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地域航空サービスアライアンスとは

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離島

日本の地域交通ではかなり大きい課題である離島について考えてみました。

EASLLPとは

EASLLPとはEssential Air Service Alliance LLPの略であり、日本語で言うと地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合の略称です。

有限責任事業組合は法人格でないため、法人税の課税はない一方で組合員に対しては所得があれば所得税が課税されます。まあ、今回の事業では所得税がふんだんに課されることはないでしょう。

また、決算公告の義務はなく、組合員に任期もなく、株式会社などの会社法に則るとは別の違う世界と言えます。

有限責任事業組合では、設立は用意であるものの、株式会社のような株主や当局に対しての責任や義務が少なく、組合員同士での事業方針が決められ、ともすれば総論賛成、各論は見送りと言うようなことも可能であります。

有限責任事業組合については、事業目的と事業概要が明確になっており、参画している組合員が航空事業者であることから、方針は明確で列島と言うくらいの島が多い日本国の島嶼間の地域輸送を盤石且つ活力あるものにする目的があるようです。

組合員

組合員と言うと怖い人たちを想像しますが、構成する組合員は日本国内の大手航空会社と日本国内で地域輸送を担うエアラインが参画しています。

日本航空株式会社

全日本空輸株式会社

天草エアライン株式会社

オリエンタルブリッジ株式会社

日本エアコミューター株式会社

名を連ねる各社を見ると九州から沖縄方面に就航している航空会社となっています。現在の施政権における離島は北海道、東京、中国、九州、沖縄地方に集中しています。

その中で、九州や沖縄地方は離島との行き来が多く一方で代替手段がないため、船と飛行機がとても重要交通手段と言えます。

もしも、日本が第二次大戦前のように樺太や千島列島の北部まで施政権が継続されていればこうした事業体もなかったかもしれません。

そうした中で、日本が繁栄していればOKA-SINではなく、占守修行となっていたかもしれません。そうすると日本の北東端から石垣まで距離は片道で3,000マイルくらいとなり、シンガポールやクアラルンプールに行かなくともドメ専のマイル修行が横行したかもしれません。

1945以前の日本と言うのは不平等はすごかったものの、歴史を学ぶにしては、ものすごい興味がそそられる時代でもあったのは、不思議であります。

地域航空サービスアライアンス利用促進共同キャンペーン とは

地域航空サービスアライアンス利用促進共同キャンペーン とは、上記の組合員が運航するフライトに搭乗すると地域航空参加3社(天草エアライン株式会社、オリエンタルブリッジ株式会社、日本エアコミューター株式会社)の往復航空券や就航地域の特産品を抽選でゲットできるキャンペーンであります。

もちろん、このキャンペーンに登録して対象路線に搭乗することが前提ではあります。

ANAサイトでのPRはANAコードシェアに搭乗するとメリットがあると記載していますが、JALは地域航空サービスアライアンスすべての搭乗と記載があるので、JALのプレスリリースをリンクとして記載します。

海洋国家であるのか、日本を知ることが

島国の日本と言うのはいつの時代も言われていると思います。一方で、世界的にみても、海に囲まれている一方で国土の緯度幅が大きい国でもあります。

本来は海洋を知り、欧米と引けを取らない技術を持っていましたが、先の敗戦でその能力が没収されてしまっています。

しかし、過去の日本の歴史に触れると凄さがわかります。飛行機と言うとアメリカか欧州連合ですが、もしかしたら、先の大戦がないと低燃費の飛行機を極めていたかもしれません。

個人的には江戸時代の300年の変化と明治維新から1945年までの変化を比較するとそこに何があったのかと思うくらいの軌跡があります。

やる気スイッチがフル充電だったのかもしれません。

離島に行ってみよう

離島

日本の魅力と言われると、京都の街並み、フジヤマの稜線、渋谷みたいな東京がステレオタイプにあります。もっとも、日本文化を誇るものはここ50年でかなり配信され、北海道から沖縄まで景勝地もさることながら、アニメや風俗に至るまで細分化しており、海外から日本に訪れる人も関心も多種多様と言えます。

一方で、日本列島に生まれつき居住している日本人はどれほど日本を知っているのかと言うと日本に関心を持つ外国人よりも低いかもしれません。

織田信長は知っていても彼の居城であった岐阜県はどこであったと知る人は少なく、札幌と東京と那覇の位置関係をわからない人が多いかもしれません。

海外から来た外国人に那覇空港に行くにはどうしたらいいですかと言われたら、回答できる人は少ないかもしれません。

加えて、日本は島から形成される国であります。本州は世界的にも大きく、島と意識はしませんが、国境を意識しない意味では島国であります。

でも本州だけが日本ではなく、北海道、沖縄、九州、四国があり、さらに、その先には離島があります。

離島便はかなりあります。長崎発着の満席はマイル修行なのか、定期的需要なのか不明ですが、ジェットで短時間できた時代を考えると日本の国力を強化した方がいいと言えます。

まずは、離島に行くことがメリットであります。中国方面からアクセスを増やす前に内需で喚起した方がいいかも知れません。

最後に

海

九州は離島が多く、福岡、熊本、長崎、鹿児島との接続が必須であり、1時間足らずで接続できる飛行機の存在は重要であり、そうした中で地域航空サービスアライアンスが生まれていると言えます。

設立が話題となった当初はJAL便のコードシェア設定がされているフライトでもANAマイルが積算ようなことを吹聴する人もいましたが、現実にはそうではありません。

そんな意味があるのかわかりませんが、離島に行ってみるのが一番理解できることかもしれません。

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