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スターアライアンスでバルト三国に強いLOTポーランドの実力をチェック ウィーン=タリン搭乗記

LOT

東欧の航空会社でスターアライアンスに加盟するLOTボーイランド航空のバルトチックルートの実力を実際に搭乗してみて体験しましたので、お伝えします。

LOTポーランド航空

LOTポーランド航空はヨーロッパ・ポーランドのナショナルフラッグキャリアであり、首都ワルシャワをハブ空港として、欧州内、北米、アジアに就航している航空会社です。アジアでは東京(成田)、ソウル(仁川)、北京、シンガポール等に就航しています。

同社では東ヨーロッパのルートも充実しており、ウクライナやベラルーシ、ジョージアへのフライトもあります。

最近では、ハンガリーの首都であるブダペストから北米への直行便を就航し、大陸間の路線の拡充にも積極的であります。

エストニアに準ハブ空港

LOTポーランド航空バルチックルート

そして、準ハブ空港として、バルト三国のエストニアの首都タリンがあります。これはLOTポーランド航空が自前で構築したと言うよりも、エストニアの航空会社「ノルディカ」とパートナーシップ(コードシェアではなく、業務委託のような関係)を結び、タリン発着でのLOT便名で欧州各地に就航しています。

そのため、タリン=ヴィリニュス間のバルト三国間内フライトやタリンから欧州各地へのLOT便名でダイレクト接続が実現されています。

バルト三国ではラトビアのair Balticが有名であります。この会社はもともとスカンジナビア航空とラトビアのJV(共同事業)でスタートしましたが、現在はラトビアのナショナルフラッグキャリアとして、LCCと言う位置づけで運航しています。

バルト三国内を結ぶルートとしては、air BalticかLOTが断然優位であり、ワンワールドやスカイチームでは乗り継ぎなど結構時間がかかります。

ANAマイルも加算

ANAマイル加算

ANAマイレージクラブでは、通常、マイル積算はコードシェア便についてスターアライアンス加盟または提携航空会社の運航に限られますが、ノルディカが運航するLOT便の場合はマイルの積算対象となっています。

これは米国におけるユナイテッド航空のリージョナル便を任されているメサ航空のような位置づけと言えます。

LOTポーランド航空 ウィーン=タリン搭乗記

ウィーン=ワルシャワ間

ウィーン空港ゲート

ウィーン=ワルシャワ間は342マイルと羽田=岡山程の距離であります。フライト時間にして小一時間であります。

ラウンジを後にしてゲートに行くと定刻間際ですが、遅延の表示はありませんが、時間を過ぎても搭乗は進みません。結局30分遅れて搭乗が進み、その後はすべて30分遅れですべて進みます。

ANAスターウォーズジェット@ウィーン

搭乗は沖留めであります。途中、乗ってきたANAのスターウォーズジェットが朝寝をしています。朝6時に着いて、昼に出発のため、沖止めで待機と言ったところです。

LOTプロペラ機

機材はプロペラ機であります。シートピッチは狭いですが、1時間ほどのフライトのため、我慢できるレベルであります。

シートピッチ
プロペラ

機体中央のため、プロペラの回転が良く見える席であります。今回の道中ではジェット機からプロペラ機といろいろと搭乗しましたが、プロペラ機はやはり音が結構大きく、プロペラ機ファンには嬉しいと思いますが、それ以外の人は結構ノイジーな機材であります。

機内サービス

途中コーヒーとチョコ菓子が配られ、あっという間にワルシャワに到着です。遅延の回復もなく、30分遅れての到着です。

ワルシャワ上空

到着の際はロサンゼルス便への乗り継ぎ客が最優先で降機され、専用のバンで移動していました。個人的にはタリンのへの乗り継ぎ時間は10:55であり、飛行機の扉が開いたのが11:00でありました。

ラウンジは少し利用できるかなと思っていましたが、それはなくなり、直接ゲートに行くこととなりました。タリン行きの搭乗時間から10分経過していましたが、何とか沖止め行きのバスに乗車することができました。

ワルシャワ空港で地上にいた時間は実質30分とある意味乗り継ぎ時間最短の空港となりました。

ワルシャワ=タリン間

ノルディカジェット機

同路線はLOT運航ではなく、エストニアのキャリアであるNordicaが運航しています。ただし、長期的なパートナー契約のためか機体にはLOTのロゴがペイントがされています。CRJ900のジェット機であります。

非常口座席
セーフティボード

今回はNH*Gのプライオリティなのか非常口座席でした。しかし、機内は全体的に狭さを感じます。

CRJ機内

羽田からウィーンまでルートは夜行便と言うこともあり、結果的に寝不足となっていたのか終始寝てしまい、ドリンクのサービス等は受けませんでした。 

タリン空港には予定通り着陸となりました。

沿岸地の平らな大地に黒々とした針葉樹林が多い、北欧やバルト三国によくみられる地形であります。空港周辺はテクノポリスであり意外と近代的なビルが多いところであります。

空港からタリン中心部までは4km弱であり、とてもラクラクな都市であります。

タリン到着

着陸した後は、一度外に出て、PTBにある階段を上りターミナルに。ターミナルは結構おしゃれなデザインであり、待合ブースなどなかなかであります。

タリン空港内

到着後いったん外に出てみましたが、雪国らしい窓が少ない外観であります。タリン空港は出口を出ると湖が見え、自然の豊かさを感じられ、とてもホッとする場所でありました。

タリン空港外観

最後に

LOT
LOTポーランド航空を利用して、バルト3国にアクセスしましたが、パートナーであるノルディカのネットワークもあり、タリンまでのアクセスは同日の午後早い到着となりました。

このあと、タリンからヴィリニュスまで移動するのもLO便となりましたが、便利でありました。そのお話はまた別のお話としますが、バルト3国を巡るにはスターアライアンスでも結構利用できると感じしました。 

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