エストニア・タリン空港の唯一のラウンジであるビジネスラウンジを利用しましたので、お伝えします。
ラウンジアクセス基準
航空会社ビジネス・上級会員
スターアライアンスではルフトハンザ、LOTポーランド航空、ターキッシュエアラインズのビジネスまたは同運航便を利用するスターアライアンスゴールド会員が利用できます。
スカイチームではアエロフロートのビジネスクラスまたは同運航便のスカイチーム・エリートプラスが利用できます。
ワンワールドではフィンエアーのビジネスクラスまたは同運航便のワンワールド・サファイア会員以上が利用できます。
非アライアンス以外ではair Balticの上級会員、Nordicaの上級会員などが利用できます。
カード会員
このほか、プライオリティパス会員、ドラゴンパス会員、ダイナースクラブ会員が利用できます。
有料でも
13歳以上は30ユーロ、2-12歳は7ユーロで利用可能です。基本的に近距離線が多いため、半日近い乗り継ぎ待ちはなく、エアラインやカード会社の特典で利用することとなります。乗り継ぎ待ちが半日もあれば、タリン市内で観光ができてしまいます。
タリン空港唯一のラウンジ
大きな空港では複数のラウンジがあり、アライアンス別や独立系などラウンジホッピングも楽しめますが、同空港にはこのラウンジしかありません。
規模からすると当然であり、逆にラウンジと言うとこの場所しかないため、わかりやすいとも言えます。
バルト三国の空港ではこのようなところが多く、一点集中のラウンジが多いと言えます。
場所は中二階のような場所にあります。自動のチケット読み取り機を通過し、保安検査場を抜けて、免税ショップを通過すると各ゲート等への分岐する地点があります。
その反対側に階段があり、そこを上ると同ラウンジがあります。
営業時間は4:30-22:00であります。
ラウンジレポート
ファーストインプレッション
階段を上り、入口を入ると第一印象は暗いと感じます。受付をして、ラウンジに進みますが、かなり薄暗い演出となっています。
電球色の照明が照らし、北欧らしい椅子がスペース十分に設置されています。ラウンジ全体は広くありませんが、ソファや椅子の設置間隔がとても広く、ゆったりと感じます。
場所によって、椅子やソファの形状も異なり、何処に座ったらよいか迷ってしまいます。カウンターデスクは窓に面しており、飛行機をダイナミックに見ることができます。
カウンターデスクには電源があり、ヨーロッパタイプであります。
バーチャル暖炉や振り子時計があり、雪国のぬくもりの室内を演出しています。
テラスがある
ロサンゼルスのスターアライアンスラウンジのようにラウンジ内にオープンテラスがあり、風にあたることができます。
天気が良い時はまぶしいくらいの日差しを受けながら、飛行機を眺めるのも良いかもしれません。
その他設備
トイレはラウンジ内に数は少ないですがあります。
このほか、通話ブースやミーティングスペースもあります。ミーティングスペースのデスクが六角形なのはちょっと興味深く感じました。
マッサージチェアもあります。特にビニールカバーなどは掛けられていませんでした。
マガジンラックもちょっとおしゃれです。
フード・ドリンク
同ラウンジのフード・ドリンクは意外というと失礼ですが、航空会社のラウンジよりも満足できる内容でした。
肉系バリバリのホットミールはほとんどありませんが、ピクルスやサラダなどが充実してり、ちょっと塩味が濃いぐらいのつまみが多く、お酒にちょうど会う品が多いと言えます。
また、サンドイッチは卵やハムだけでなく、光物のフィッシュを添えたものやキッシュがあり、これまたお酒が進むものが多いです。
そして、お酒については、ワインは赤白泡複数ある他、度数が高めのお酒も充実しています。
一番気に入ったのが、ビールサーバーであり、注ぐとキンキンに冷えた状態であり、ものすごいおいしく感じたのが記憶にあります。
SAKUビールはエストニアを代表する銘柄であり、滞在中何度か飲みましたが、同ラウンジの冷たさが際立っていました。
最後に
タリンと言う街はとても印象的でありますが、タリン空港もとても清潔でぬくもりがあり、印象的であります。
その空港で唯一あるラウンジはそれ以上に印象的であり、とてもリラックスできる環境であります。
同ラウンジを利用するため、再びタリンに行きたいと感じるくらいでした。