ANAマイル修行といえば、国内線派は沖縄、国際線はクアラルンプール、シンガポール、海外発券派はクアラルンプールと沖縄ですが、今後のマイル修行のルートを考えてみました。
ANAマイル修行のコアは沖縄
ANAでもJALでもマイル修行をする場合は、沖縄は外せない路線であり、陸マイラーのブログでは一週間のうち必ず、目にする場所です。そして、その行動パターンもなぜかほぼ同じで、空港食堂、A&Wでルートビア、瀬長島などであり、最近はポークたまごおにぎりがホットであります。もちろん、限られた時間で最大限良い思いをするとなるとベストスポットであり、いいところであります。結局はグーグルの食事の好みなのか見しれませんが。
沖縄がマイル修行として外せないのは日本国内で距離が長く、上級会員資格へのポイントが倍増するからであり、もし、北海道が3倍、西日本が2倍であったら、稚内や札幌が修行地になるかもしれないですし、マイレージというシステムが生まれてから、世の中も変わったと言えます。
新規就航地を修行場所にしてきたANA
国際線と言えばJALを覆すほど、国際線就航地を増やしてきたANAですが、JALが乗り入れている場所に就航する場合は、必ずと言っていいほど、マイル修行向けの運賃が設定されます。シドニー路線も就航時はマイル修行で有名でしたが、最近は普通に人気が出ており、そうした運賃を外し、ペイロードを安定させています。
クアラルンプールはワンワールドの牙城で且つ、かつて撤退したトラウマもあるのか、就航してからかなり立ちますが、いまだに日本発の格安ビジネスやクアラルンプール発券の運賃が安いのはかなり鎬を削っていると言えます。そのため、航空会社にとっては、スカイコイン投入でも単価の高い運賃を利用するマイル修行層に利用してもらい、ペイロードの下支えをしているのかもしれません。
ウィーン就航の衝撃
就航地としてはありかなと言う場所でしたが、マイル修行としては面白い路線と言えます。ANAでは最も遅く、羽田を出発(ほぼ26時)に出発し、復路の羽田到着は早朝です。当初設定され、大人気となった羽田=フランクフルト路線を彷彿とさせる路線であり、新たな稼ぎ柱を作ろうとしているようにも思えます。そして、当初はビジネスとエコノミーとリリースされていたクラスもプレミアムエコノミーも設定されており、インバウンド需要を定着させようとしているのか、欧州発のプレミアムエコノミーは10年くらい前のANAの海外発券運賃体系に近いぐらい安いと言えます。こうした意味においては衝撃と言えます。JALは就航していませんが、左うちわの路線とも言えないため、かなり頑張る路線と言えます。それゆえ、運賃もマイル修行観点からすると期待できます。
ANAプレミアムエコノミー ウィーン=沖縄那覇往復
旅程
今回は週末を中心に旅程を考えてみました。
就航間もない、3月10日にウィーンを出発し、羽田に早朝到着し、そのまま沖縄に。復路は3月22日に沖縄最終便で出発します。通常の海外乗り継ぎであればヒヤヒヤする時間帯ですが、ウィーン行きは深夜2時前ということもあり、精神的にも楽です。また、金曜日の午後に、東京から沖縄に行くことが可能であり、午後休で計画できるのも良いと言えます。
3月10日の沖縄発と3月22日の東京発沖縄行きのチケットはクアラルンプールかソウル発券を混ぜるのも面白いかもしれません。台風リスクが少なく、関東の大雪も過ぎる時期のため、有効かもしれません。
運賃・予約クラス
運賃は131,050円であり、予約クラスは国際線区間Eクラス(100%加算搭乗ポイントも付与)、国内線区間はYクラス(100パーセント加算、搭乗ポイントなし)となります。
積算マイル・プレミアムポイント
積算マイルとプレミアムポイントは下記の通りです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
3月10日 | VIE | HND | 984 | 984 | 1,968 |
3月11日 | HND | OKA | 5,699 | 5,699 | 6,099 |
3月22日 | OKA | HND | 5,699 | 5,699 | 6,099 |
3月23日 | HND | VIE | 984 | 984 | 1,968 |
合計 | 13,366 | 13,366 | 16,134 |
積算マイルは13,366マイルであり、プレミアムポイントは16,134PPとなります。PP単価は8.12円です。石垣を目的地にすれば最大値を引き出すことができますが、実際の修行を考えると、既にダイヤモンド会員であったりするとフライトが多く、スイートラウンジを利用できる沖縄那覇の方が取り回しは良いと言えます。
また、日本からウィーンまでのルートの仕込みは年末年始に特典または、ソウル。香港発券のプレミアムエコノミーがいいかもしれません。
最後に
ヨーロッパと言うと時間的に障壁が高いと言えますが、ミリオンマイラーを加速的に積算するには良い場所であり、しかも深夜発早朝到着ということもあり、週末を最大限活用できるのもメリットです。もちろん、上級会員であれば、プレミアムエコノミーに正直に着席するのではなく、アップグレードポイントを使用して、ビジネスクラスにアップグレードして往復ぐっすり眠るのがベストと言えます。