本州・日本海側では最高峰の高さのホテルであるホテル日航新潟に滞在しましたので、お伝えします。
アクセス
同ホテルは新潟市の中心部を流れる大河である信濃川の河口にあります。河口において中州とも言える場所にあり、21世紀初頭に再開発され、日本海側では大規模なコンベンションセンターやホテルが建設されています。
同ホテルは万代島ビルと言う、地上31階、140.5 mという新潟市内一というか県内一、本州日本海側では一番であり、大きな都市の金沢市と比較しても最高峰のビルであり、その上部にあるので、景色は期待できます。
交通アクセスとしては新潟駅から直通するバスが新潟駅の万代口の3番乗り場から出ています。結構頻度はあり、歩くよりは待った方がよくアクセスできます。
新潟交通はSuica等の交通系ICに対応しているので、乗り降りも楽々であります。後者バス停もホテルのビルの前で迷うことはありません。
信濃川の中州のような広大な土地に県が再開発したため、とても豪華で雄大な景色が広がります。ホテルはコンベンションセンターとガラス張りの廊下でつながっています。
ホテルはかなり華奢なタワーであり、海近くの中州にあるので地震による液状化など気になるところですが、日本最大級のゼネコンの鹿島が手掛けており、共同企業体は鹿島・大成・福田・五洋・本間・東亜という、スーパーゼネコンと新潟のゼネコンが手掛けており、港湾の浚渫にも強い企業も入っています。
竣工から20年近く経過していますが、今もって褪せないデザインであり、新潟市では一番目立つ建物かも知れません。
ホテル前に掲揚されていた国旗が何とも不思議でありますが、新潟はロシアや韓国の都市と姉妹都市であり、それであり続ける限りは掲揚していると言えます。
ロシアの事実上の宣戦布告以降にウクライナから同県に対して姉妹都市取り下げは要請はあったものの、現状維持のようです。
ビルの東側は高層部以外は壁面であり、こうしたところで強度や揺れを防ぐようにしていると見えます。新潟地震があり、液状化も想定されるような場所でスリムなタワーが存在するのは、まだまだ世界的にも立場の高い日本のゼネコンだから完成できたのかもしれません。
入り口から
1階ははブリックスペースであり、ホテルにはエスカレーターまたはエレベーターで上がります。地方らしく、イベントがないと閑散としています。
2階にエスカレーターで上がってもさらに、1フロア上がるとフロントがあります。フロントは3階であります。一方で、エレベーターは1階からホテルの.ルームがある22階~30階まではアクセスできるので、フロント経由と言うことはなく、最初と最後だけフロントに行くみたいな感じでした。
今回は27階のお部屋であり、中の中みたいなところですが、東西南北以外の位置以外はフロア高低のババはないと思います。
後述しますが、31階には展望台であります。ホテル宿泊関係なくアクセスできます。
エレベーターフロアも結構広めな感じてあり、新潟の東側が望めます。沼垂や製紙工場の煙突までであり、新潟空港や東港は目視できませんでした。
エレベータホール横には自販機と製氷機と大人なコンテンツ動画利用権のカード購入機がありました。ドリンクはソフトのみでした。
タワーなので狭いように見えますが意外と広く、大阪本町コートヤードよりは1.2倍ぐらいはありました。
部屋はスタンダードダブルであり、予約と同じでしたが、予想通りの信濃川ビューでした。ホテルの構造上、東側の部屋は少なく、黄昏な西がメインであり、信濃川が良く見える南北にも客室がある構造であります。
西側は新潟島と日本海を望めるのでベストと言えますが、割と絵的な線が少ない景色と言えます。一方で南北では、北側は信濃川の河口と日本海と河口の左右に広がる海岸が見えます。南側は信濃川を中心として新潟市内の街並みと奥に岩室あたりの山並みが見えます。
今回は南側と言うことで信濃川とシティビューでした。
信濃川ビューなダブルルーム
扉はオートロックであり、良くホテルにあるカードも有ります。
Don't disturb的なボタンは、プー様がこれから押すかもしれない、大量何とか兵器みたくカバーがつけられています。もちろん、実際はもっと複雑でしょうが。ふいにぶつかって連泊の人が掃除されていないと言うのを防ぐためのものでしょうが。
29㎡であり、一人では問題ない広さであります。ベッドが大きく、デスクの椅子とベッドとの間隔もそこそこあります。
ベッドサイドからの視点であります。設備はシンプルでありますが、景色が一番かも有りません。
ベッどの広さは十分であります。いつも左半分の1/3ぐらいで完結してしまいます。
結構、立派なスツールと言うかソファセットであります。ザ・北欧と言った感じです。サクララウンジの転用とかであれば、マニアは古くても満足ではあります。
