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エミレーツが新インテリア発表 ファーストクラスは通路側でも窓がある

エミレーツ

エミレーツ航空がボーイング777-300ERの新しい機内インテリアを発表し、ファーストクラスのインテリアが秀逸であるため、まとめてみました。 

エミレーツ発表内容

2017年11月12日にボーイング777-300ERの新しい機内インテリアを発表しており、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスのそれぞれが一新されています。上級クラスでは、メルセデスベンツのSクラスなどの高級車からヒントを得て、新たなシートやインテリアを作り上げているということです。

この新インテリアの最初のフライトはドバイ発のブリュッセル、ジュネーブ行きということで、7-8時間のフライトと堪能するには短いかもしれませんが、素晴らしいフライトとなることでしょう。運賃は片道ファーストで35万円位します。運賃も豪華です。各クラスの主なトピックは以下の通りです。

ファーストクラス

ファーストクラス

新しいインテリアでのファーストクラスは1-1-1配列であり、ボーイング777-300ERと幅の広い機体では、豪華なレイアウトとなっています。現在の同機でのファーストクラスのレイアウトは1-2-1のため、確実にグレードアップしており、他社と比較して、先進的と言えます。インテリアはこれまでのゴージャスと言うよりは洗練されたデザインとなっており、車のシートを参考にしたシートであり、座り心地がとても良さそうです。シートモニターは32インチと6畳の部屋でも十分なサイズを一人で占有できます。

ファースト1-1-1配列

真ん中のシートにはバーチャルウィンドウ

バーチャルウィンドウ

今回の発表で驚いたのが、1-1-1配列の真ん中のシートにバーチャルウィンドウが設置され、通路側なのに窓側になっている点です。リアルタイムカメラ技術を利用して、機外のカメラから撮影した画像をバーチャル窓に表示するということで、画期的な取り組みであり、試金石として今後の機内サービスに展開していくことが考えられます。この機材に遭遇したら敢えて、通路側を選ぶかもしれません。  

ちなみに本当の窓側のシートは座席から窓まで距離があるためかわかりませんが、双眼鏡が用意されるそうです。双眼鏡も視線データを集めていたりすると凄いですね。

ビジネスクラス

ビジネスクラス

ビジネスクラスについても新しくなっていますが、シートのレイアウトは現在と同じく、2-3-2と現在と同じ配列で、業界の最先端を行く航空会社のビジネスクラスからすると少し物足りないような気もしますが、素材やデザインは確実に洗練されています。リクライニングはもちろんフルフラットです。以前は、ゴージャスというか少し成金な感じもありましたが、今回はシートに身を委ねたくなるデザインです。シート数が多いということはアップグレードする際の金額が抑制され、ビジネスクラス自体の運賃も他社と比較して競争力が持てるかもしれません。

ビジネスクラスそのに

ビジネスクラスはカンタスの新しい787-9のビジネスクラスでもそうですが、落ち着いてリラックスできる環境を提供する方向に向かっているようで、照明や素材の使い方が鍵となっているようです。 

エコノミークラス

エコノミークラス

エコノミーについてもエンターテイメントシステムの更新とシートにはレザーのヘッドレストが設けられており、確実にグレードアップしています。写真だけ見るとシンガポール航空のエコノミーの最新シートと似ています。 

最後に

エミレーツと言えば最新のサービスをいち早く提供し、業界の潮流を変化させており、今回もホームページでは「ゲームチェンジャー」と表現していたりするなど本気度がうかがえます。今回はボーイング777-300ERの新インテリアということであり、世界各地にかなり就航している機材のため、同社の格安ファーストクラス運賃ルートを見つけてみるのも楽しいかもしれません。

日本の航空会社の国際線の機内インテリアも発表されてから数年が経ち、そろそろ新しい情報が欲しいところであります。初代セルシオが世の中に出たときに圧倒的な静粛性が話題となったように、日本の航空会社もセルシオを生み出した会社を参考にして、飛行機では考えられない静粛さのファーストクラスなど提供してほしいものです。

エミレーツ

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