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仕組みは簡単! ANA プレミアムポイントの貯め方。一目でわかる早見表付き

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ANA B787-8

ANAの永年上級会員になりたいと思う人は日本国民全体では数パーセントに及ぶかもしれないくらい意外と多いと言えます。その上級クラス会員への最短ルートをまとめてみました。今回は、ANA国際線での最もコスパの良いルートを徹底的に調べて、早見表を作ってみました。

ANA上級会員になるための資格を分解

プレミアムポイント計算式

ANA上級会員になるための方法はネットで探すと、数多あります。正直、ANAにあまり乗っていなくても、記事を書いて、検索上位に表示されたりする記事は多いところであります。個人的には、「これは安いと言ってるけど、高いね」、「あぁ、またSEO狙いだ」とか思う記事も多いと言えます。Googleで検索すればする程、隘路に入ることもありますが、ANA上級会員になる公式はシンプルです。

プレミアムポイントの方程式

(区間マイル×積算率×搭乗倍率)+搭乗ポイント

に基づいて積算されているのは、ここ十数年変化しておらず、これを抑えれば、最短でSFC会員への近道となります。

上級会員になるためにANAのどこのフライトを利用すればいいか

ANAの上級会員になるために貯めることが必要とされる搭乗ポイントは、上述のように

簡単な計算式で説明できますが、搭乗倍率というトリッキーな存在があります。これは国内だけ利用する顧客やアジアの利用が多い顧客向けに、モチベーションを維持するための施策であります。

倍率を考えると国内線は2倍であり、有効なようですが、フライト距離が伸びません。

一方でANAが就航している最長路線のメキシコシティは7千マイル超であり、一見よさそうですが、遠く時間もかかります。

一番良いのは、搭乗倍率による効果があり、フライト距離もある路線であります。距離によるベストはシドニーかパース、次いで、インド路線、東南アジア3路線(シンガポール、ジャカルタ、クアラルンプール)となります。

プレミアムポイントはオーストラリアか東南アジアですね。

ANA国際線を活用する

では、オーストラリアか東南アジアのどこが良いか考えてみます。以前、当ブログを始めて間もないころ、自分の備忘録代わりに、ANAの就航先発券の最安運賃を調べてみたことがあります。

結論としては、クアラルンプール発券が最もコスパがある路線と言えます。

ANAが就航する路線別の発券価格は後述でリンク集としてまとめていますので、参考にしていただければ幸いです。過去の記事のため、古い部分もありますが、考え方は大筋変わっていませんので、検索する際に方向性として参考にしていただければと思います。

クアラルンプールとは

マレーシア

クアラルンプール発券はANAが就航する世界中の路線の中でもっともコスパが優れ、アクセスしやすい路線でもあり、これを活用するがANA SFCへの最短路線となります。

初めての方にですが、クアラルンプールとは東南アジアの国であるマレーシアの首都であります。日本から南に3,300マイル程(約5,600km)のところにあります。国名を漢字で表すと馬来西亜であります。フラワーショップで見かける切り花の輸出も盛んでコロンビアなどと並び日本にとっては大きな輸出国でもあります。(飛行機大活躍ですね)

首都のクアラルンプールの都市圏人口は720万人もいます。クアラルンプール都市圏は鉄道が普及しており、地下鉄、モノレール、近郊鉄道を駆使して観光もできます。また、クアラルンプール国際空港と中心部は最高時速160km/hのノンストップの直通特急「KLIA エクスプレス」で接続されているため、移動がとても簡単です。

「空港と市街地の移動が簡単なのはマイル修行にお勧めの大きな理由のひとつですね。」

クアラルンプール早見表

クアラルンプール

ANAの日本発とクアラルンプール発のクラス別のプレミアムポイントとPP単価を早見表にしてみました。今回の試算は4月搭乗の3月発券であり、燃油サーチャージの値下げのある4月に発券するともう少し安くなるとも言えます。

日本発ANAクアラルンプール単価早見表

日本発券の目的地、クアラルンプールのチケットの状況です。積算率ごとに最も安く購入できるクラスをピックアップしています。

搭乗クラス 予約クラス 積算率 搭乗P加算 BizUG PP※ ベストクラス
C Super Value P 70% - 3,90  
PY Value Plus E 100% 5,407
Super Value N 70% × 3,904  
Y Flex Plus U 70% × 3,504  
Value S 50% × × 2,503  

 ※片道あたりのプレミアムポイント

ご覧のとおり、PP単価10円以下はありません。ANAしか乗りません、みたいな伝統的なマイラーの人であれば、ビジネスクラスの期間限定運賃のSuper Valueを利用するかもしれませんが、PP単価を見るとマイル修行に適していないと言えます。

また、購入期限が最低でも5日前(厳密には出発時刻の120時間前)や予約変更ができないまたは、手数料が一フライトあたり、6,000円かかるなど急な予定変更にも適しません。

