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ANAウラジオストク線就航にあたり、マイルと海外発券について考えてみた

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ウラジオストク

2020年3月16日から週2便(月曜日と金曜日)、成田とウラジオストク間に就航するとこことなったANA初のロシア路線のマイルと海外発券にについてまとめてみました。

VVOとは

VVO

VVOとはウラジオストク国際空港の空港コードであります。VKOがモスクワ・ヴヌーコヴォ国際空港、VNOがリトアニア・ヴィリニュス国際空港と似ているので、紛らわしいですが、今後、KULやSIN並みに利用するかもしれません。

特典ではソウルと同じマイル数

マイル数

成田=ウラジオストク間は約685マイルであり、成田=ソウルよりも近く、ANA運航便ではもっとも短い国際線となります。

ウラジオストクはロシアであり、ヨーロッパとなれば、エコノミー往復55,000マイル、ビジネス90,000マイルでありますが、誰も手を出さない路線となるでしょう。

月曜日と金曜日と週2便と最近のANAにしてはかなり慎重ななかで、少しでも座席を埋めるためか特典はソウルと同じレンジにはめているようにも感じます。。

往復エコノミーでローシーズンでは12,000マイルからであります。デルタの特典片道韓国が最安で7,500マイルを考えると割安と言えます。

当たり前と言えば、当たり前ですが、どれぐらいの特典の取りやすさがポイントとも言えます。

インドのチェンナイ線がまさかの半額マイルキャンペーンを実施するくらいであり、欧州の主要都市に新規就航するのとはわけが違い、意外と厳しいのかもしれません。

そういう意味では、特典利用を滑り止めとして、フォローしているのかもしれません。

謎のロシア特典3段階

今回、特典航空券の新たなルートへの割り振りの中で気になったのが、ロシア特典3段階であります。

ロシア極東、直行便が就航するウラジオストクやハバロフスク、ユジノサハリンスクなどはソウルと同じ、ゾーンでも納得であります。

一方で、ロシアの首都や観光見どころの多いサンクトペテルブルクやモスクワは遠く、欧州であり、欧州特典が適用されるのも理解できます。

しかし、今回同時に、ウラル山脈より東側という特典ができたのは興味深いところであります。カテゴリ的にはアジア2、Zone4となっています。

これは日本からシンガポール、クアラルンプール、バンコク、ジャカルタ、ムンバイ、デリーと、チェンナイと同等の区分であります。

ロシアのウラジオストクよりも西側で、ウラル山脈よりも東となると都市としてはシベリアの首都ともいわれるノヴォシビルスクやバイカル湖沿岸のイルクーツクが有名であります。

ANAかこうした都市に直行便を就航させるのはウラジオストクが週2便と考えると考えにくく、ウラジオストク線就航と共にロシアキャリアと大きな提携があるのかもしれません。

そうでなければこうした都市へのアクセスは難しいと言えます。

まさか、西ヨーロッパからこうした都市へ就航しているスターアライアンスフライトの特典を東南アジアと同等のマイルで提供するのであれば、ラウンジ・機内食三昧で喜ぶ人がいるかもしれませんが、現実的ではなく、興味津々であります

プレミアムポイントは1.5倍

ANAでは地域によってプレミアムポイントの積算倍率を分けています。日本国内では2倍、アジア全域とオセアニアでは、1.5倍と設定しています。

今回のウラジオストクは国としてはヨーロッパのロシアですが、1.5倍の搭乗倍率が適用されています。この搭乗倍率は距離に準拠しているのがより鮮明となっており、アジア路線が拡大すればマイル修行も選択肢が増えるという傾向は続きそうです。

機材はA320neo

ANAとしてはもっとも小さい国際線対応機のA320neoで就航は相当ミニマムスタートと言えます。

ここ数年、結構拡大してきたため、その反動のためか結構厳しくしているのかもしれません。

極東路線はワンワールドとスカイチームの独壇場であり、韓国からアシアナがアクセスできる中で参入するので、ミニマムスタートが最適なのかもしれません。

A320neoは国内線としても運用されており、以前関空便で利用したことがあります。国際線ではビジネスクラスとなるプレミアムクラスに搭乗した搭乗記はこちらです。 

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VVO発券のメリットは

vvo発券

ロシア国内線を活用

海外発券についてはVVO発券、すなわちウラジオストク発券を考えてみると、ロシア国内線の観点からするとモスクワやサンクトペテルブルクはビジネスクラスでは安いと言えます。

往復18万円以内でそうした都市と往復できます。キャリアはS7シベリア航空であり、JGC修行にも寄与できるため、重宝と言えます。

ただし、S7はナローボティ機しかなく、ノボシビルスクでの乗り換えが必要であります。

往復18万円であれば、ソウル発券の上海経由の中国系のキャリアの方が大型機で欧州まで連れて行ってくれるので、旨味はあると思います。

ワンワールド縛りであれば、夏に避暑狙いでシベリア修行も楽しいかもしれません。

ANAウラジオストク発券は安いが

10月24日から販売が開始され、夕方からは運賃が反映されたため、ウラジオストク発券をチェックしてみました。

ANAウラジオストク発券

エコノミー東京往復で1.99万円とかなりやすいです。ただし、予約クラスはKクラスで30%加算、往復で404マイル加算であり、割り戻すとt片道あたりの区間マイルは674マイルとなります。

プレミアムポイントは606PP、PP単価は32.97円となります。沖縄往復をつけると良いのですが、クアラルンプール発券の方が良いです。

東京発最短国際線ルートは穴場かも

ANA小型機

日本の航空会社で東京から海外に行くとなるとソウルが最短でしたが、それを更新するのがウラジオストク線であります。

ワンワールドの拠点であり、スターアライアンスやスカイチームではメリットは少ないようですが、海外発券はいつどのように動くかわからないため、東京から最短でアクセスできる同都市は注目であります。

時差ボケがなく、ヨーロッパらしい町並みが堪能でき、お手頃となると週末の逃避行には良いかもしれません。

ANAのフライトの場合、金曜日と月曜日運航なため、3連休が重なると結構いいかもしれません。飛行機が小さいため、特典枠がどの程度かわかりませんが、穴場かもしれません。

最後に

ウラジオストク発券が10月24日本日からのため、日付が変わるころからサーチしてみました夕方になり、前述のような運賃がでてきました。

バグ運賃が出てこないかと期待していますが、まだのようであり、遭遇したら発券してみたいところであります。 

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