通天閣がある新世界あたりをふらふらとしてみましたので、お伝えします。
何となく新世界
大阪行った際、宿は堺筋本町が最寄り駅でした。土曜日、遅く起きてノープランなので地下鉄で行きやすい駅に行ってみることに。
堺筋線を南下すれば、よく映像で見ることがある通天閣が近いと言うこともあり、行ってみます。
阪急線と相互乗り入れしているため、マルーンカラーの車両が来ると安心します。地下鉄線内では発車の際、タイフォンを軽く鳴らすのですが、Osaka Metro車両はその音が独特過ぎて違和感を不思議な感じであります。一方で、阪神車両は心地よいタイフォンであります。
そんなこんなで恵美須町駅に到着し、最寄りである通天閣を目指し、地上に上がってみます。
どこかで見た景色かと思うと「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」で寅次郎がかなり未払いながらも宿を去る際に雁之助が邪気なく見送っていた光景であります。
建物は変わっていても、渋い色合いは変化していないのが、そうした記憶を呼び起こしたことでしょう。
通天閣近くまで行くと、何となくネタになりそうな看板があります。このフレーズはコロナ禍以前は半分、愉快さもありましたが、それ以後は洒落にならなくなってしまったこともあり、まさに歴史的転換点と言えます。
それでも元に戻って欲しいところではあります。
お目当ての通天閣に到着です。昔からの古臭い建物かと思うと滑り台と言うかスライダーと言う名のアトラクションができていました。
やはり、上に引き込んでチャリンチャリンするのは大変なことかもしれません。スカイツリーも50年後には地上400mからの滑り台ができているかもしれません。
ここに来ないとわからないのが、通天閣の真下であります。テレビでは新世界と通天閣の画ばかりでありますが、通天閣を真下からの覗くと壁画がありました。
南側に歩くと媒体でよく見た景色が広がります。関東でタワーと言うとスカイツリーと浅草が一番近い光景でありますが、浅草は意外と洗練されてしまっているようで、上野-御徒町間が近いかもしれません。
段ボール系の人は上野あたりは撤退し、荒川あたりまで北上していますが、それでもまだまだ、浅草とは違う何とも言えない雰囲気があります。
ビリケン様のルーツは意外と複雑で戦前のアメリカがルーツであり、そこから商標権を得て、戦前の日本に来たと言う不思議な存在です。
アジアからの伝播かなと思うと、意外にも太平洋を渡って大阪で末永く人気なのはとても不思議であります。
しかも、神社が建ち、奉られていると言うのはその100倍近いから日本にいる神からするとどうなのかと思ってしまいますが、大阪で経済的ハレーションが少ないのはご利益があるのかもしれません。
通天閣と映えする写真を撮ろうとするところの交差点にはマンホールがあります。観光地と言うこともあってか、大阪城が描かれています。
しかし、栄え写真を撮影する人はその存在に気付かず、通天閣ばかり画角に収めています。折角なので、マンホールを撮影してみます。
Z世代はバエバエに脅迫されている感もあり、見逃しているものはないか、再考した方が良いかもしれません。
世の中では。見えている映えと見つける映えがあり、その差を模索してみたら、ワンランク上に行くかもしれません。お膳立てされた映えと言うものはマーケティングの肥やしなのかもしれません。
ホテルを出てから一時間近く歩き回り、かつ、昼ごはんも食べておらず、喉と胃袋がアラームを出し始めました。
エリア内では一番広そうな串カツ店に入ってみます。
まずはビールであります。かつてのざこばのCMが想起される銘柄であります。大阪らしさを感じます。
揚げ物の前にはスタミナ馬刺しを頼んでみます。玉ねぎが多いので血管には良さそうです。熊本や会津のようにこれでもかと馬肉どっぷりではありませんが、これぐらいが丁度良いかもしれません。
どんどん、味が濃くなるため、赤ワインをオーダーするとコップワインでした。ステムとは縁のないコップであります。これはこれで次の品の受けとしては良いのですが。
そして、真打と言うか横綱盛りの串揚げの到着です。日常を考えるとこれだけの揚げ物を注文すると、即胸焼けであり、忌避するのですが、旅のマジックでオーダーしてしまいました。
旅情もあり、完食したのですが、そのあとは胃が重たい時間が続きました。
胃が重たいのもあり、歩くと解消すると勝手に想像して、新今宮駅方面に歩いてみます。
新今宮駅はもともとはディープなイメージがありましたが、行ってみると星野リゾートが進出しており、駅の北側はちょっとモダンでありました。
阪堺電車の新今宮前駅は阪堺電車の乗り場としてはとても味があると言えます。
あべのハルカス方面もなかなか不思議な光景であります。奈良方面行きの快速が通過していきます。
天然温泉としては手頃な日帰り温泉に行きます。そのためか家族連れが多く、天然温泉ではありますが、子供が成分に影響していないか懸念してしまうくらいでした。
混雑はしていたものの、うまく混雑具合に波乗るとサウナなども快適でありました。3時間ぐらいいて、整ってホテルに戻る感じ出した。
最後に
大阪は公私ともに数えきれないくらい訪問していますが、新世界界隈を自ずと訪れたのは初めてであります。
関東で言うと上野あたりが似ていますが、上野とは違った印象もあります。都内と同様にグローバル化が進んでいる感もあり、もっとディープな大阪感があると面白いかなと思いました。