ANA ビジネスクラスの最新版と言うとB777-300ERで提供されるThe Roomでありますが、それが全世界に就航しているB787で可能か考えてみました。
The Roomとは
The RoomとはANAが乗りに乗っていた時代に掲げた新ビジネスクラスであります。ボーイング777-300Eから設定されており、シートマップでは新212席がその対象となります。
一度搭乗しましたが、横に広かったか、縦に広かったかと言う印象は薄れていますが、窮屈と言う印象はなく、世界一広いビジネスクラスだったと言えます。
搭乗しないとなかなか理解できないシートでもあり、コロナ禍がThe Room登場後に来たこともあり、意外とレアなシートでもあります。
そんなわけで過去の搭乗記からひも解くと、広大なモニターとスペースが広がり縦はエコノミークラスの3席ぐらいはあり、横もエコノミークラスの3席ぐらいは確保できる贅沢な配列であります。
横も縦も広く、妥協点なヘリンボーン仕様でもないことを考えるとシートマップ的にはかなり面積を食う仕様であります。
それを実現したのはスカイトラックス世界一が欲しかったのではないかと思うくらいですが、コロナ禍でそれが意味を成すか不明になっていますが、Japan 品質を極めるとするとこのままの形をキープして各機材にも進んでもらいたいところです。
B787のビジネスクラス仕様は
現在のボーイング787のビジネスクラスのシート配列はビジネススタッガードシートと言われており、フルフラットなシートでありますが、縦長なシート構成となっています。
B787型機のダッシュ9では顕著であり、エコノミー重視のダッシュ10でも座席数はその長さの割には控えられたものの、ビジネスクラスはかなりエリアを占めています。
JALの国際線ビジネスクラス戦略に引っ張られていると思いますが、THE Room 787計画はありそうです。そうでないと、個人的には乗らない気もします。
787のザ・ルームと言うもの見てみたいですし、空旅3.0の幕開けかもしれません。
1-1-1配列で臨むのか
以上のように、787の断面積は77Wとは違う空間であり、B787では展開しようとすると、世界初の1-1-1配列もあり得るかもしれません。その代わりに、縦長のベッド仕様から、90度展開して横長なベッドとなるかもしれません。
離着陸時はかなり違和感がありますが、CXのヘリンボーンのビジネスがそうであったようにそれを許容する時期が来るかもしれません。
CXとANAのサービスレベルを考えると、上質な味付けを最終的にして、新たなシート配列と言うものが誕生することを期待したいところでもあります。
ビジネスクラス需要はシュリンクする
しかし、今後はビジネスクラスのニーズは減ると言えます。コロナ禍で味を占めてしまった会議は、実際に洋の東西を飛んでほどのリカバーはないと言えます。
代表者の自己満足で行脚する人はいるかもしれませんが、投資家側は絶対にリモートの方が効率が良く、ビジネスクラス需要はシュリンクするようです。通訳する人とかも自宅で通訳するのが一番稼げて効率的と確信している人が多いかもしれません。
長期的にはビジネスクラスはオワコンですが、逆に。それまでに個人使用に門戸をさらに開けることで個人旅行のニーズでいきのこれそうです。
最後に
THE Roomとか搭乗した人は時間が経っていますが、認知や体感は意外と少ないようです。リリースしてからコロナ禍となってしまったことが主因ですが、超えられない壁もあったと言えます、むずかしいですね 。
それでもビジネスクラスには乗るのが弾丸マイラーであります。マイル修行が続く限り、こうした活動は続けていきます。