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中東情勢の緊張がフライトに与える影響を裏返すと

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中東

中東情勢が緊張することは度々あります。昨年から、緊張が高くなっていたアメリカとイランとの緊張関係により、民間機が被害に遭う事態が起きています。飛行機によく搭乗するため、影響とその裏にあるものを考えてみました。

中東情勢が緊張すると

中東地域は過去100年を見ても、中東戦争、イランイラク戦争、湾岸戦争、イラク戦争、シリア内戦など多くの犠牲者が出た戦争以外にも多くの地域で紛争が起きています。

そのたびに、原油の価格が大変動したり、武器が大量に使用されたりと地球規模でエコシステムが蠕動することが度々続いています。

日本のメディアではお好み焼きソースの材料の一つであるナツメヤシの実(デーツ)について、ペルシャ湾岸が特産地であり、その確保不足に対する懸念を取材したものもありました。

メーカーでは備蓄しているとのことですぐに影響はないようですが、このニュースを30年前の湾岸戦争でも、まったく同じ切り口で観た記憶が蘇りました。

中東地域を飛ぶフライト

中東
中東地域を飛ぶフライトについては、中東地域発着はもちろんですが、それ以外にもあります。

東南アジア・オセアニアと欧州を結ぶ路線やロシアとアフリカを結ぶルートなどがあり、こうした路線ではイランやイラクの上空を平時はルートとしているところも多く、有事の際は影響を受けます。

日本発着のヨーロッパ路線は飛行距離最短の高緯度のロシア上空を通過するため、中東情勢緊迫による直接的な影響はほぼありません。

しかし、ANAではイスタンブール路線を2020年に就航を予定している他、比較的安いスターアライアンス便であるターキュッシュエアラインズや成田からカイロに直行するエジプト航空は中東北部を飛行します。

最近勢力を増している中東の航空会社(カタール航空やエミレーツ航空)は中東では安定した国とは言え、イランやイラクを近隣に接し、その影響を受けることもあります。

有事の際の航空会社の対応

飛行ルート上が紛争等の対応となった場合、航空会社はフライトルート変更することでリスク回避をとります。事業運営として賢明な判断であり、リスクを回避しつつ、事業継続を行います。

下記はシンガポール航空のSQ326便(シンガポール→フランクフルト)です。1月4日のフライトではイランの真ん中を縦断しています。イラン銃弾ルート

しかし、足元の1月14日ではイランを避けてフライトしています。

イラン回避ルート

マレーシア航空の唯一の欧州路線であるロンドン便も同社が過去に撃墜を受けた過去もあり、イラン上空は避けています。

ターキュッシュエアラインルート

一方で、ターキュッシュエアラインは1月10日のフライトではイラン上空を通過しています。両国の関係からなのか、敵の攻撃と誤解されることのない飛行のためか、ルート上の天候リスクがイラン上空を飛ぶよりもリスクが上回ったのか不明ですが、イラン上空を飛んでいます。

運行事業者の判断となりますが、数年前、シンガポール航空でチューリッヒに行く際に、イラク上空を避けて、スエズ運河の上空を飛んでいた記憶があり、なんとなく安心した記憶があります。

ルート変更による遅延はそれほどないため、航空会社、顧客にとっても最も良い選択と言えます。

需要が落ち込むと値下げ対応も

有事が発生するとその付近を飛ぶ、または乗り継ぎとする航空会社は顧客から心理的不安を受けて敬遠されることがあります。そうした地域を飛ばない航空会社に需要が移動する一方で、需要が激減することもあります。

その場合、運賃を下げて対応することもあります。2001年の同時多発テロ後の北米行きの運賃は東アジア行きかと思うような運賃もあります。

需要がさらに冷え込むと欠航も

しかし、需要喚起が不振であると空気を飛ばすよりは欠航にした方が出血は少なくて済むと言う判断に進みます。

そして、資産である飛行機を地上で遊休させるよりも、稼働させた方が良いと判断することもあり、別ルートで増便をしたりすることもあります。

エコシステムの蠕動運動が起こると中東以外で経済活動が活発化することもあり、別路線での需要獲得が活発化し、運賃変動も起きたりします。

中東経由の航空会社の運賃状況

今回の緊張状況を受けて、中東の航空会社のプレミアムなクラス(ビジネスクラス)の運賃状況を確認してみました。

スターアライアンス、ワンワールドにおいてマイル修行に関わるターキュッシュエアラインズとカタール航空でチェックしてみました。

カタール航空

カタール航空ビジネスクラス

日本発券では、既に記事にしているローマ往復が21万円台となっています。円高の影響もあり、安さに拍車がかかっています。情勢影響は現時点ではないようです。

www.dangan-lucky.com

中東から距離の近いヨーロッパでは、情勢に対してよりセンチメンタルになると想定され、欧州発券を調べて見ると上記のとおり、ブダペスト発券の東京行が約208,147円となっていました。

FOP単価は11.14円であり、往復で最新のA350-1000のQsuiteを利用できるのはかなり良いと言えます。

ターキュッシュエアラインズ

ターキュッシュエアラインズビジネスクラス

ターキュッシュエアラインズはアジア発券では安いところも多いですが、今回は目的地を東京に絞ってみました。

アムステルダム発券が安く、ゴールデンウィークに日本に行き、夏休み(東京オリンピックン開催日)にアムステルダムに向かうルートです。

運賃は約201,358円であり、Jクラス(100%加算)ですが、PP単価は12.97円と繁忙期を考えると優秀なチケットと言えます。

また、全区間ワイドボディ機であり、快適なビジネスをフルに満喫できます。ターキュッシュエアラインズも情勢影響は現時点ではあまりないようです。

最後に

平和な空港

航空会社に潜むリスク(紛争、原油高騰、伝染性ウィルス流行、オリンピックなど)はマイル修行において、ダイレクトに影響を受けることがあります。

一方で、影響だけでなく、それが転じて航空券の運賃が下がることもあり、常に運賃のチェックが必要かもしれません。

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