スターアライアンスではこれを下回るビジネスクラス単価はないだろうと断言できるようなルートがありましたので、まとめてみました。
ターキッシュエアラインズの二大陸跨ぎ
ターキッシュエアラインズと言えば世界中に就航しており、イスタンブールでは大西洋間とユーラシア間、アフリカ間をまたぐフライトも多く、発券地を絞るとかなり安いビジネスクラスチケットも出てきます。
特にマニラ発券などでは近隣アジアのみならず、一番移動が多い、北米向けのビジネスクラス運賃も安く設定されていたりします。こうしたなかで、今となって、強烈な単価のビジネスクラス運賃を出しており、看過できなくなってしまいました。
どうしてしまったのかと言わんばかりの世界最安PP単価のビジネスクラス
ここ数年、世界中のPP単価を計算していますが、スターアライアンスのビジネスクラスでこれほど飛距離があり、割引クラスでも破壊的な単価を出しているキャリアがあったため、まとめてみました。
マニラ発券ターキッシュエアラインズ・ビジネスクラス
この組み合わせは海外発券では常に最安級ではありますが、スターアライアンスのターキッシュエアラインズとしても史上最安のビジネスクラスと言えます。
旅程
往路は5月3日の夜にマニラを出発して、イスタンブールでは3.5時間の乗り継ぎでロサンゼルスに向かい、翌日の昼に到着する旅程です。サラッと言ってみましたが、1万2千5百マイルの飛行機旅であります。
復路は5月の夕方にロサンゼルスを出発し、イスタンブールには翌日、さらにマニラには翌々日の夕方とかなり時間が過ぎてしまう旅程です。
そうはいっても運賃は激安のため、納得してしまいそうです。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 約193,572円
予約クラス Jクラス(100%+400PP)
プレミアムポイント 26,712PP
PP単価 7.25円/PP
ターキッシュエアラインズの積算率は100%であり、長距離こそ発揮するものの、時間とルーティングが難でありますが、今回はマニラからロサンゼルスまで7.25円の単価と100%加算もなんのその、ぶっ飛んでいます。
これまで見てきた中では最安で、ターキッシュエアラインズがかなり窮状となっているのかもしれません。
エコノミーでは収益が少なく、ビジネスというカテゴリーで少しでも収益を救うため、値段を下げているのかもしれません。
日本から太平洋経由でロサンゼルスまでビジネスで目指しても19万円台というのはあり得なく、奇跡的な数値と言えます。
マイル修行のパラダイムシフトとも言える状態であります。
最後に
ANAマイレージクラブでは飛ぶ以外の利用もプレミアムポイント積算に寄与することが5日後には表に出てくるといえ、アッパークラスのプレミアムポイント単価に固執することから解放されるかもしれません。
しかし、今回のルートはあまりにぶっ飛んでいるため、時間を作っても利用したいところです。フライトするということはまだまた、奥ゆかしい世界が待っています。