なかなか搭乗する機会がない、日本海路線のプレミアムクラスに搭乗してみましたので、お伝えします。
新千歳空港にて
新千歳空港は外に出るとやはり寒いです。と言っても、中が暖かいので涼むには丁度いいかもしれません。
国際線を拡張したこともあり、バランスの取れた景観がなくなってしまっていますが、仕方ないのかもしれません。
プレミアムチェッインも慣れてしまいましたが、羽田のように普通の保安検査場が空いていると言うことはないのは良いいところでもあります。
スイートラウンジに行き、窓側に着席するとピーチなのかバニラなのかわからない塗装の機材がいました。桃色に再塗装するよりはこのまま使い倒して売却と言ったところなのかもしれませんが。
搭乗
新千歳からと言えば羽田か伊丹かセントレアですが、今回は小松行きとなります。日本海側では新潟が最大都市でありますが、All Nipponとしては小松なのかもしれません。
機材はA321neoであります。この機材のデビューから7年くらいたちますが、そろそろ次の国内線のシートとか出てきても良いのでしょうが、コロナ禍で激変してしまったと言うところでしばらくは続きそうです。
シートは広いですが、78Gや78Mの方がやはり良く感じてしまうのは機体が大きいからでしょうか。ジェットブルーのようにナローボディでもフルフラットなビジネスクラスのシートとかみたく、次は大胆に攻めてほしいところでもあります。
今回は1K席であります。窓側確保が一番であります。それ以外はあまりメリットがない席であります。どっちにしても8席しかないので、窓側以外と言う以外は差はほとんどありませんが。
ロコンジェットがいたりします。787と767が並んでいると大空港感が大きいですが、、777がいないとなかなかそういった雰囲気にもなれません。
新千歳空港の管制塔の後ろには雄大な北海道の景色が広がり、残雪被りの山が何ともいい景色であります。何気にこうした景色が見えるのも北海道だからかもしれません。
北海道を上空から観光
苫小牧から洋上に出で、あとは海の上のフライトかと思うと、この後は北海道の景色をしばらく堪能できます。
まずは室蘭市内を一望できる位置でのフライトとなります。地球岬から白鳥大橋まですべて見渡せる景色であります。港内と外洋では波の高さが違うのも特徴的でした。
続いて、北海道駒ヶ岳と噴火湾沿岸の景色となります。地上から見ると複雑な稜線の駒ヶ岳でありますが、上空から見ても複雑な形をしています。
一方で、噴火湾の海岸線はとても緩やかであります。スーパー北斗は130km/hで海沿いをひたすら駆け抜けていたのですが、それも昔となってしまいました。
新幹線に開業となると、ひたすらトンネルなのでアクセス時間は早いでしょうが、移動時に旅情と言うものがなかなか感じられなくなるのかなと思うと淋しくも感じます。
プレミアムクラス軽食
幹線ではなく、しかも軽食時間帯なので、ドリンク主体の食事タイムとなります。メニューが渡されますが、頼むものは決まっています。
スパークリングワインからスタートしてみます。いつも微妙な軽食と合わせてみます。フルーツの入れ物とか色を変えてもう少し豪華にした方が良いと思うのですが、これだと病院みたいです。
2021はフィナンシェでしたが、2022は生チョコクッキーのようです。ANA × MAISON CACAO 生チョコクッキーに変わったようです。
日本海を一直線に
切妻のモニターに表示されるルートマップでは北海道と石川県以外は洋上のルートであります。
スマホの機内WiFiで確認しても同様であります。そのため、日本海上空を撮影しようにも海一色のため、フォーカスが合わず撮影できませんてした。
能登半島からようやく地上に入り撮影することができました。能登半島の沿岸も結構、独特な地形であります。
片山津ゴルフ場でしょうか。きれいに整った大地を見ながらの着陸であります。
このまま着陸して、自衛隊設備を過ぎて、ターミナルに到着です。新幹線が金沢まで開通するまでは頻繁に羽田と飛んでいたので結構、大きなターミナルであります。
小松空港からサンダーバードへ弾丸乗り継ぎ
小松空港には16:25と定刻より5分延着となり、急いでタクシー乗り場に急行。と言うのは、小松駅発16:49発のサンダーバード36号は湖西線内はノンストップでなく、近江今津と堅田駅に停車すると言うなかなか珍しい列車であります。
今回は堅田駅が目的地であり、この列車を逃すと京都まで行って戻るか、米原経由で守山駅を目指すため、何としても乗りたいところであります。
とは言え、空港到着から24分で乗り継ぎは厳しいかとも思うとクレジットカードで切符購入も含めて間に合いました。タクシードライバーに感謝です。
小松から堅田までは2時間足らずであり、伊丹から堅田に迎うよりも時間的に、乗り継ぎ的にもメリットがあり、さらにコストではメリットがあったようです。
もっとも航空券はトクたびマイルなのでお金はかかっていませんでしたが。
堅田駅には19時前に到着し、ショッピングセンター行きの無料のバスに乗り継ぐことができました。
最後に
今回は幹線ではない路線ではありますが、プレミアムクラス設定があり、そこそこの距離がある札幌・新千歳=小松に搭乗してみました。
離陸から食事前までの北海道の景色が印象的であり、その後は日本海をひたすら飛ぶ、国際線のような感覚でもありました。
フライト時間は100分と羽田便よりは長いものの、それほどストレスになる時間でもありませんでした。
到着後は、琵琶湖沿岸まで北陸本線を乗り継ぎましたが、乗り継ぎ時間がベスト過ぎて大阪便よりも便利とさえ感じてしまいました。
なかなか、うまく接続する事例は少ないかもしれませんが。