ANAはPeach運航の路線でコードシェア便をすると既に発表をしていましたが、具体的な路線と開始時期について発表がありましたので、まとめてみました。
コードシェア開始時期
コードシェア開始の時期は8月下旬からであり、販売は8月上旬からとなっています。ANA便名での販売となるため、Peachのような格安な運賃での提供はなさそうであり、あくまでANAマイル積算やプレミアムポイント積算が主になりそうです。
特典航空券面では今回はPeach運航にANA便名が付いており、ANAマイルでANA便としても利用できますし、ANAマイルをPeachポイントに交換し、Peach便を購入しても利用できる選択肢もあり、ANAトクたびマイルとPeach購入と比較することもできそうです。
【ANAマイルからPeachポイントに交換】ANA特典航空券とスカイコイン交換と比較してみた - 弾丸トラベルは怖くない!
コードシェア路線
一番気になるコードシェア路線は下記のとおりです。
成田⇔札幌
成田⇔福岡
成田⇔沖縄
名古屋⇔札幌
名古屋⇔沖縄
機材についてはPeachが揃えているA320型機となります。
かつてのバニラの拠点であった成田やエアアジア・ジャパンの拠点であったセントレアの路線がANA便とのコードシェアになります。
同区間はANAまたはANA WINGS運航もあり、加えて北の路線ではADO便もあり、青い運航は休止し、移管となるかもしれません。
また、個人的に気になるところとしてはPeachの場合、バルクヘッドや非常口席を有料指定することが出来ます。
一方でANAの場合はそうした席はダイヤモンド会員等のプレミアム会員に優先的に割り振っており、Peach本来の利用者が有料でもそうした席を楽しみにしていた人がいなくなってしまうのではないかと思います。
国内線において、他のコードシェアしているキャリアは前述のとおり、ANAダイヤモンド優先ですが、海外に目を向けてみるとANAとコードシェア便をしているユナイテッド航空では、ユナイテッド側で座席指定を購入できてしまったりするので、どうなるのか見ものです。
サービス面では気になるラウンジの利用については、利用できる空港は利用はできそうです。
更なるコードシェア路線の可能性は?
今回は成田と名古屋が中心であり、Peach最大のハブである関西空港が入っていませんでした。Peachの根強い利用者が多く、いきなり人流を変えるとも言えるANAとのコードシェアは様子を見ているのかもしれません。
また、JALにはあってANAにはないと言えば、奄美路線であり、ここがコードシェアしてくれると今後、世界自然遺産にもなることから、奄美タッチと言うものもできるかもしれません。
また、ANA便では運休が最近多い、札幌=沖縄路線もコードシェアとなれば、前述の良い座席をピーチで別途購入するなどして、一気にプレミアムポイントを稼ぐ方法に注目が行くかもしれません。
最後に
Peachとのコードシェアによって、ANA国内線はブランドは別で一緒になるADO、ソラシドエア、IBEXエアラインズ、オリエンタルブリッジ、そして、スターフライヤーとますます、国内線を変幻自在に組み合わせられるようになりそうです。
コロナ禍のような大きなショックに遭遇しても、国内線は強くなりそうです。
一方で、国際線の第三ブランドはどうなっているのか気になるところであり、なかなか、まだ先が見通せない国際線と言ったところなのかもしれません。