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ニューヨーク=北京 世界最長A350-900ULRでアップグレード出来たら大化け シンガポール航空プレミアムエコノミー 

ニューヨーク

シンガポール航空のニューヨーク発券の北京行き片道のプレミアムエコノミー運賃が割安であり、しかも世界最長ルートであるA350-900ULRに搭乗し、アップグレードできると大きく化けるチケットであるため、まとめてみました。

シンガポール航空のニューヨークの2つの就航先

ニューヨーク空港

シンガポール航空はニューヨークの2つの空港に乗り入れています。一つはジョン・エフ・ケネディ空港(JFK)であります。シンガポールから直接ではなく、フランクフルトを経由してシンガポールまで結ばれている以遠権ルートであります。

そして、もう一つはニューアーク空港であります。ニューアーク空港はニュージャージー州にあり、マンハッタンからハドソン川を越えた先にあります。シンガポール航空はニューアークからシンガポールまで直行便を就航しています。距離は9,535マイル、飛行時間は17時間超となります。もちろん世界最長の直行便ルートであります。

最長フライトを実現しているエアバスA350-900ULRの座席仕様

A350

シンガポール航空では世界最長ルートを特別仕様機で運航しています。機材はエアバスA350-900を長距離運航仕様にしたULR(Ultra Long Range)であります。現在、ニューアーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの3区間で運用されています。

さらに興味深いのがビジネスクラス67席、プレミアムエコノミー94席のみで運用されています。ビジネスクラスの座席数はA380-800の80数席に次ぐ、座席数の大きさとなっています。しかしながら、ビジネスクラスの人気は高く、ビジネスクラスの方が早く埋まるようです。これだけシートがあれば直前の空席なんか突如現れそうですね。

SQ A350-900ULR シートマップ

シートグルより

ちなみに、プレミアムエコノミーのシートは前方に座席がないシートは1区画8席のみでありますが、最後方の左右窓側の3列は一列というミラクルなシートとなっています。シートピッチは38インチながら隣席に気を遣わず、外の景色も見られる(ほとんど夜のようですが)シートです。実際、最前列よりもこの後方のシートが早く埋まっているようです。

実際にこの一列シートを利用された搭乗記はくうの親父さんの記事は下記のとおりです。

プレミアムエコノミー ニューアーク→北京

ルートマップ

今回はゴールデンウィークの後半にニューアークから北京に向かうルートで掲載してみました。

旅程

5月3日10:25にSQ21便はニューアークを出発します。そして、翌日の5月4日の夕方にチャンギ空港に到着します。チャンギ空港での乗り継ぎ時間は8時間であり、マリーナベイやガーテンズby the bayのショーを楽しみ、チャンギ空港の有料シャワーで汗を流しても良いかもしれません。

ガーテンズby the bayのショー

北京便は深夜便となり、5月5日の1:10に出発し、北京首都空港には朝7:15に到着します。これであれば、同日に日本までたどり着けそうです。

運賃・予約クラス

シンガポール航空プレミアムエコノミー運賃

運賃は

日本円で約144,486円

であります。

予約クラスは2区間ともPクラス(ANAマイルでは100%加算)となります。

プレミアムポイントは2区間合計で13,115PPとなります。

PP単価は11.02円

となります。ニューヨークから日本が近い北京まで片道とは優秀なPP単価と言えます。

ANAマイルでアップグレード

ANAアップグレード特典

ANAのスターアライアンスアップグレード特典を利用すれば、プレミアムエコノミーからビジネスクラスへのアップグレードも可能です。

通常、シンガポール航空のプレミアムエコノミー割引運賃はRクラス(アップグレード不可)で販売されていることがほとんどであり、今回のようなPクラスは珍しいと言えます。

そして、このクラスはS/Tクラスと並び、アップグレード対象クラスです。

どれくらいの成功率か不明ですが、アップグレードできる約14万円で、世界最長フライトをビジネスクラスで利用できる大化けのチケットとなります。

なお、必要マイル数は距離が9,000マイル超では38,000マイル必要となります。ビジネスを期待してしまって、UGされなかった時のがっかり加減は半端ないですが、ビジネスクラスの座席数も多く、期待できるかもしれません。

最後に

シンガポール航空の世界最長区間のビジネスクラスを格安に利用する方法は、西インドのアフダマーバード発券のニューアーク行きが世界中のマイラーの間では有名ですが、相当先まで最安ビジネス運賃は埋まっており、プラチナを超えたチタンチケットとなっています。プレミアムポイントを積算する意味ではとても良いのですが、予定が立てにくく、インドに行くのも一苦労します。

今回のクラスはプレミアムエコノミーであり、ニューヨークから北京までと、日本への帰国フライトとして活用も可能であり、ビジネスクラスアップグレードにかけてみるのも面白いかもしれません。 

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