ニューヨーク、マンハッタン南端にあるウォールストリートに程近い「アンダーズ ウォール ストリート - ア コンセプト バイ ハイアット」に宿泊しましたので、記事にしてみました。
アンダーズブランドとは
アンダーズ(Andaz)はヒンディー語でパーソナルを意味するらしく、土地の個性を取り入れていくライフスタイルホテルとのことです。
ホテルグループはハイアットであります。日本では虎ノ門ヒルズにアンダーズ東京があります。
場所ごとの個性があるため、一概には言えませんが、マリオット系では「Wホテル」ブランドに近いような感じがします。モダンでスタイリッシュなデザインであります。同グループの「アロフト」にも類似していると言えますが、高級感はAndazに軍配が上がる言えます。
マンハッタンのAndazは
マンハッタンにはAndazは二つあり、一つはフィフス・アベニュー(5番街)とウォールストリートです。5番街の方がロケーション的には有利であり、人気もあるようです。しかし、ウォールストリートはマンハッタンらしからぬ余裕の広さとコスパは良いと言えます。
グランドゼロ付近も再開発が進み、ショッピングもできるほか、SOHOにも近いため、欲しいもの狙いで、きびきびと動きたい人には、意外と便利かもしれません。
場所
ウォールストリートに位置し、NYSE(ニューヨーク証券取引所)も徒歩5分程で行けます。また、フェリーターミナルも近くにあります。地上交通が高いニューヨークでは海路の方が便利で安いかもしれません。ちなみにブルックリンにあるIKEAにもフェリーで行けるようです。マンハッタンまで来て、IKEAに行くかどうかは別でありますが。
そして、徒歩10分程度で北米では一番の高さを誇るワールドトレードセンタービルに行くこともできます。9.11以前とはずいぶん変わり、オフィス街だけの要素からビジネス以外でも利用できるようになっています。あの時から、世の中もずいぶん変化しており、当然と言えば当然と言えます。
宿泊記
エントランス
エントランスは二か所あり、イースト川側とNYSE側の二か所にあります。正門はイースト川側のようであります。Uberは乗り入れやすいのかNYSE側につけてもらいました。
建物は高層ビルでありますが、ホテル自体は低層階に集中しています。ホテルのフロアは20回以下であり、眺望は望めません。
室内
今回はキングルームを利用できたため、ニューヨークとしては広い部屋であります。しかし、モダンでスタイリッシュな部屋はよく言えばシンプルですが、がらんとしています。ベッドルームは木材の家具やレザー製のソファなど、味と言うか経年劣化が目立つ素材が多いため、第一印象は空閑として古さをとても感じてしまいました。
また、フロアはフローリングであり、丁寧にメンテがされているようですが、ワックスのにおいが最後まで気になってしまいました。
オープン当初は良かっただろう
室内の設備はオープン当初から変化がなく、テレビも液晶テレビではありますが、額縁の太さや操作性からすると経年感を感じます。できた当時はテレビにカバーを付けるなど丁寧な造りではありますが、今となっては経年感が一番であります。
番組について、日本語チャンネルはありません。
窓からの景色は隣接するビルであります。都会ではよくあることで、これ自体は、不満はありません。窓のブラインド機能は自動ロールスクリーンであり、できた当初は面白かったとも言えます。
競合するWホテルは狭いですが、グランドセントラルビューもあり、それだけでも価値があると言えます。
設備は高級ホテル
室内に入り、空閑さを感じるものの、セーフティボックス、アイロンなど必要な設備はあり、そこはハイアットグループであります。
そして、冷蔵庫にあるアルコール以外のソフトドリンクはすべて無料であり、チェックインしてすぐに冷たい飲み物を考えることなく飲めるのは最高であります。
アルコールについては、同ホテルの裏口から70mほど右手に進んだところにリカーショップがあります。NYCの営業時間に限りはありますが、白ワインやスパークリングワインなど冷蔵して販売しており、買ってすぐに飲むことができるため、トクトクに楽しめます。
さらに、そのリカーショップから50mほど進むと総菜などを販売している店もあり、好きなものを選択できます。折角のアンダーズではありますが、部屋で楽しむのもいい経験かもしれません。
水回りは最高
水回り、洗面・バスルームについては、素材が石材やガラスを多用し、しかも、かなり良い材質を利用しているためか、もっとも劣化間を感じない場所であります。撮影していても一番よく映る場所でもあります。
特にバスタブは大きく、ニューヨークでこんな広いバスタブでお湯につかれるのはかなり貴重と言えます。水量やお湯の温度、排水速度などの問題なく、不便は感じなく、その材質により、一番豪華さを感じるシーンでもあります。
フィットネスルーム
大都市を旅行すると意外と運動不足になります。さらに時差14時間は意外ときつく、寝られない解消のために運動は有効であります。同ホテルには地階にフィットネスジムがあり、ランニングマシンから筋トレマシンがあり、有酸素運動と筋トレができ、非日常でカロリーオーバーの世界でも体調管理ができます。
朝は同じことを考える人が多いのか結構にぎわっています。
最後に
同ホテルを一言で言うと「広いが古い」と言う感じであります。Andazというコンセプトも2.0が欲しくなる時代に突入しており、リフレッシュは必要と言えます。
すでに計画はあるかもしれませんので、世界の首都とも言えるニューヨークでのアップデートを期待するところであります。
広さはとても満足できるほかバスタブの他、浴室自体が広いため、とても満足できます。日本からパブでも持ち込めば最高の空間と言えます。