テレビは結構、昔からのものであります。地上波とBSはみれました。PCとかの連携は有りませんでした。
部屋からの景色
信濃川ビューであり、新潟市街の夜景を思い存分、堪能できる景色であります。柳都大橋、万代橋をメインとして新潟島の夜景等が素晴らしい景色であります。
地平線と空の塩梅を決められるのも同ホテルの特権かも知れません。
変わって日中の景色です。信濃川眼下にはヨットが整列されており、なかなか映えします。フラットな新潟市が強調され、新潟市らしい景色と言えます。
拡大してみます。拡大すると新潟の都会さがフィーチャーされます。日本の多くの都市では大都市を除くと、3kmも歩くと街並みが変化しますが、新潟は8kmも歩いても結構住宅地が続きます。
特に新潟島から116号線で西に向かってもかなり住宅地が続いていたりします。そして奥には岩室や弥彦を彷彿とさせる山並みが見えます。歩くほどにグルメ店があるのも特徴であれます。
ルームアメニティ
景色は秀逸ですが、ルームアメニティの案内もします。広めのデスクがあり、起き上がり式のミラーも有ります。これがUSB-C対応のモニターであれば絶賛ですが、そこまでは行きませんでした。
アメニティについてはアッパー会員でもありませんが、ペット水は2本は無料でした。茶器については特段のこだわりはないようです。
電気ケトルは象印でした。新潟だとツインバードとかではないのかと?ですが、商社がはいるとまとめて安くしてくれることかもしれません。
ルームウエアはパジャマタイプであります。スリッパは飛行機と同じようなタイプでした。ウスウスでありますが。
冷蔵庫は温度調節はできますが、MAXでも、キンキンに冷えませんでした。個人的なキンキンは凍る直前なので、一般的には問題ないと言えます。
クローゼットは広めであり、内部も木目であります。ハンガーは木製であり、格式高いホテルを感じます。消臭剤もあります。セーフティボックスはありませんでした。フロントに預けるようです。日本国内であれば、問題はないと言えますが、人生を棒に振るような貴重品を持つ人は対策は事前に準備が必要です。
バスルーム
同ホテルの場合、フロアの断面積に制限があり、客室を広めにすると犠牲で、バスルームが狭くなることがあります。
バスルームはトイレとバスタブ共有のいわゆるユニットバスであります。
だた、洗面部は広く、色々なところに手をぶつけたり、そこまでいかなくても狭いと言う感じはありません。日本国内では広いホテルの水回りであります。
アメニティは十分であります。フロントで必要なものをピックアップすることなく、手元がおぼつかなく心配もありません。
ルーム紹介は以上であります。
最上階の展望台
同ホテルが入る万代島ビルの最上階は展望台となっています。高額な料金がかかると思うとなんと無料であります。ただし、展望台名称がBefcoばかうけ展望室であり、地元の製菓企業が冠となっている展望であり、そのためが無料であります。
営業時間は8:00~22:00(行った時は21:30でした)となります。
Befcoばかうけはスーパーやコンビニ、ドラッグストアで販売されている袋菓子(米菓)のばかうけが全国的に有名な会社です。栗山米菓のばかうけが有名でしたが、社名を変更しているようです。
新潟と言えば、お菓子メーカーは多く、ブルボン(チーズこのみ、ぷちうす焼きなどありますが、洋風なルーベラなどの方が印象が強い)や亀田製菓(柿の種。サラダ焼き、ハッピターン、カレーせんべいなど)は県内企業では銀行や機械製造業や土建会社にも負けず、TOP10に入るところでもあり、日本人のおやつのかなりは新潟で作られていたのかもしれません。ばかうけも都内ではドラッグストアなど結構見かける商品であります。
ネーミングライツ的な展望台ですが、お菓子販売強制みたいなこともなく、ホテル宿泊の客室フロアからエレベーターで直接上がれるので、宿泊した部屋では見えない景色が楽しめるのは良いところであります。上記写真は信濃川河口の景色であります。日本一長い信濃川の河口が見えます。
また、部屋では見られなかった、市内の東側の歴史が深い地区も見えたりします。新潟探訪するとこの辺りの方が味わいがありそうです。
最後に
ホテル日航新潟はすでに開業から20年近くたっていますが、いまだに新潟市内ではトップ的な存在であります。場所とサービスと言うことかもしれませんが、地域は違いますが、日本海沿岸の石川では金沢にハイアットが開業しており、富山ではヒルトン、福井ではマリオットが開業する予定であります。
建物的なインパクトは市内ではどこも勝てず、同ビルが世界ブランドに飲み込まれてしまう可能性もありますが、それも有りかもしれません。
素泊まりでも景色と設備は十分以上であります。その方が時間の制限なく、新潟グルメを味わえます。