リニューアルしたANAのビジネスクラスのサービスを体感してみましたので、お伝えします。
国際線機内サービス拡充
ANAでは2019年に国内線機内サービスを拡充します。内容は下記のとおりです。
2019年3月1日~
3月から拡充された内容は下記のとおりです。
ビジネスクラス機内食 事前予約サービスの拡充
これまでANAマイレージクラブ会員限定であったビジネスクラス機内食の事前予約サービスが一般の方でも利用できるようになりました。ANAマイラーにとっては、あまり変わりませんが、他社のマイレージクラブでマイルを積算されている方には朗報かもしれません。ANAにとっても、廃棄ロスが減少するなどのメリットが考えられます。
あまり、機内食にこだわりがないのですが、以前一度だけ、事前予約サービスを利用してみました。記事はこちらです。
ANAビジネスクラス搭乗記 NH880便 シドニー発 会員限定の機内食事前予約サービスを利用してみた - 弾丸トラベルは怖くない!
和食の食器のリニューアル
ザ・コノシュアーズメンバーの意見を取り入れ、伝統的な和食器に加え、モダンタイプの食器を新たに導入し、視覚的にも食事を楽しんでいただけるようになります。
とのことで、ファーストクラス、ビジネスクラスの全路線の和食の食器をリニューアルされているようです。視覚的な楽しみも増えそうです。
ファーストクラスのコンフォーター(掛け布団)、枕、ブランケット、カーディガンを一新
ANAホームページより
新たに、西川製のコンフォーターを採用したほか、ハンガリー産ホワイトダックダウンを使用した枕の採用により、これまで以上の心地よさとなっているようです。
対象路線
ファーストクラス全路線(ロンドン、フランクフルト、ニューヨーク、ワシントンDC、ヒューストン、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ)
ビジネスクラスのコンフォーター(掛け布団)、枕、カーディガン、パジャマを一新
丸八プロダクトの羽毛を使用したコンフォーターを採用したほか、枕、カーディガン、パジャマを一新しています。
対象路線
コンフォーター、枕:欧米路線(ホノルル線を除く)、オセアニア路線カーディガン:欧米路線、オセアニア路線、一部アジア路線**タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、インド、ミャンマー、ベトナム、 カンボジア路線
パジャマ:欧米路線(ホノルル線を除く)、オセアニア路線、一部アジア路線**タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、インド路線
アメニティキット
ANAホームページより
英国のラグジュアリーブランド「グローブ・トロッター」とコラボレーションしたアメニティポーチを、航空会社として世界初の提供とのことです。
ポーチだけでなく、中身も日本製の雪肌精の化粧水や「ザ・ギンザ エッセンスエンパワリング セット」に一新しています。
ポーチについては、当初はアイボリーからスタートし、3-4か月ごとにカラーを変えていくということです。KLMデルフトブルーハウスやシンガポール航空のベアのように集める楽しみが増えそうです。
「グローブ・トロッター」のアメニティポーチはファーストクラスでは全路線、ビジネスクラスでは、欧米(ハワイ除く)、オセアニア路線となっています。ビジネスクラスの場合は、路線によっては違うタイプもあるようです。
2019年4月から予約開始
有料機内食メニューの新設
ANAホームページより
プレミアムエコノミーとエコノミーにて、有料(2,500円)で機内食をアップグレードできるサービスを始めます。洋食と和食を提供するようです。
対象路線は日本発のホノルル路線以外の全路線とのことです。ただし、深夜便など離陸後すぐに機内食が提供されないフライトは対象外だそうです。日本発だけというのは海外では味付けなどのコントロールが厳しいほか、供給に対して需要が少ないのが考えられます。