日本発はエコノミー含めて、割高です。

こうした現状をとらえているマイラーは、クアラルンプールまでは、LCCまたは、スターアライアンス加盟の割安な航空会社(エアチャイナまたはアシアナ航空)のビジネスクラスを利用したほうがお得で快適と言えます。

クアラルンプール発券の単価早見表

各クラス別のPPポイントの早見表を作成してみました。日本発と同じく、積算率ごとに最も安く購入できるクラスをピックアップしています。

搭乗クラス 予約クラス 積算率 搭乗P加算 BizUG PP※ ベストクラス
C Flex Plus Z 125% - 6,658  
PY Basic Plus E 100% 5,407
Basic N 70% × 3,904  
Y Flex Plus M 100% 5,407
Flex Plus H 70% × 3,504  
Basic S 50% × × 2,503  
Super Value K 30% × × 1,502  

 ※片道あたりのプレミアムポイント

クアラルンプール発券の特徴としては、購入期限が出発直前までのものが多い、予約変更手数料がかからない、そして、何よりも安いと言うことであります。

海外発券は難しそうだけど、チケット自体はとてもフレキシブル。

ビジネス

ビジネスの最安クラスはZであり、日本発のフレックスエコノミーに近い運賃と言えます。このクラスのPP単価はプレエコやエコノミーにかなわないものの、一度に貯まるプレミアムポイントの威力が強いほか、なにより、マイルを消費してアップグレードをする必要がないほか、アップグレードされるまでモヤモヤしなくてよいのが特徴です。一回の費用も大きいですが。。。

元手が必要だけど、プレミアムポイント大量獲得のクアラルンプール発券ビジネス

プレミアムエコノミー

プレミアムエコノミーのEクラスは魅力であり、同路線ではもっとも効率の高いクラスとなっています。

注意点としては、海外発券では珍しく購入期限が早いほか、座席数が限られるため、早めの予約確保が必要となります。海外発券の注意点として、日本からのクアラルンプールまでアクセスも考えないといけないため、日本からのチケットと別切りのクアラルンプール発券の組み合わせの点ではちょっと難しいクラスとも言えます。

さらに、以前はEクラスが割引運賃として無制限ともいうべきに販売されていましたが、70%積算率のNクラスに割引率が高い運賃をシフトしました。その結果、Eクラスの存在が珍しくなり、予約が取りにくくなりました。

これにより、Eクラスでの予約購入は以前ほど簡単ではなくなりましたが、Eクラスは、依然として魅力的であります。まだ、プレミアムエコノミーが修行の花形と言っても良いと言えます。

まだまだ、マイル修行の花形"プレミアムエコノミー"

エコノミー

クアラルンプール発券の場合、エコノミーは大きく分けて、30,50,70,100%加算があります。

運賃で言うと往復4.5万円~10.7万円の幅であります。驚きの点としては搭乗直前までは予約購入できるほか、30%以外の運賃は購入後に予約変更できます。さらに、70%以上のクラスでは予約したクラスと同じクラスで空きがあれば、手数料なしに予約変更ができます。急遽予定が変更になった場合も頭をかかえずに予定をスライドできます。

そして、エコノミーの最大の売りは70%以上の加算の場合、ビジネスクラスへのアップグレードがマイルで出来ると言う点であります。日本発の場合、そうしたエコノミーは往復13万円以上しますが、クアラルンプール発券の場合往復、往復8.5万円(予約クラスH)からであります

また、ANAのホームページではクアラルンプール発アメリカ往復でしか出てこないMクラス(100%加算、アップグレード可能)の運賃も代理店サイト(エクスペディアやユナイテッド航空ホームページ)では、クアラルンプール=東京の単純往復でも購入可能であり、プレミアムエコノミーEがない場合でも、よいPP単価を且つ、ビジネスへのアップグレードに強い、裏メニューとも言えるチケットもあります。

クアラルンプール発券はエコノミーも魅力的。予約変更やアップグレードにも強く、しかも積算率が高くコスパ高い。

最後に

クアラルンプール発券を早見表にしてみて、改めて「安い」という印象を感じるほか、購入期限が搭乗直前で可能なほか、変更手数料フリーの運賃もあり、日本発券を購入するのがもったいなくなってしまいます。

クラスとしてはプレミアムエコノミーのEクラスがもっとも効率的であり、座席も豪華でありますが、Nクラスの導入によってEクラスの予約が取りづらくはなっていますが、まだまだいけると思います。

個人的には直前に予約購入する場合、プレミアムエコノミーのEがない場合は、エコノミーのMクラス(100%積算はデカイ)として、即座にビジネスクラスへのアップグレードをかけたりしています。

ANAの発券地別運賃記事リンク集

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