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日本からの新たな就航都市を考えてみた

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A350

個人的な妄想で、現状にはない新たな就航都市を考えてみましたので、お伝えします。

最新型機でもノンストップフライトには限界、結局経由便

ANAでは今後、ボーイング777-9型機、JALではエアバスA350-1000型機の導入をする予定であります。

航続性能を既存機と比較してみます。

  km 海里
既存機(B777-300ER) 13,649km 7,370nm
B777-9 13,500km 7,285nm
A350-1000 16,112km 8,700nm

A350-1000の航続距離がずば抜けており、16,000km超えであります。一方でB777-9は既存のB777-300ERよりも距離は短くなっています。

東京からニューヨークまでが約11,000kmであります。また、現在のロンドン便はアラスカとグリーンランド上空を経由して飛んでいますが、この場合は13,000km弱と想定されるため、何とか間に合いそうです。

しかし、南米の都市となると16,000kmを超える都市がほとんどであり、新型機でも無理となります。仮にペルーのリマまで飛ぶとすると15,491kmであり、JALであれば就航可能そうですが、需要があるかどうかと言う点がありそうです。

やはり、21世紀の今でも南米となると経由便となり、経由便となる経由地の空港での体制やコストも考えないと行けず、文字通り、遠い存在なのかもしれません。

他国のキャリアの以遠フライトは

エアチャイナ

今や、世界大国の中国の中で国際線フラッグシップキャリアである中国国際航空(国航)の中南米路線を調べてみました。もちろん、今はロックダウンに近い状態なので、飛んでおらず、それ以前の情報です。

サンパウロ(マドリード経由)

ハバナ(モントリオール経由)

パナマシティ(ヒューストン経由)

エアチャイナの以遠権フライトをチェックしてみたのは、北京と東京が同じエリアにあり、以遠権フライトとなると似た経由地が出てくるためであります。

アメリカの地を踏むことがない経由と思いましたが、意外にもパナマシティはヒューストン経由であります。もっとも、パナマはパナマ運河においてはアメリカと関係が深く、完全に独立した国家としても、アメリカの影響は強いので、アメリカを経由していると言えます。ブッシュの名がつく空港を経由しているのは何ともミステリーであります。

サンパウロはマドリード経由となっています。シンガポール航空でも以前にはサンパウロからバルセロナ経由でチャンギ空港行きあり、スペインでの以遠権は得やすいのかもしれません。

ハバナについては、絶対にアメリカを経由してはいけないと言うぐらいであり、モントリオール経由となっています。モントリオールからのフライトにはアメリカに入国できないような人が多数搭乗しているのかもしれません。

就航してほしい都市

個人的に就航してほしい都市を考えてみました。欧州はダイレクトにアクセスしてほしい都市はあまたありますが、乗り継ぎはほぼあり、開設延期となっていますが、イスタンブール、ストックホルム、ミラノなどの新規就航路線があり、これぐらいあるともういいのではないかと感じてしまいます。

エジンバラやニースやバルセロナやリスボンなども就航できればいいですが、そんなに日本に来る人はいないので、2020年夏スケジュールで就航した都市でいいとも思えます。

一方で、日本から遠いと言うか、あまり接点はなくとも需要がありそうな都市を就航してほしい都市にしてみました。

サンパウロ

サンパウロ

東京からの距離 18,535km(Guarulhos)

JALが2010年までJAL機体で飛んでいたブラジル最大の都市であります。休止されるまでのフライトはニューヨーク(JFK)経由であり、サンパウロからニューヨークまでの需要も拾う形でした。アメリカン航空との補助役としても儲かっていたようにも見えます。

もし、今するとなるとANAもJALもロサンゼルス経由となりそうです。ロサンゼルス便は日本から毎日複数あり、複数便を飛ばす場合、地上スタッフの用意やGRU便が東京やサンパウロでトラブルがあっても、ロサンゼルスで折り返し便に切り替えたり、他のフライトに割り当てると言うことが可能であり、結果的に所要時間的もダメージが少なくなります。

ANAであれば、メキシコシティまでの現在あるフライトを経由便で伸ばしてもよさそうですが、メキシコシティに色々な対応をするための人材、設備が必要となり、新規での容易に改修できるかが懸念点であります。

人件費などは絶対的は安そうですが、収入となる搭乗客を比較するとロサンゼルスの方が結果的に良さそうです。

ケープタウン

ケープタウン

東京からの距離 14,719km

いつかはクラウンならぬ、ケープタウンであり、アフリカの南の端まで行ってみたいのはロマンがあります。個人的には2015年にクリアしています。

観光の需要は当然あると思いますが、経済的なつながりも多く、中国が台頭してもなお、日本は貿易有力国であります。輸出入ではともに自動車関連が多く、日本に入ってくる輸入ではレアメタルが多かったりします。

スーパーで南アフリカ産の蛸とか見ると、南アフリカまで遠洋漁業で大変と思いつつ、ケープタウンに寄港して何をしていたのだろうと邪推してしまいます。

マンデラ氏が政権を持つ以前は、アパルトヘイトがひどい状態でしたが、日本人は交易や政府援助もあり、名誉白人として扱われていたようです。21世紀も既に4分の1近く経過しようとしている中で、この文字を見ると上級国民並みに変な言葉であります。

日本からの直行便の場合、JALはかろうじてA350-1000でヨハネスブルグまでノンストップで行けそうですが、ケープタウンはSQやSAと同様に国内線運用が出そうであります。

ANAの場合、シンガポールかバンコクを経由して、ケープタウンにダイレクトアクセスはできそうですが、需要すくいと言う観点では、ヨハネスブルグを経由しそうであります。

これまでの香港一択の牙城を崩せ、日本文化を広めて、ヨハネスブルグの人にも北斗の拳を見てもらいたいところです。

アルマトイ

アルマトイ

東京からの距離 東京からの距離 5,341km

アルマトイはカザフスタン最大の都市であります。カザフスタンはかつてのシルクロードがあった場所でもあります。国土は大きく、アルマトイは首都のアスタナよりも大きい都市であります。

輸出品としては原油、精製銅、天然ガスでありますが、何とも今欲しいものリストに入るものばかりであります。隠れ中東国家であり、台風が来てもびくともしない程の外貨準備高があるようです。さらに、中東国家とは違い、ウランは世界一の輸出量と言う点であります。

何となく、クリーンエネルギーにシフトしていくことになっていますが、パンチのある発電ができるのかどうか、太陽パネルの廃棄処分のコストなど色々問題もありそうです。最終的にはイエローケーキも使いそうであり、こうした資源を多く採掘できる同国は強そうであります。

プルサーマルで燃やしたものの活用と言ってもウランは必要であり、やはり、生のウランがある同国は強そうであります。

現在はロシアグループでありますが、以前はユナイテッドがアメリカから直行便を飛ばしていたりします。アシアナ航空も毎日ではないものの細く、就航させています。

東京と接続すれば、北米線への接続もでき、際際需要も取り込めそうです。

最後に

サンパウロ

今回は個人的な妄想と経済的なつながりの将来性で目的地を考えてみました。こうしたことを考えると際には中国のキャリアのルートはとてもポイントとなりそうです。

経済的に日本の真似をして来て、いつの間にか追い抜かれているので、今度はスペック的な部分は真似をして、その上で、中国にはできないことを行い、再び追い抜いていくしかないかもしれません。そうした際に必要な航路とも言えます。

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