予約は出発時間の24時間前までということで、オンラインチェックイン前までに予約が必要となります。同サービスを申し込むとビジネスクラスへのアップグレードなど空席待ちの場合は適用されなくなってしまうのか、ビジネスクラスアップグレード成功の場合、自動的にキャンセルされるのか個人的に気になるところであります。
拡充したサービスを体験・ビジネスクラス搭乗記
今回は羽田発クアラルンプールの深夜便で新サービスを体験してみました。
スイートラウンジ
変化はありませんが、スイートラウンジにて寛ぎます。ラウンジ利用券の拡散も一巡し、ラウンジの混雑も解消されているかと思うと相変わらず混雑。窓側ブースのオープン席は病院の待合室のように混雑していました。
パソコンを開けてワークする必要があったため、パソコンブースで作業をしていると、窓側ブース満席の案内とダイニングhの待ち人数が聞こえてきます。待ち人数は最大13人でしたが、2時間ぐらいたっても10人以上の待ちが続いていました。
混雑した席よりもパソコンブースでドリンク片手に作業した方が落ち着きます。
搭乗
予定通りに搭乗となり、本日前方のため、ビジネス側から乗り込みます。
最早レガシーとかレジェンドとも言うべき、シートでありますが、快適さは変わりません。
ヘッドフォンはパナソニックのオンイヤータイプ。
ノイズキャンセルではないようでした。シートのジャックは2穴ですが、ヘッドフォン自体のプラグは1つです。個人で持ち込む場合もプラグは必要なさそうです。
深夜便の恒例、到着前の朝食オーダーをされます。当然、食器が一新された和食にしました。
ここで、パジャマ貸出を依頼。2月にリリースした効果からかパジャマを頼む人が多いらしいですが、きちんと借りられました。
パジャマ効果
一新しただけあり、新しく、蛍光イエローのANAタグも斬新であります。
ドアが閉まる前に着替えて、TORAYのペットボトル水をもらい寛いでいると、「ガーン」。
花粉症の薬とラウンジでいただいたワインの効果から離陸も気づかず、3時間ほど寝落ちてしまいました。台湾付近まで到達しており、きっとパジャマの効果もあったかもしれません。目が覚めても眠いため、リクライニングを倒し、本格的に枕とコンフォーターを使用し、再び睡眠。小一時間ほどして、機内が明るくなり、食事の時間に。
真新しい食器の機内食
新しい食器のビジネスクラス和食
以前のビジネスクラス和食
以前の和食と比較してみると主菜の食器が鮮やかになったほか、食器の形状が変化しています。小鉢の食器は変わっていないようです。食器が新しくなって、何となく美味しくなったようです。日本発の和食は美味しいことで評判なのでそれが一番だと思いますが。
食後は朝からワインを嗜み、下町ロケット2を見ていると丁度、着陸態勢に。下町ロケット2は1話からストックされているため、長距離便ではずっと見続けることもできそうです。
着陸前にはクアラルンプール線恒例の消毒薬の噴霧もあります。
着陸・成田便が隣に
クアラルンプール線は長らくC2か4のゲートを利用し、NH885便は到着して、折り返しNH816便としてすぐに成田に出発していました。一方で成田発のNH815便はクアラルンプール到着後に、C2の先に沖止めされ、NH816便が出発した後に、C2に接岸され、NH886便として羽田に向かう運用でした。
しかし、成田便はボーイング787-8型機、羽田便はボーイング787-9型機となった最近は、C20番台のゲートで成田便は一晩ゲートで駐機に変化したようです。その結果、NH885便の並ぶこととなりました。成田便が787-9型機に変更された場合どのような運用になるのか楽しみであります。
最後に
最後はサテライトターミナルからシャトルでメインターミナルに。建物の中をシャトルが走る斬新なターミナルも完成からすでに20年が経過しているのは、時が経つのは早いと感じさせられます。
今回は深夜便でパジャマを利用してみましたが、予想以上に快適であり、快適さから離陸前に寝落ちてしまいました。折角のビジネスクラスのミッドナイトを堪能できないのは残念でしたが、ぐっすり眠れたのは最高でした。今後も深夜便や10時間以上のフライトはパジャマでビジネスクラスにおじゃまにしたいと思います。