JR西日本の特急「はしだて」のグリーン車に乗車し、京都の海を目指しましたので、お伝えします。
天理駅から京都駅に
天理駅の裏と言うか正面とは反対口には田井庄池公園があり、SL D51が展示されていました。
ちょうど梅の花が咲いており、天気が良くなかったですが、結構鮮やかに咲いていました。
天理駅から平端駅で乗り換え、さらに西ノ京駅で乗り換えて京を目指します。JRと違い頻繁に運行されており、車内は結構空いていて快適であります。
京都駅に到着し、山陰線のホームに移動です。東海道線や新幹線とはちょっと違う場所にあり、独特な雰囲気が漂います。
はしだてグリーン車
はしだてはJR西日本と京都丹後鉄道が運行しています。JR西日本では287系・289系を、京都丹後鉄道ではKTR8000形をはしだて用に出場させています。
グリーン車は287系・289系のみに設定され、先頭の1号車の半室に設定されています。
座席は1-2配列であり、5列のみの15席の設定となっています。隣席がいないなら2列席の方が荷物を置けるので便利です。1列席は荷物があると手狭に感じます。
コンセントがついているため、スマホの充電では重宝します。ひじ掛けについているので、長いケーブルでなくても、ながらスマホもできます。
シートピッチはそんなに広くありません。半室で座席数を稼ごうと思ったのかはわかりませんが。
乗車記
天理を出発してから何も飲んでいなかったため、伊勢丹で購入したデュンケルなビールを飲んでみます。
山陰線は京都駅を出発して二条駅を過ぎるととても都会とは思えない線路に変わり、トンネルと橋梁の繰り返しとなります。乗車してすぐはメールを確認したりとスマホを操作したいところですが、トンネルの電波対策がされていないため、なかかなもどかしい時間が続きます。
亀岡駅ぐらいまでくるとトンネルが少なくなり、スマホも落ち着いて利用できるようになります。
さらにのどが渇いたため、スパークリングワインでのどを潤します。山陰本線は結構揺れるので窓の桟に置くのはちょっと危険でした。
トンネルは減ったものの、結構な山岳列車であり、丘の上を走っていくような感じです。
スピードは結構出でいるので、橋梁を渡る際のガタンゴトンの音がとてもテンポが速いのも特徴的でした。
綾部駅に到着です。ここで併結している特急「まいづる」を分割します。
折角なので、分割の様子を見に行きます。分割してから出発かと思うと「はしだて」は分割しながら出発であり、危うく取り残されるところでした。
山陰本線を北上していきます。福知山城が見えてくると福知山駅に到着です。有名な明智光秀が築城した城であります。
福知山駅に到着です。ここからは京都丹後鉄道の宮福線に入っていきます。分割作業があった綾部駅は4分停車でしたが、福知山駅では6分停車と意外と長いものでした。運転士の交換と大阪からのこうのとりの接続のためのようでした。
宮福線は1988年7月16日に開業した比較的新しい路線であり、JRが乗り入れるため、電化されていますが、京都丹後鉄道自体は気動車しかないため、気動車と電車が入り乱れる路線でもあります。
また、福知山と宮津を短絡するためか、山間を路線でもあり、海が良く見える宮舞線とは対照的でもあります。
宮津が近づいてくると平地が多くなり、海が近くなってくることを実感できます。
特急「はしだて」は天橋立まで行きますが、今回は宮津駅で下車します。電化されたホームと非電化のホームが対照的です。
昔は電化されたところは電車が非電化は気動車と割と決まっていましたが、電化されていてもコストがかかるため気動車で運行、逆に非電化でも環境のためにバッテリーにより、電車で運行と複雑になっています。
ラッピング列車が改札の前に停車していました。とてもカニは想像つきませんが、乗ってみたくなる車両でした。
京都丹後鉄道(北近畿タンゴ鉄道)の本社のある宮津駅はかなり静かであります。また、駅前にはコンビニはなく、変わって昔ながらの喫茶店や食堂、居酒屋があり、レトロな雰囲気がとても漂います。
夕方となったので今日は宮津にステイして終わりとしました。
最後に
丹後地域には何度か来ていますが、京都から通しで特急で来たのは初めてでした。そんなに長時間乗車と言うわけではありませんが、グリーン車はそれなりに快適であり、車窓を楽しむのんびのした時間の後には昭和な街並みと、とても風情を感じる1日でした。