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アオタビとサイコロきっぷとは何か

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アオタビ

JR西日本で新たにZ世代以下向けを狙いとした旅の企画が出ましたので、自分のアオタビを回想しつつ、記事にしてみました。

アオタビとは

アオタビとは漢字で書くと青旅であり、青春な旅、青春に達する以前の子供が遠くに出かける夢とそれが実現した時のワクワク感など、世の酸いも甘いも知らない時に新たな発見をしていく旅のようです。

かわいい子には旅をさせろ、はじめてのおつかい的なところからユースと言われる30くらいまでがその言葉には意味がありそうです。

JR西日本ではカタカナで「アオタビ」と敢えて表現しており、コンセプトは下記のとおりです。

好きな気持ちや、ときめく気持ち、
旅は、じぶんのことを"もっと"好きにさせてくれる。

レールの先にある"もっと"見たい、
"もっと"知りたい、"もっと"体験したい

そんな気持ちを叶えられるように
旅の魅力を発信していきます。

JR西日本ホームページより

ちなみに、アオタビと言う言葉はまだ認知されていないのか、Gで検索するアオカビをサジェストしてきます。

サイコロきっぷ

サイコロきっぷ

サイコロきっぷはアオタビに合わせて企画された商品であり、降ったサイコロで出た場所で目的地が決まるという切符です。

概要

サイコロ1回は5,000円であり、サイコロで出た目の目的地までは新幹線またはJR西日本の特急の普通車指定席で往復ができます。

大阪市内発限定であり、利用期間は7/29(金)~10/31(月)の連続する3日間となっています。夏休み期間中利用できるのはメリットですね。

そして、グループは最大6名まで購入可能でありますが、サイコロ1回は5,000円には子供の区別はありません。

また、払い戻し負荷の予約の変更制限があるので、行先は運命に任せると言ったところです。

システム

システムは下記のとおりとなっています。

システムフロー

→エントリー※1

→移動生活ナビアプリWESTERをダウンロード

→アプリでサイコロを振る

→会員サポートページにお知らせで通知(最大10日間かかる)

→サイコロきっぷを購入し、往復日時を指定※2

※1 エントリーにはJ-WESTネット会員の登録が必要であり、登録後にログインしてサイコロきっぷのエントリーが必要。エントリー時点で課金されるため、ネット決済用のクレジットカードの登録も必要。

冒頭5,000円と記載しましたが、払い戻し不可のクレカ決済のエントリーは4,500円で、その後数日後にサイコロで目的地が確定して、切符を購入となると500円を追加で支払い、結果的に5,000円の支払いとなります。

※2  乗車列車はかえりの列車の1か月前の10時から指定可能。

JR西日本ネット予約「e5489」(クレジットカード)でのみ発売なので、駅の券売機で購入できないのは注意点です。「e5489」はログインIDがメアドでないため、結構億劫ではあります。

スマホでログインして手続きをするという点ではこうした経験をしていないと難しいかもしれませんが、UIは色々なサービスでそんなに違わないので、Z世帯に限らず、利用できる人も多いと思います。

続いて、エントリー、発売期間、利用期間のサイクルを見てみます。

エントリー 7/19(火)〜9/30(金)

発売期間  7/29(金)~10/29(土)

※利用開始日の1ヶ月前から当日まで発売

利用期間  7/29(金)~10/31(月)の連続する3日間

※10月29日利用開始分まで発売

振ったサイコロが確定するまでの時間はエントリーと発売と利用の期間が重なっている断面では当日でも利用可能そうですが、旅の計画を立てる余裕がないため、計画が旅の醍醐味と言う人には厳しいかもしれません。

とにかく損はせずに時の流れに身を任せてみたい人にとってもいいかも知れません。

サイコロで選択できる駅

双六では6つの選択肢があります。白浜、餘部(あまるべ)、東舞鶴、倉敷、芦原温泉、尾道の6目的地であります。

確率的に考えると各駅は1/6であります。しかし、なぜか尾道だけは1/6の確率の中にさらに1/6だけ、博多が含まれているというチャンスがあるようです。

言い換えると5/36が尾道であり、1/36が博多と言うことになります。

なぜ尾道の中に博多なのかは不明ですが、博多狙いでエントリーを増やそうとしているのかもしれません。

割引率

サイコロなのに7駅設定と言う不思議な存在ですが、今回の5,000円と通常の料金を比較してみました。下記のとおりです。

着駅 サイコロ 通常 割引率
芦原温泉 5,000円 13,380円 62.60%
餘部 12,060円 58.50%
東舞鶴 9,180円 45.50%
白浜 11,400円 56.10%
倉敷 13,360円 62.60%
尾道 17,300円 71.10%
博多 29,240円 82.90%

