航空 ファースト・スイートクラス オークランド=東京(成田)片道
今回は10月12日オークランド発としてみました。これ以外の旅程でも片道と言うこともあり、かなりの日でこの運賃が選択できます。
旅程
10月12日の15時にオークランドを出発し、21時にシンガポール・チャンギ空港に到着します。機材はボーイング777-300ERであり、4席のみとなります。
チャンギ空港での乗り継ぎ時間は2時間45分と普通であれば丁度良い乗りつき時間ですが、自社ファーストクラス利用者しかアクセスできないラウンジである「プライベート・ルーム」が利用できるとなると物足りない乗り継ぎ時間かもしれません。
そして、成田まではA380Rとなり、スイートクラスの利用となります。日付が変わる直前に出発し、成田には翌日13日の朝8時に到着します。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃と予約クラスとプレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 約261,479円
予約クラス Aクラス(150%+400PP)
プレミアムポイント 13,624PP
PP単価 19.19円/PP
日本発のオークランド片道ファーストでは85万円と3分の1以下、日本発オークランド片道のビジネスでは23万円と格下とほぼ同等とお得感は満載です。日本発オークランド往復ビジネスは最安で26万円のため、そこと比較すると少し弱いですが。
最後に
新しい世界と言う言葉がよく聞かれるようになり、航空業界にとっては大型機や豪華なクラス不要論が出てくるかもしれません。
一方で新しい世界では人間同士の距離の問題やテレイグジスタンスの進化により、移動の概念が変わるかもしれません。
実際の移動するエアラインは20世紀半ばぐらいの一部の人たちのための豪華な乗り物に変わり、ある意味アッパークラスのみが残るかもしれません。