マイル修業やホテル修行と無縁のようですが、テイラー・スイフトには注意が必要なのでまとめてみました。
テイラー・スイフトとは
まず、テイラー・スイフト氏については以下のとおりです。(by ChatGPT)
テイラー・スウィフト(Taylor Swift)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、音楽プロデューサー、女優です。彼女はカントリーポップミュージックを中心に活動し、数々のヒット曲やアルバムを生み出してきました。若い頃から音楽業界で活動を開始し、その才能と人気を急速に高め、世界的なスーパースターとなりました。彼女の音楽スタイルはポップ、カントリー、フォークなどさまざまな要素を含んでいます。また、彼女はソングライティングの才能でも知られており、自らの楽曲を多く手がけています。
世界的なアーティストであり、かなりの人が知っている有名人であります。世界各国でライブを積極的に開催をしている人でもあります。
テイラー・スイフトの2024年のツアー一覧
そうした世界中でライブイベントを開催するテイラー氏でありますが、2024年のツアーの開催都市と日程を調べてみました。以下のとおりです。
期間 | 都市名 | 国名 |
---|---|---|
2/23-2/26 | シドニー | オーストラリア |
3/3-4,7-9 | シンガポール | |
5/9-5/12 | パリ | フランス |
5/17-5/19 | ストックホルム | スウェーデン |
5/24-5/25 | リスボン | ポルトガル |
5/30 | マドリード | スペイン |
6/2-6/3 | リヨン | フランス |
6/7-6/9 | エジンバラ | イギリス |
6/13-15 | リバプール | |
6/18 | カーディフ | |
6/21-6/23 | ロンドン | |
6/28-6/29 | ダブリン | アイルランド |
7/4-7/6 | アムステルダム | オランダ |
7/9-7/10 | チューリッヒ | スイス |
7/13-7/14 | ミラノ | イタリア |
7/17-7/19 | ゲルゼンキルヘン | ドイツ |
7/23-7/24 | ハンブルグ | |
7/28-7/29 | ミュンヘン | |
8/2-8/3 | ワルシャワ | ポーランド |
8/9-8/10 | ウィーン | オーストリア |
8/15-8/20 | ロンドン | イギリス |
11/14-16,21-23 | トロント | カナダ |
12/6-12/8 | バンクーバー |
2/7-10に東京ドームでもライブをしていました。色々と話題になっていますが、すぐにアメリカに戻った後にメルボルン、シドニーと開催し、次はシンガポールであります。
その後は5月から8月までヨーロッパでのツアーとなります。ヨーロッパの季節的に良い時期であります。欧州内に住む人も当然行くでしょうが、熱狂的なファンは飛行機に乗って大西洋やユーラシア大陸を越えて、ヨーロッパに行くでしょうし、欧州内の人も動くことが想像されます。
日本の場合、ゴールデンウィーク後のずらし旅では行きやすい時期でもあり、後半は夏休みかかる時期でもあります。ヨーロッパの〆はロンドンで6日間連続となっています。ロンドンに多くの人が集まりそうなweekであります。
そして、最後はカナダの大都市であります。この時期は寒い時期であり、本来は観光的には静かなのかもしれませんが、混雑しそうであります。
注意するのは宿と航空券
日本においても、韓国のアイドルなどのアーティストのイベントがあったりすると、ホテルや飛行機、新幹線の指定席が取れないくらいの状態になったりします。特に福岡や新潟は都市の大きさの割に鉄道・宿泊のキャパが小さいのか、満席または超高額レートになったりします。
これがテイラー・スイフト級のアーテイストとなるとグローバル級で同じ事が予想されます。以下はシドニーのマリオット系のライブ開催日程の宿泊レートであります。
マリオット系の中でも割安なモクシーとコートヤードでありますが、1泊4万円と普段の倍近くとなっています。モクシーは空港にも近く、市街地にも近いのでそういう日もあると考えられますが、コートヤードはかなり市街地に行くには時間がかかりそうな場所でもあります。そうしたロケーションでもモクシーを凌駕しています。
オーストラリアの場合、国内各地からアクセスは飛行機一択となるほか、ニュージーランドから来る人もあり、宿や航空券が値上がりしそうであります。
ANAやJALのシドニー発券はルート的にテイラー氏のツアールートと被らないため、影響はありませんが、シドニー滞在で通常の倍以上の宿泊費がかかるとなると折角の海外発券が台無しになったりします。
次はシンガポールであります。こちらもライブの日程時の宿泊レートであります。アロフト、フォーポイント、コートヤードと中心部に近いほど高額となっています。もともとレートが高いシンガポールでありますが、これでは滞在は無理ともいえます。
人間の思考は同じであり、泊るところがなければ空港内の仮眠ホテルとか考えますが、満室、さらにプライオリティパスでラウンジで一夜を過ごすとか言っても制限がかかったりとなりそうであり、この日にはシンガポールに行かない方が良いと言えます。
予定が立てられないのでやむを得ず、この日にするとしても不満が蓄積しそうであります。
一方で、パリについてはまだ、2か月以上先と言う事なのか、空港周辺のホテルは落ち着いているようです。ただ、パリ中心部はもともと高額ですが、かなり高額になっており、ゴールデンウィーク後の航空券が安い時期にパリに行く人は今から宿は抑えた方が良いかもしれません。
パリは大きな街なので、広範にホテルがあるほか、飛行機と高速鉄道が充実しているので、最悪パリに滞在しなくてもリヨンやブリュッセル、アムステルダムに移動できるのでエスケープはできそうであります。その移動費はもったいないですが、日にちによってはブリュッセルからダイレクトに帰国もできそうです。
一方で、リスボンのような都市では状況が違うようです。都心部ほど高額であり、完売のホテルがあったりします。ホテルのキャパによっては影響が多く出そうであります。
5月から8月までテイラー氏のライブはヨーロッパで開催されるので、航空券が安い時期にマイル修業やホテル修行をこの時期に行うとなると滞在先、および旅程は神経を使いそうであります。
最後に
世界的なツアーイベントと言うとF1がすぐに思いつきますが、それ以上の宿泊費やフライトのレートを高騰させる要因がテイラー・スイフトとなるのは時代なのかもしれません。2020年以前はそうした波動需要もカバーができたのかもしれませんが、人手不足による宿泊や航空の供給不足が拍車をかけていることもありそうです。
これまではPP単価やFOP単価至上主義で良かったのですが、いきなりコストが外的要因で高騰するリスクもあり、色々な事を気にしないといけない点とスケジュールの組み立てが重要になってきそうです。