確率が低い博多は約83%割引ですが、出現率は2.78%と宝くじと比較すると高いですが、一発で出る可能性は低そうです。

もっとも、大阪から一番近い東舞鶴でも45.5%の割引率で損はないと言えます。期間限定で発売されたJ-WESTチケットレス500では東舞鶴から京都までが500円だった記憶があります。もちろん、今回は夏休み時期ということでなかなか安い切符はない時期であり、それを差し引いても割安感が薄く感じてしまいます。

二回エントリーで博多GETの可能性が

博多二回

なぜ、尾道で博多が出る確率があるのか、確率1/6どん、さらに1/6の1/36の確率があることを脳が消化しきれないのですが、さらに複雑なのが、エントリーが二回でき、その二回とも同じ目的地が出ると博多を選択できるという双六なのかトランプなのかわからくなります。

5,000円×2=10,000円で大阪から博多往復できるとなればメリットはありますが、前述の割引率は半減してしまいます。

最も近い、東舞鶴よりも割引率は悪くなってしまいます。一回目の切符の執行をしていない場合は、逆に言うと2回目は同じ目的地が出現し、博多に行けますよと山陽新幹線の利用を誘引しているようにも見えます。

桃色の飛行機の同区間も安く、実際にサイコロきっぷを利用した人の口コミがキーとなりそうです。

一期一会と福袋

今回のアオタビの中で企画されたサイコロきっぷの概要からまとめてみると、桃色の航空会社が実施したガチャがZ世代に反響であることから、そうしたニーズを同社内で具現化したサービスと言えます。

博多が当たる確率が低く、二回サイコロを回すと博多が当たる確率が上がるのは、大阪と博多間のニーズが鉄道と航空とのバトルが激しい顕れかもしれません。

一方で、他の駅の設定を見てみると、何もしなくても行く街と自治体連携が見られる街が設定されています。

と言っても変に利益主義に走っておらず、福袋のように新年早々から縁起が良いものにしている努力が感じられ、時の流れに身を任せた旅にしても良いと言えます。

私にとってのアオタビ

学生の頃

只見線

学生と言うのはいつの時代も経済的には恵まれないものであり、今のように出かけられることもない時でした。

当然、アルバイトをするのですが、遠方に出かけるアルバイトがたまにあると結構楽しいものでした。

ある時福島(会津)で仕事があり、往復は実費請求と言うか申告制というか最終的には当時の諭吉を2枚くらい頂ける(交通費だけで)いいアルバイトでした。

4日ぐらい働いたのち、最終日の次の日は仕事がないものの宿泊付きであり、チェックアウトは任意で好きに帰っていいよと言うものでした。

会津と言うこともあり、普通に考えると郡山に出で新幹線にて帰路をめざすのですが、貰った交通費を浮かせることと、何かの写真で見た只見線の景色を求めて只見線経由の谷川岳の下を超えて(大ではない清水トンネル)夕方には戻る予定でした。

逆算すると朝早く宿を後にすることとなります。紅葉の時期には最適な雲一つない早朝でありました。

朝早いこともあり、乗客が少なくのんびりした雰囲気であります。しばらく走ると只見川沿いの走りますが、朝日が逆光であり、眩しいくらいでした。

只見川沿いを過ぎるとトンネルが多くなり、ダム湖などが見えてくると、トンネルの真っ暗な景色から一瞬、湖の青さと紅葉のコントラストがフラッシュバックの

見え、その光景は今でも脳裏から呼び出されます。

そんな只見線は今年2022年10月に復活するということでもあり、10月から11月にかけて寒い朝に列車に乗ってみて、アオタビを思い出してみようかなと思います。

最後に

アオタビはSNSで映えるような旅は今の時代かもしれませんが、人それぞれのアオタビがあると思います。誰にも共有できない記憶でも、とても自分の中では大きな残像感が数十年にわたって残っているのものもあるかもしれません。

トリガーは色々とありますが、きっかけは何でもよいので、気が向いたものは行動に移してみると世界観が変わるかもしれません。

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