山口県の山陽新幹線・厚狭駅前にあるビジネスホテルのエクストールイン 山陽小野田厚狭駅前に滞在しましたのでお伝えします。
アクセス
同ホテルは山陽小野田市の厚狭駅前にあり、ホテル名はそのままの山陽小野田厚狭駅前であります。
山陽小野田市は市としては最長の文字数とのことです。町では富士河口湖町が同じ5文字です。ダラス・フォートワースみたいです。
厚狭駅前では厚狭ステーションホテルと同ホテルぐらいしかなく、宇部新川方面や新山口か下関に行くこととなり、新幹線と在来線が乗り入れる厚狭駅ではロケーション的にはとても便利なところであります。
最寄には駅直結のキオスクがある他、県道沿いにローソンがあります。前者は早く終わってしまいますが、ローソンは24Hなので便利であります。
ローソンは入口からは遠いですが、ウナギ床のようなパーキングからショートカットできるため、遠さは感じません。ウナギ床と考えると歩数はあまり変わらないようですが。
シングルルーム
同ホテルではシングル、ツイン、バリアフリーの3タイプであり、一番広いバリアフリーでも18㎡と寝るに特化したホテルと言えます。それでもカプセルよりは断然広いのであります。
ルームインプレッション
12.5㎡という事でベッドとデスクでほとんどが埋まってしまう構成であります。


面白いのはルームキーを指すところにダミーのキーがあり、部屋を離れている時に室内の電源が切れないようにできます。
高級ホテルではこうしたことをしているところもありますが、ビジネスホテルでは珍しいところであります。大浴場に行っている最中にスマホの充電など意外と便利であります。
ドアには避難経路と各設備の利用時間が記載されています。新幹線の前席についているテーブルに書かれた案内のようです。


テレビは24インチぐらいでしょうか。部屋が狭いので、これぐらいでないと邪魔になってしまうかもしれません。
アンケートに回答すると抽選でプレゼントが貰えたりするなど意見を結構気にしていると言えます。また、手作りの最寄地図があったりと現場力もありそうであります。


冷蔵庫は最強にするとキンキンに冷えます。ケトルやドライヤーもあります。ティッシュはたっぷりな量でありますが、紙質は花粉症の時期に頻繁に使うと赤くなってしまうかもしれません。


Wi-Fiは各部屋にアクセスポイントがあり、部屋番号ごとの接続となります。Wi-Fi自体の接続はすぐできたのですが、その後のインターネット接続はうまくいかず、結局、自身のスマホでテザリングしてしまいました。
5Gプランで容量が相当余っていたので良かったですが、各携帯事業者の格安の新ブランドに切り替えた人にはちょっとシビアかもしれません。
タクシーの連絡先だけでなく支払い方法も記載されているのは気が利いています。現金をあまり持たない人も増えているので、タクシーとかは敏感です。
また、QRコードをスマホで読み取れば、大浴場とランドリーとマッサージマシンの混雑状況が確認できます。
バスルーム
水回りはある意味予想通りな構成であります。こじんまりとしたスペースは学生の頃を思い出してしまいますが、アクセントとして一面だけは木目調です。


トイレはリモコン・ウォッシュレットであり、マッサージ機能や脱臭機能はありませんが、電気式なので不便はありません。
アメニティはフロントから好きなものをピックアップするタイプであります。ハンドソープの業務用感が半端なく、ハンドソープと言うよりは水せっけんと言う感じであります。プッシュすれば泡出であり、香りもそこそこなので見た目よりはいいです。
窓からの景色

窓は板戸で遮られています。新幹線駅に近いため、通過の多い厚狭駅を考えてかカーテンよりは騒音をカットできるという事なのかもしれません。
カーテンは防火や日焼けなどメンテにコストがかかるという事も考慮していそうです。なんとなく、ビジネスホテルではなく、成人のみのホテルに良くありそうでありますが。
板戸を開ければきちんと景色は見えます。厚狭の街並みと新幹線が見えます。新幹線は他の新幹線駅チカのホテルと比較しても離れており、時速300km通過も多い同駅では静かであります。
大浴場がついている


同ホテルホームページより
そして、一番のポイントとも言える施設は大浴場であります。時間は夜が17:00~翌1:00、朝が5:00~9:30となっています。朝はサウナは閉鎖されていました。大浴場名は「ねたろうの湯」であります。寝湯はありませんが。
脱衣所にはアメニティもあり、鍵付きロッカーもあります。そして、お風呂は露天風呂もあります。
洗い場の水量は十分であります。内湯の方が熱めであり、露天風呂にはチェアがあるので涼めます。露天はこうした設備の宿命なのか気流の関係なのか消毒と言うか何と言うかニオイが若干気になりました。
まあ、内風呂に入り、露天のチェアで涼んでいる分には気にすることなく、ちょうど良いかもしれません。
とは言っても狭いユニットバスよりも断然よく、朝から手指がふやけてチェックアウトと言うのは旅風情でもあります。
無料の朝食が最強
朝食は一階フロント横が会場であります。奥には自販機コーナーとマッサージマシンがあります。カウンター席が主体であり、個食パターンが多く、一人でも多く着席と言う結果かもしれません。
デフォルト無料なので朝食券はありませんが、利用時間をあらかじめ決める整理券のようなものをチェックイン時に受け取ります。
その整理券はフロントに渡すとかでなく、入口に置かれた籠に入れるだけであり、時間は厳格に決まっていないので早く起きたり、寝坊したりしても利用不可という事はなさそうです。お盆など超繁忙期はそうした限りではないと思いますが。
今回はカレーとしてみましたが、パンもあります。また、焼き魚類や卵焼きもあるので、コスパはかなり良いですし、変に気を遣わずにマイペースでピックアップできるのである意味最強であります。
また、カウンター席にはコンセントもあり、寝るときに充電を忘れて、チェックアウト後に充電の機会がない場合でも、ちょっとでも充電出来るのは有難いところです。
最後に
宿泊した時のレートは4千円台であり、大浴場付きで朝食無料と強烈なコスパでありました。24時間営業のスーパー銭湯で夜通し料金加算と比較しても相当であります。
クーポンとか県民割解かなくても安く、何も考えなくてもリーズナブルな同ホテルは旅行の要として有効であります。
厚狭駅前と新幹線と在来線複数路線(隣駅の小野田駅まで含めるとさらに)と機動力もあり、鉄道利用ではベストな空間と言えます。